ジェックスにおけるデータ活用によるDX化支援の実施

嘉穂無線ホールディングス株式会社

2024年1月24日 10時17分

株式会社カホエンタープライズ（本社：福岡県福岡市博多区、代表取締役社長：柳瀬隆志、以下「カホエンタープライズ」）は、ジェックス株式会社（本社：大阪府東大阪市、代表取締役社長：五味宏樹、以下「ジェックス」）のデータ利活用を通じた業務を促進することを目的とした、DX人材育成支援を実施致しました。

「ジェックス」における導入背景

ジェックスは、熱帯魚や金魚等のアクアリウムの他、小動物・犬猫・爬虫類飼育製品の製造販売企業です。

様々なデジタルサービスを活用したDX化の取り組みを進めており、データ活用に関する取り組みも進められていたものの、下記の様な問題を抱えておりました。

・分析に活用できていないデータが多く存在

・（各所から集めたデータについて）手動でのデータ前処理が必要

・複数のデータ分析サービスで運用している

等々

将来的に、従業員それぞれでデータ分析サービスを用い可視化・分析に取り組み、業務に活用していくことを目指し、社内外のデータを一元的に収集・統合（データの収集から加工、統合まで自動化）する環境の整備から、データ分析サービスの検討等、データ活用に関する取り組みの見直しを進めている所、当社グループ会社「グッデイ」（https://gooday.co.jp/）におけるデータ利活用をはじめとするDX化の取り組みの実績やノウハウの紹介から、今後のデータ利活用の業務定着を見据えた当社の支援案について紹介。

グッデイにおける取り組み実績や、他社での取り組み実績等を評価頂き、当社の提案を採用頂きました。

カホエンタープライズの支援内容について

今回、下記の取り組みについて支援致しました。

1. データ分析基盤（DWH）の構築支援

・クラウドDWH（Google BigQuery）構築支援

・データの一元収集（今まで活用できていなかったデータの収集）

・データの収集、加工、統合の自動化

2. ビジュアル分析プラットフォーム（Tableau）の活用支援

・Tableauを用いたダッシュボード画面の構築

・Tableauの活用支援（操作トレーニング）

・既存分析サービスで構築していた帳票の移行支援

・Tableauの分析画面（ビュー）をSalesforce画面上へ埋め込む支援

3. データ利活用に関する内製化支援

・データ分析基盤（Google BigQuery）に関する技術支援

・Tableau操作に関する内製化支援

データ分析基盤は、Googleのデータウェアハウスサービスである「Google BigQuery」を採用し、複数ある社内システムからのデータやExcel、CSVといった社内に点在していたデータを自動で収集・加工・一元管理する環境を「Google BigQuery」で構築しました。

その上で、データ分析サービスについては「Tableau」に一本化した上で、自社製品の販売先から受領したデータや外部調査データ等、データ分析基盤（Google BigQuery）上に収集したデータを用い、自社製品の販売状況や入出庫状況分析等、要件の整理からTableauによるダッシュボード画面の構築を支援しました。合わせて、既存データ分析サービス上で実装していたダッシュボード画面をTableau上に移行（同様のダッシュボード画面をTableauで実装）する支援についても実施しております。

その他、ジェックス内でTableauを用いたデータ利活用が定着できる様、Tableauの操作トレーニングを実施するなど、教育面でも支援を実施しました。

現在、データ分析基盤（Google BigQuery）の運用・データ管理に関する技術支援や、Tableau操作に関する技術支援（伴走支援）、従業員教育の支援等、引き続き支援を実施しております。

今後の支援計画

ジェックス内でデータ利活用が社内で定着化していける様、データ分析基盤（Google BigQuery）へ現時点で収集できていないデータの収集を行うデータ拡充に関する支援から、運用に関する支援、及び各部署の要望・課題に応じた新たなTableauダッシュボード画面構築の支援からTableauの操作・運用に関する支援（伴走支援）、その他社内メンバーに対する教育面での支援等、GooDayでの知見をもとにジェックスの支援を進めていく予定となります。