写真展×フォトブックフェア「V photo fair」を5月29日(木)〜6月8日(日)に原宿で開催──写真やアートの進路を目指す若者へ向けて【東京ビジュアルアーツ・アカデミー】
教育機関主催のイベントとして、写真を通じた[学び]が得られる場を目指す
学校法人 21世紀アカデメイア(学長:田坂広志、本部:東京都千代田区)が設置するエンターテインメントのイノベーション・カレッジ「東京ビジュアルアーツ・アカデミー」(校長:稲實洋祐、所在地:東京都千代田区) は、「V Photo Fair」と題し、作品展とブックフェアを開催いたします。
会場は、東京・原宿キャットストリートにあるCreative Space Akademeia 21 Harajukuです。
本イベントは、東京ビジュアルアーツ・アカデミー 写真学科が主催する、写真を中心としたイベント。初めての開催となる今回は、写真展「Photography Exhibition」と、20数組の出版社や作家が集結する、写真集を中心としたブックフェア「V Photobook Fair」の2部構成で展開されます。
来場者が、写真の芸術的価値を知り、視覚表現の奥行きを体感する機会となることを目指しています。特に写真を学ぶ学生や、フォトグラファーを目指す若者に向けて、写真というものを学ぶための基盤となる知識や経験を提供します。
1.写真展「Photography Exhibition」
本展では、プロフェッショナルと次世代の感性が交差する空間を創出します。
本校で講師を務める写真作家・鵜川真由子による作品展示と、写真学科の在校生・卒業生の作品を展示します。
【会期】
2025年5月29日(木)〜2025年6月5日(木)11:00~19:00
(ブックフェア開催中の7日、8日も、一部作品をご覧いただけます)
【鵜川真由子 作品展示 『組曲』】

本学園の卒業生であり、東京ビジュアルアーツ・アカデミーで講師を務める写真作家・鵜川真由子による写真作品『組曲』を展示。
本展では、浜辺の漂着物を肖像写真のようにとらえたシリーズ「Portraits」と、空と海、そしてその間にある人の営みを通して、寄せては返す自然の循環性を描いた「海辺のカノン」を同じ空間にて展示します。異なる視点から海辺に向き合ったふたつの作品をひとつに編みあげ、「組曲」として構成した写真展です。
【在校生・卒業生による選抜作品】
東京ビジュアルアーツ・アカデミー写真学科の在校生・卒業生による作品を展示。

櫻井恵「透明なものがたり」
父は家を出ていった。学生最後の夏休みが終わる頃だった。母が壊れていく様子を、ただ傍らで見守ることしかできなかった。二人の苦しみはまるで途切れることなく私の中へと流れ込み、自分を見失うことが怖かった。目まぐるしく変わる日常にただ飲み込まれていく自分を感じながらも、それを外から眺めるために、私はカメラを手に取った。

ヤンレイ 「素直な巡遊」
2018年に、北京の動物園で参観した時、鳥が私に食べ物をあげようとしました。しかし、ガラスのため、失敗しました。それ以来、私は「動物園」という特別な空間に興味を持つようになり、中国や日本のさまざまな動物園で撮影を始めました。
このプロジェクトを通じて、私は、空間の作り方と、その中に潜む目に見えない権力の意識を表現したいと考えています。
2.ブックフェア「V Photobook Fair」(6月7日・8日)
写真集を出版、販売している20数組の企業、アーティストコレクティブが集結するブックフェア。学びや発見を得られる様な写真集を中心に展示します。
それぞれのブースでは、写真集やZINEの販売だけでなく、作品の制作背景やコンセプトにまつわるエピソードなども直接聞くことができます。
会期中、同会場2階にてトークイベントも実施予定です。
【会期】
2025年6月7日(土)/8日(日)11:00~19:00
【出展者】
BUFFALO PRESS、Case Publishing、crevasse、gallery KAIDO、GoodProject、GRAF Publishers、HeHe、IG Photo Gallery、magic hour edition、PCT(ピクト)、roshin books、Shelf、STAIRS PRESS、torch press、TOTEM POLE PHOTO GALLERY、twelvebooks、ulus publishing、YOU ARE HERE、ZEN FOTO GALLERY、ナナロク社、ふげん社、リブロアルテ、赤々舎、冬青社
3.トークイベント
①6月7日(土)「石田省三郎×タカザワケンジ『都市・電気・写真』」
弁護士業のかたわら写真作家・映像作家活動と、写真専門ギャラリーIG Photo Galleryを主宰する石田省三郎に、写真集とZINEをつくる理由とその方法をお聞きします。
【登壇者プロフィール】
石田省三郎(写真作家・映像作家)
1946年生まれ。弁護士として「土田、日石、ピース缶爆弾事件」、「沖縄・松永事件」、「ロッキード事件」、「リクルート事件」などの刑事事件の弁護に携わる。著書に『「東電女性社員殺害事件」弁護留書』など。2017年、京都造形芸術大学(現;京都芸術大学)通信写真コースを卒業。2018年、福島第一原子力発電所事故により「帰還宅困難区域」に指定された地域をJR常磐線代行バスから撮影した写真集『Radiation Buscape』(デザイン鈴木一誌+山川昌悟、解説タカザワケンジ)を刊行。最新作は東京の水門を撮影した「Where Water Meets the City」。映像作品に《unknown diary》シリーズがある。IG Photo Gallery主宰。
タカザワケンジ(写真評論家)
1968年群馬県生まれ。金村修との共著『挑発する写真史』(平凡社)、『Study of PHOTO 名作が生まれるとき』(BNN新社)日本語版監修のほか、福島あつし『ぼくは独り暮らしの老人の家に弁当を運ぶ』(青幻舎)、内倉真一郎写真集『忘却の海』(赤々舎)、藤原敦『櫻川』(Zen Foto Gallery)などに解説を寄稿。東京ビジュアルアーツ・アカデミー、京都芸術大学ほかで非常勤講師を務める。IG Photo Galleryディレクター。
②6月8日(日)「ふげん社写真賞グランプリに聞く、写真集制作の魅力」
出演者:川口翼(第2回ふげん社写真賞グランプリ)浦部裕紀(第3回ふげん社写真賞グランプリ)
司会:関根史(ふげん社ディレクター)
東京ビジュアルアーツ・アカデミー 写真学科の卒業生であり、第2回ふげん社写真賞グランプリ受賞『心臓』の作者である川口翼さんと、第3回ふげん社写真賞グランプリ受賞『空き地は海に背を向けている』の作者である浦部裕紀さんが登壇します。それぞれの受賞作品の紹介と、写真集制作のエピソードをお話しいただき、ふげん社写真賞とはどのようなコンテストなのか?ざっくばらんにお話しする時間にしたいと思います。
6月1日から作品募集が始まる第5回ふげん社写真賞への応募をご検討いただいている方、受賞者から直接話を聞いてみたい方、写真集の制作に関心がある方は、ぜひご参加ください!
4.イベント概要
会期:2025年5月29日(木)〜6月8日(日)11:00~19:00
休館日:6月3日(火)、6月6日(金)
会場:Creative Space Akademeia 21 Harajuku
(東京都渋谷区神宮前5丁目27番7号 アルボーレ神宮前1F/2F)
入場料:無料
instagram:@v_photobook_fair
お問い合わせ:tva-photo@akademeia.ac.jp
公式HP:https://creativespace.akademeia21.ac.jp/exhibitions/2025/05/000089.php

5.東京ビジュアルアーツ・アカデミー 写真学科について
創立61年の写真学科は、世界的フォトグラファー レスリー・キー氏や、木村伊兵衛写真賞を受賞した今 道子氏、豊原 康久氏、瀬戸 正人氏、下薗 詠子氏など、多くの受賞者や卒業生を輩出。
在学中は、広告、ファッション、風景、スポーツフォト、ライブフォトなど、コースに関わらずあらゆる被写体を撮影しスキルを磨きます。
6.東京ビジュアルアーツ・アカデミーについて
写真・映像・音響・コンサート・メイク・マスコミ出版・芸能・ミュージシャン・俳優・ダンサーなど夢を実現させる東京ビジュアルアーツ・アカデミー。
本校には、第一線で活躍する現役のプロフェッショナル講師が150名以上在籍しています。昨日現場で起こったことや先生の体験談、最新のノウハウをタイムリーに学ぶことができます。また、即戦力となれるよう、カリキュラムは約8割が実習。「好き」を信じる気持ちを支える、業界と直結した充実の教育内容で、就職・デビューをフルサポート!
21世紀アカデメイアについて https://www.akademeia21.ac.jp

第4次産業⾰命が急速に進展し、ロボティクスや⼈⼯知能(AI)が社会に広がっていく時代には、⼈材に求められる条件が根本から変わっていきます。
その結果、ただ⼤学で「知識」を学んだだけの⼈材は、⽣き残れません。
また、ただ専⾨学校で「技能」を⾝につけただけの⼈材は、活躍できません。
これからの時代、職場や企業、業界や社会において優れたリーダーシップを発揮して活躍する⼈材は 、⼈間だけが発揮できる⾼度な能⼒である「5つのプロフェッショナル⼒」を⾝につけた⼈材です。
21世紀アカデメイアでは、この人材を「ファイブ・スター・プロフェッショナル」(Five Stars Professional)と名付け、その育成のための独⾃の実践体験的なカリキュラム、「セブン・ステップ・カリキュラム」を開発し、すべての学⽣に提供しています。

学校法人 21世紀アカデメイア 理事長・学長 田坂広志
東京大学卒業。同大学院修了(工学博士:原子力工学)。
総理大臣の特別顧問である内閣官房参与、世界の大統領・首相が集まるダボス会議のメンバー、4人のノーベル平和賞受賞者が特別会員を務める世界賢人会議・ブダペスト・クラブの日本代表などを務め、国際的に活躍。
『田坂広志 人類の未来を語る』『目に見えない資本主義』
『知性を磨く』 『教養を磨く』 『人間を磨く』 『運気を磨く』
『成長の技法』 『仕事の思想』 『人生の成功とは何か』
など、多岐にわたる分野で国内外100冊余の著書を上梓。
2023年4月から、学校法人 21世紀アカデメイア 理事長・学長に就任。
2024年9月から、オンライン国際大学や国際シンクタンク、多文化教育の普及財団、カリフォルニア州姉妹都市協会などと連携した21世紀アカデメイア・グループ代表にも就任。

キャンパス・姉妹校ネットワーク https://www.akademeia21.com/campus/

すべての画像
- 種類
- イベント
- ダウンロード