TCB医師らの論文が国際医療ジャーナル「PRS global open」に掲載。"業界初"日本全国規模の美容整形データを用いた解析結果
日本全国における美容外科施術の流行の変化について発表
論文「Recent Status of Procedures in a Single Nationwide Cosmetic Surgery Group」
(全国規模の美容外科グループにおける最近の治療状況)
論文「Recent Status of Procedures in a Single Nationwide Cosmetic Surgery Group」は、TCB東京中央美容外科の学術指導顧問 舟越勇介医師とTCB総括院長 寺西宏王医師をはじめ、TCB東京中央美容外科所属の山本展生医師、中川由美子医師、佐藤麻未医師、奥村公貴医師、本藤佳子医師、齊藤正男医師らが執筆。全国のTCBクリニックにおける新型コロナウイルス流行前後の来院数やメニュー別・年齢別・職業別・地域別の治療数の増減などの比較を行い、論文を発表しました。今まで、日本の美容整形の現状に関するまとまったデータはなく、今回のような全国規模の美容整形データを用いた解析結果を公表するのは美容医療業界初となります。
この論文は、世界的な形成外科と再建外科に焦点を当てたオープンアクセスの国際ジャーナル「PRS(PLASTIC & RECONSTRUCTIVE SURGERY)Global Open」に掲載。このような学術誌に掲載されることで、日本の美容医療水準の向上を目指すことができると共に、日本の美容医療の知識や技術を世界へ広げることにも繋がると考えています。TCBは、美容医療業界を牽引するリーディングカンパニーとして、今後も積極的に論文の発表を行い、日本の美容医療水準の向上に尽力してまいります。
<文献情報>
論文タイトル:Recent Status of Procedures in a Single Nationwide Cosmetic Surgery Group
掲載誌:PRS(PLASTIC & RECONSTRUCTIVE SURGERY)global open
掲載日:2023年10月11日
【論文概要】
1. 研究の背景・目的
近年、日本でもSNSの普及により美容整形の需要が高まっています。その一方で、施設によって治療内容や外科医の手技レベルが異なるため、治療状況を全体的に理解することが困難になっています。新型コロナウイルス感染症の流行は経済状況やライフスタイルに変化をもたらし、この課題をさらに複雑にしました。
現在、日本の美容整形の現状に関するまとまったデータは存在しないため、患者様のニーズや動向を把握し、より適切な手術技術の的を絞った開発に向けて、TCBグループにおける美容整形の全体的な状況を整理することを目的としました。
2.方法
2018年9月から2021年8月まで(第1期)と2021年9月から2023年2月まで(第2期)に全国のTCBクリニックに来院された152,457名の患者様データを分析し、新型コロナウイルス流行前後の第1期と第2期で来院数やメニュー別・年齢別・職業別・地域別の治療数の増減などを比較しました。
3.結果
治療件数は、第1期(23,559件)に比べ第2期(128,898件)の方が圧倒的に件数が多く、約5.5倍という結果となりました。メニュー別で見ると、最も治療数の多かった施術は目元整形(23.6%)、次いでフェイスリフト(19.5%)、目の下のクマ(10.4%)、脱毛(10.3%)です。目の下のクマは、第1期では全治療数の4.2%(991件)に過ぎないですが、第2期では11.5%(14,862件)と大幅に増加し、年齢分布も変化しました。目元整形は21~29歳の若年層が多く、目の下のクマは34~50歳と中年層が多い結果に。フェイスリフトとボトックス注射の割合は大幅に減少しました(フェイスリフト:OR 0.67、95%CI 0.65~0.69、ボトックス:OR 0.36、95%CI 0.34~0.38)。
地域別に比較すると、東京や大阪などの大都市で全体に対する治療数が大幅に減少(東京:OR 0.69、95%CI 0.67-0.71、大阪:OR 0.80、95%CI 0.77 ~ 0.84)。対照的に、地方都市では治療数が大幅に増加しました(中部地方:OR 1.33、95%CI 1.27~1.40、近畿・中国・四国:OR 2.21、95%CI 2.08~2.36、九州・沖縄地方:OR 1.46、95%CI 1.39–1.54)。特にほくろ・いぼ除去の治療は西日本で大幅に増加しています。職業については、芸能人・水商売の方の割合が大幅に減少した一方、学生の割合が大幅に上昇(芸能人:OR 0.44、95%CI 0.38~0.51、水商売:OR 0.58、95%CI 0.53~0.62、学生:OR1.21、95%CI 1.17-1.27)。
各治療の年齢分布は、目の治療は若年層の間で一般的であり、年齢中央値は 24 (21 ~ 29) 歳。目の下のクマ取りとボトックスは中年層の間で一般的な処置であり、年齢中央値はそれぞれ42(34~50)歳、39(31~47)歳でした。
4.考察
本研究では、TCBグループの治療状況をまとめ、日本の美容外科の現状をより明確に理解することができました。中年層における最も特徴的な変化は目の下のクマの治療数の増加であり、これにより研究における患者様の年齢分布が大きく変化しました。目の下のクマ取りの治療はソーシャルメディアで人気の話題となっており、美容整形の普及に伴い治療件数も増加しています。また、学生を中心とした若年層の目元整形件数が増加しています。フェイスリフト減少の理由としては、新型コロナウイルス感染症対策としてマスクの使用が増加したことが考えられます。マスクで隠せるフェイスラインの治療件数は減った一方、二重まぶたやクマなど目元のパーツの治療件数は増加しました。水商売や芸能人など外見が重視される職業では治療数が減少している一方、学生や専業主婦、公務員、無職の人では治療数が増加していることが判明しました。美容整形が一般の人の間でも浸透してきたことがうかがえます。
【執筆医師】
TCB学術指導顧問 兼 BS CLINIC総括院長
舟越 勇介 Yusuke Funakoshi
https://bsclinic-diet.com/doctor/dr_funakoshi
BS CLINIC
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-1-20 メットライフ新宿スクエア 6F
電話予約:0120-478-160
TCB総括院長 兼 TCB梅田大阪駅前院院長 兼
二重整形指導最高責任者(関西)
寺西 宏王 Hiroo Teranishi
https://aoki-tsuyoshi.com/doctor/teranishi
TCB梅田大阪駅前院
〒530-0057
大阪府大阪市北区曽根崎2-8-15 K’sスクエアビル 3F
電話予約:0120-197-262
https://aoki-tsuyoshi.com/clinic/shinsaibashi/umedaosaka
■PRS(PLASTIC & RECONSTRUCTIVE SURGERY)Global Openについて
世界的な形成外科と再建外科に焦点を当てたオープンアクセスの査読付き国際ジャーナルです。手術および処置の結果を改善し安全性を高めること、世界中の形成外科科学を向上させることを目的としています。PRS(PLASTIC & RECONSTRUCTIVE SURGERY)Global Openは 、この分野に関連する基礎科学/実験研究のほか、乳房再建、頭頸部外科、小児および頭蓋顔面外科、手などのトピックに関する臨床論文を含む、形成外科および再建外科のすべての分野(顕微手術、創傷治癒、美容整形、美容整形など)に関する臨床研究、実験論文、アイデアと革新、技術と症例報告が掲載されています。
TCBクリニック概要
TCB東京中央美容外科は日本全国に108院(開院予定含む)を展開する美容クリニックグループです。身体への負担の少ないプチ整形をはじめとしたさまざまなメニューを取り揃え、患者様の「キレイを幸せに」を実現します。「理想のあなたを着飾る」美容医療を。TCBは徹底したカウンセリングとシミュレーションにより、患者様の「理想」をどこまでも追い求めます。
クリニック名:TCB東京中央美容外科
TCBグループ代表:青木 剛志
クリニック数:108院(2023年11月時点、開院予定を含む)
所在地(代表院):TCB新宿三丁目院
〒160-0022
東京都新宿区新宿3-1-20 メットライフ新宿スクエア 7F
診療時間:10:00~19:00
休診日:なし(代表院含む一部クリニック)/ 不定休【WEB・LINE予約24時間365日受付中】
オフィシャルサイト:https://aoki-tsuyoshi.com/
TCBのテレビCM「美容医療は、ファッションへ。」篇
「美容医療は、ファッションへ。」
https://www.youtube.com/watch?v=gtpapClNcco
ファッションは、時の好み、人の好み。TCBが目指すのは、時の移ろいによる変化にも適応し、あらゆる年代、あらゆる嗜好の患者様へ「理想のあなたを着飾る」美容医療を提供すること。患者様の理想を追求した先にある「二重まぶたの開眼」を、クリニックの意匠のひとつである「開花する美容医療の花」に重ね合わせて表現しています。
【協賛・スポンサー企業を募集されている皆様へ】
TCB東京中央美容外科は協賛・スポンサー支援を募っている企業・団体・個人の皆様へ、率先してご協力をさせていただきます。まずはお気軽にお問い合わせください。
■本件に関するお問い合わせ
株式会社メディカルフロンティア
広報担当 石田 遥奈
mail:ishida.haruna@medical-frontier.jp
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