JBS、SAP Business Technology Platform 導入支援サービスを開始
─ERP システムの標準化とカスタマイズ性を両立し、ビジネス変革を促進─
日本ビジネスシステムズ株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長:牧田幸弘、以下「JBS」、証券コード:5036)は、新たに SAP® Business Technology Platform(以下、SAP® BTP)導入支援サービスを開始します。
SAP BTP は、SAP S/4HANA® などの ERP 製品と連携しながら、非標準プロセスの統合や AI、データ分析機能等をクラウドベースで提供する統合プラットフォームで、ERP の価値を最大化しながら、さらなる付加価値を創出します。この製品は、ERP のパブリッククラウド移行時に生じるシステム連携・データ整合といった課題やオンプレミスとクラウドでのハイブリッド運用にも有効です。
JBS は、レガシーシステムからの脱却を機に企業の未来成長のチャンスへと転換するべく、強固な IT 基盤づくりを支援します。当社は 20年以上にわたる SAP 導入・運用保守の経験を活かし、事業に適したシステム開発のプランニング、設定・構築、カスタマイズ、運用支援まで、専門チームが伴走。企業の IT 技術活用を促し、ビジネス変革と持続的な成長に貢献します。
【本サービス開発の背景】
クラウド ERP 導入においては、業務にシステムを合わせる「カスタマイズ」偏重の考え方から、ベストプラクティスに沿った業務へシフト、維持管理・アップデートのしやすさ、デジタル変革スピードの加速といった観点で「Fit to Standard(業務を標準機能に合わせる)」を中心に置く考え方が注目されています。しかしながら、標準機能に対する理解不足や根強く残るカスタマイズ依存の文化や不十分な業務棚卸が原因でうまくいかないケースがあります。
SAP BTP は、 ERP システム分野トップシェアの SAP が開発した統合プラットフォームで、SAP S/4HANA などの SAP ERP 製品と密接に連携しながら、標準機能に適合しないプロセスの統合や AI・データ分析といった機能をクラウドベースで提供します。システム開発における「プラットフォーム」「システム統合」「データ基盤」などの要件を SAP BTP がまとめて担い、ERP が持つ価値を最大限利用しながら、ビジネス成長に向けた企業独自のソリューションを組み合わせることでより高い付加価値を創出できることが大きな利点です。また、ERP を段階的あるいは部分的にパブリッククラウドへ移行する場合、システム連携・データ整合・拡張性の確保が難しくなるという新たな課題が出てきますが、そのようなハイブリッド運用の橋渡し役としても非常に有効です。
背景には、刻々と変わる世界情勢や AI を中心としたテクノロジーの進化など、企業を取り巻く環境は複雑化を増し、「経営スピードへの対応」、「システムのモダナイゼーション」、「人材不足と運用負荷軽減」、「データ活用・AI 前提基盤」等の理由から、ERP のパブリッククラウド移行が進んでいます。ITR の発表によれば、ERP のシステムリニューアル案件は増加の一途をたどっており、ERP 市場は中期的にも 2桁増で推移することが見込まれています。
<資料>ITRがERP市場の提供形態別市場規模推移および予測を発表 |株式会社アイ・ティ・アール
【サービス概要】
JBS は、20年にわたる SAP 導入・運用保守の経験と SAP® ERP 製品に対する知識をベースに、事業に適したシステム開発のプランニング、標準機能と AI やデータ分析など必要な拡張機能のアーキテクチャ設計、システムの設定・構築、カスタマイズ、運用支援まで、専門のチームが伴走します。SAP ERP 製品の標準機能を活かしながら、SAP BTP が持つ拡張性により高度な業務変革を実現します。
【SAP Business Technology Platform(SAP BTP)の特徴】
・統合プラットフォーム
データ管理、分析、AI、アプリケーション開発、オートメーション、プロセス統合などの機能を提供
・ローコード/ノーコード開発
SAP® Build Apps や SAP® Build Process Automation を使用し、業務アプリケーションの開発や業務プロセスの自動化が可能
・データ統合と分析
SAP® Datasphere や SAP® Analytics Cloud を活用し、SAP および非 SAP のデータソースを統合。リアルタイムのデータ分析と意思決定を支援
・AI と機械学習の活用
SAP® AI Core や SAP® AI Launchpad により、AI や機械学習による業務プロセスの自動化・予測分析を実現
・マルチクラウド対応
主要クラウドプロバイダー(AWS、Microsoft Azure、Google Cloud)上での展開が可能
・拡張性と柔軟性
SAP および非 SAP アプリケーションの拡張やカスタマイズが容易。ビジネス要件の変化に迅速に対応
・セキュリティとガバナンス
エンタープライズレベルのセキュリティ機能とデータガバナンスを提供
【今後の見通し】
SAP BTP は、既存の ERP システムを壊さずに拡張・最適化できるため、一部の大企業に限らず、中堅・中小企業においても AI やデータ活用、アジャイル開発を実現可能にします。
JBS は、レガシーシステムの延命措置ではなく、変化に強い拡張基盤である SAP BTP の導入推進を通じて、優れたテクノロジー活用を促すとともに企業の業務変革を支え、ビジネス競争力向上と社会課題の解決にも貢献してまいります。
参考:
SAP Business Technology Platform 導入支援サービス | JBS 日本ビジネスシステムズ株式会社
JBS の「SAP システム」×「クラウド」ソリューション | JBS 日本ビジネスシステムズ株式会社
「SAP システム」×「クラウド」 ソリューション | JBS 日本ビジネスシステムズ株式会社
【日本ビジネスシステムズ株式会社(JBS)について】
■会社概要
代表者:代表取締役社長 牧田 幸弘
設立:1990年10月4日
社員数(連結):2,708名(2025年3月31日現在)
■事業概要:
「優れたテクノロジーを、親しみやすく」を Mission とし、マイクロソフトをはじめとするクラウドソリューションに強みを持つ JBS は、コンサルティングからソリューション導入・運用・利活用に至る一連のご支援を通じて、お客さまのクラウド活用力向上と社会のデジタル変革に貢献します。
・日本マイクロソフトが選出する「マイクロソフト ジャパン パートナー オブ ザ イヤー」を 2013年より連続受賞(2024年は Copilot アワード、Dynamics 365 Finance アワード、Converged Communications アワードの 3部門)
・マイクロソフト ソリューション パートナー認定(5カテゴリーのバッジ保有)
・SAP ジャパンが開催する「SAP AWARD OF EXCELLENCE 2024」において、「Emerging Partner アワード」を受賞
※SAP、SAP ロゴ、記載されているすべての SAP 製品およびサービス名はドイツにある SAP SE やその他世界各国における登録商標または商標です。
※記載された会社名およびロゴ、製品名などは該当する各社の登録商標または商標です。
※本リリースのすべての内容は、作成日時点でのものであり、予告なく変更される場合があります。また、様々な事由・背景により、一部または全部が変更、キャンセル、実現困難となる場合があります。予めご了承ください。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。