フィンランドで植林活動を実施

持続可能な森林資源の活用を目指して

ミサワホーム株式会社

2025年6月26日 11時00分

○ ミサワホームグループの製材会社「ミサワホームズオブフィンランド株式会社」が取り組む環境保全活動

○ 2009年に植林活動を開始。今年は現地従業員とパートナー企業が共同で4,000本の苗木を植樹

○ フィンランドに加え、日本国内でもステークホルダーとともに森林整備活動を実施

　ミサワホーム株式会社（代表取締役社長作尾徹也）の子会社の製材会社ミサワホームズオブフィンランド株式会社（フィンランド共和国南サヴォ県ミッケリ市、以下 MHF）は、5月23日に、南サヴォ県ユヴァ町ヌーティランマキにて、現地従業員や取引先などが参加した植林活動を実施しました。

　ミサワホームは、生物多様性に配慮した木材の調達に取り組み、持続可能な利用を推進しています。1994 年には、森林の計画的管理を国策として掲げる環境先進国のフィンランドに、ミサワホーム向けの構造用部材の加工を主とする製材会社としてミサワホームズオブフィンランドを設立しました。また、木材生産活動においても、伐採した木を無駄なく活用するシステムを構築し、製材過程で発生する樹皮やおが屑は隣接する火力発電所の燃料に、木材チップはパルプの原料にそれぞれ利用するなど、森林資源の有効活用にも努めており、環境負荷の低減に積極的に取り組んでいます。MHFは2006年に、国際的な森林認証プログラム「PEFC認証」を取得。さらに認証された森林の伐採材が一定基準以上使用されていることを証明する認証制度「CoC認証」を取得し、調達から加工、流通の各工程で、持続可能な森林管理が確保されています。

　MHFの植林活動は、CSRの観点から、環境保全活動の一環として2009年にスタートしました。今回は同社従業員に加え、ミサワホームの社員やパートナー企業からの参加者を含めた約40名が参加し4,000本のスプルース（ホワイトウッド）の苗木を２.0ヘクタールに植樹しました。

　国内においても、東北ミサワホーム株式会社（本社宮城県仙台市）が、間伐や下草刈りなどの森林の維持管理活動を実施する「MISAWA オーナーの森宮城」を2006 年に開設。2014年には、当社と長野県松本市との間で、長野県が推進する「森林(もり)の里親促進事業」における「森林(もり)の里親契約」を締結し、6.9ha分の市有林を「ミサワホームの森松本」として開設し、ミサワホームグループの従業員や自治体、地域住民が共同で森林整備活動をおこなうなど、グループ各社で環境保全活動を推進しています。

　ミサワホームグループは、今後も植林活動や森林整備をはじめとした環境保全活動に積極的に取り組み、企業としての社会的責任を果たすことで、地域社会に貢献していく考えです。