【銀座 蔦屋書店】幾何学的でありながら、生命力を感じさせる陶芸。造形作家・黒川徹作品展「位相」を9月11日(土)より開催。

東京では10年ぶりとなる黒川徹作品展

銀座 蔦屋書店(東京都中央区GINZA SIX6F)は、造形作家・黒川徹作品展「位相」をアートエディション売り場前工芸スペースにて、2021年9月11日(土)~10月1日(金)の期間で開催いたします。黒川の、幾何学的でありながら、生命力を感じさせる「野生の数学」をテーマに制作された10点の新作展示を行い、店頭・オンライン(OIL by 美術手帖)にて販売します。

 

Prana 2021 H74×W36×D45cm 黒陶Prana 2021 H74×W36×D45cm 黒陶

 
  • 概要
このたび銀座 蔦屋書店では、造形作家・黒川徹の個展「位相」を開催いたします。

黒川は、素材が内包する力学と身体記憶をもとにした、「野生の数学」をテーマに作品を制作。造形と、古来からの思想や現代数学、その接点を真摯に探り続けています。
素材は、土や金属、釘など、さまざまなものを選びます。日本だけではなく台湾、ロシア、エジプト、チュニジア、中国、トルコなど世界各国で滞在制作を重ね、地域固有の技法や素材と出会い、それらを尊重しながら、自らの表現に取り入れてきました。
問い続ける探究力と、表現の端緒として素材を選ぶ柔軟性。黒川は、このふたつをさらに突き詰めた作家と言えます。

そうした黒川の生み出す作品は、幾何学的でありながらも生命力を感じさせます。土から手びねりで形成された、美しい曲線、分裂と融合を繰り返すそのかたちは、物理的、数学的概念のようでもあり、活動する細胞を想起させます。

東京での作品展が開催されるのは、10年ぶりとなる本展。高温焼成して炭素を結晶化させた「銀黒陶」による作品を集めました。彼の制作の現在を知るに足る、10点の陶芸作品が一堂に会します。
この機会に、造形作家・黒川徹の世界をどうぞご堪能ください。

・本展出品作品(一部)

 

 

Clarion 2021 H81×W47×D34cm 黒陶Clarion 2021 H81×W47×D34cm 黒陶

  • アーティストステイトメント
素材が内包する力学と身体記憶をもとにした「野生の数学」をテーマに作品を制作しています。また古来からの思想と造形、現代数学との接点を探っています。
発表する陶の立体作品は、いぶし瓦の技法によるもので、土を手びねりによって形作り、薪窯で焼いて表面を銀化させています。「弦」や「膜」という抽象的な概念から始まり、成長曲線を描くように造形しています。その形体からは細胞や臓器のような生命の姿が想起され、宇宙の真理を解き明かそうとする量子力学や位相幾何学のモデルとも類似しています。
 
  • アーティストプロフィール
黒川 徹(くろかわ・とおる)


1984年京都府生まれ。2007年筑波大学芸術専門学群美術主専攻彫塑コース卒業。2009年京都市立芸術大学美術研究科修士課程工芸専攻陶磁器修了。

【個展】
2011「銀黒陶 有機体の幾何学」INAXガレリアセラミカ(東京)
2013「覚醒する形象 パラレルニューロン」滋賀県立陶芸の森(滋賀)
2014「オーガニックプロセス」新北市立鶯歌陶瓷博物館(台湾)
2017「心の構造」ギャラリー揺(京都)
2017「野生の数学」現代美術 艸居(京都)
2019「弦理論」現代美術 艸居(京都)

【グループ展】
2019「土と抽象–記憶が形に生まれるとき」益子陶芸美術館(栃木)
2020 「Hands&Earth: Perspective on Japanese Contemporary Ceramics」 カトナ美術館(ニューヨーク)
2020 京都×パリ Savoir-faire des Takumi (京都、東京)
2021 第15回パラミタ陶芸大賞展 パラミタミュージアム(三重)

【受賞歴】
2007 神戸ビエンナーレ(愛知)、准大賞
2007 長三賞現代陶芸ビエンナーレ(兵庫)、長三大賞
2017 国際陶磁器フェスティバル美濃 ’17(岐阜)、 審査員特別賞受賞

【おもなパブリックコレクション】
滋賀県立陶芸の森(滋賀)
新北市立鶯歌陶瓷博物館(台湾)

京都市京セラ美術館(京都)
ロサンゼルス・カウンティー美術館(ロサンゼルス)

代表作《Empty Apple》(2017) ※本展の出品はございません代表作《Empty Apple》(2017) ※本展の出品はございません

 

  • イベント詳細
黒川徹作品展「位相」

期間|2021年9月11日(土)~10月1日(金)
会場|銀座 蔦屋書店 アートエディション売り場前工芸スペース
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
お問い合わせ|03-3575-7755(営業時間内)/info.ginza@ccc.co.jp
​特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/22047-1542160902.html

※今後の国・地方自治体から休業要請内容の変更等があった場合、それに準じて本展覧会の期間なども変更になる可能性がございます。変更がある場合は、銀座 蔦屋書店のHP、公式SNSなどにてお知らせいたしますので、あらかじめご了承ください。
 
  • 作品販売について
銀座 蔦屋書店 店頭・オンラインストア(OIL by 美術手帖)にて販売。

期間|2021年9月11日(土)店頭 10:30〜 / オンライン 12:00〜 販売開始
​特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/22047-1542160902.html
 
  • 銀座 蔦屋書店
本を介してアートと⽇本⽂化と暮らしをつなぎ、「アートのある暮らし」を提案します。


住所|〒104-0061 東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 6F
電話番号|03-3575-7755
営業時間|店舗ホームページをご確認ください。
ホームページ| https://store.tsite.jp/ginza/
Facebook|https://www.facebook.com/GINZA.TSUTAYABOOKS/?ref=bookmarks
Twitter|https://twitter.com/GINZA_TSUTAYA
Instagram|https://www.instagram.com/ginza_tsutayabooks/
 
  • CCCアートラボ
私たちは、企画会社カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の中でアートに関する事業を行う企画集団です。「アートがある生活の提案」を通じてアートを身近にし、誰かの人生をよりハッピーにすること、より良い社会をつくることに貢献したいと考えています。店舗企画やアートメディア、商品開発やイベントプロデュースなど、長年の実業経験を通して培った知見をもとに、専門的なアプローチで企画提案を行います。
https://www.ccc-artlab.jp/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ビジネスカテゴリ
アート・カルチャー
ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://www.ccc-artlab.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区南平台町16-17 渋谷ガーデンタワー
電話番号
-
代表者名
髙橋 誉則
上場
未上場
資本金
-
設立
2018年05月