リニア中央新幹線の駅設置が進む相模原市とJR東海が初のオープンイノベーションイベントを実施

相模原市と東海旅客鉄道株式会社（以下、JR東海）は、令和5年2月13日（月）に「JR東海オープンイノベーションチャレンジinさがみはら～地域企業との新たな連携創出に向けて～」を開催しました。
市の産業振興の一環として初めて開催した本イベントは、地域企業から技術、製品及びサービス等を提案し、JR東海との新たな連携創出を目的としています。
当日はJR東海及び同社グループ会社約170名と提案企業25社38名の200名以上が参加し、盛況のうちに終了しました。

本イベントは、平成16年から相模原市が開催している産学官金による広域連携の取組「南西フォーラム」へのご賛同を契機に、JR東海との特別企画として実現したものです。

リニア中央新幹線の開業により東京・名古屋間は最速40分、東京・大阪間は最速67分で結ばれ、都市内移動に近いものとなるため、三大都市圏がそれぞれの特色を発揮しつつ一体化することで、世界を先導する巨大経済圏「スーパー・メガリージョン」の形成が期待されています。
相模原市においても、首都圏南西部の交流ゲートとして、さらなる都市機能の集積や駅周辺の交通環境の改善・強化に向けて、まちづくりを進めているところです。

会場の様子

• イベントの様子

第１部：各企業からの技術や製品に関するプレゼンテーション

左：㈱クフウシヤ　代表取締役　大西威一郎氏、右：㈱ユニテックス　代表取締役　小杉恵美氏

第２部：技術や製品等の展示と意見交換

左：展示風景、中：意見交換の様子、右：実演の様子

• 関係者コメント

＜提案企業＞
・リニアのまち相模原を体感できるような、素晴らしいマッチングイベントでした。
・JR東海の皆様が明確な課題認識を持っていたため、ブースでも具体的な話ができました。
・このような機会がなければ弊社の技術をアピールする場を設けることができなかったため、今後も実施を希望します。

＜JR東海＞
・リニア中央新幹線の神奈川県駅（仮称）ができる相模原市とのつながりを深められ、お互いに支え合って発展していく方向性を共有できる、非常に意義のある取組だと感じました。
・当社内で検討した場合では思いつかないようなユニークな観点での提案が多く、大変勉強になりました。
・他にも活用できる技術がたくさんあると思うので、今後もこのような場があると良いと思います。

＜JR東海　イノベーション推進室　坂口知明室長＞
今回、社内の多くの部署等から参加があり、弊社社員の技術への関心の高さを改めて感じました。
このような機会を通じ、弊社が外部企業の皆様との連携をこれまで以上に活発に行い、ともに成長することで地域経済の活性化に少しでもお役に立てれば幸いです。

＜相模原市　環境経済局　藤井一洋局長＞
JR東海と地域企業との連携が深まることを大変嬉しく思います。提案企業側からは、魅力的な提案が多数出され、JR東海の方々も積極的に参加してくださいました。今後もこのような協創が一層拡大し、地域産業の振興に繋がることを期待しております。


今後は提案企業とJR東海及び同社グループ会社が直接やりとりをするほか、今回、事務局を担った「株式会社さがみはら産業創造センター」をはじめ、産業支援機関や本市が、提案企業とJR東海の連携創出に向けて引き続き支援していきます。

▼東海旅客鉄道株式会社について
本社所在地：愛知県名古屋市中村区名駅一丁目1番4号 ＪＲセントラルタワーズ
本社（東京）所在地：東京都港区港南二丁目1番85号 ＪＲ東海品川ビルA棟
代表取締役社長：金子 慎
設立：1987年4月1日
事業内容： 鉄道事業、関連事業
https://jr-central.co.jp/

▼株式会社さがみはら産業創造センターについて
本社所在地：相模原市緑区西橋本5-4-21
代表取締役社長：橋元 雅敏
設立：1999年4月20日
企業理念： 総合的なインキュベーション活動を通じて、地域経済の発展に貢献する。その為に、起業家、入居企業、そして地域企業が、成長していくための支援体制をより充実させ、地域から安心して頼られる会社を目指す。
https://www.sic-sagamihara.jp/

▼南西フォーラムについて
https://industry.city.sagamihara.kanagawa.jp/nansei-forum