最大400ｍのスキャン範囲!ワイドエリア/大型部品向け3DスキャナFARO Focus Premium Laser Scannerの活用事例紹介

FARO Focus Premium Laser Scanner の建築・エンジニアリング・建設業界での使い方

株式会社システムクリエイト

2024年12月27日 13時01分

株式会社システムクリエイト（本社：大阪府東大阪市荒本新町、代表：川上正義）は、FARO社の Focus Premium Laser Scannerが、3次元測定用途で建築・エンジニアリング・建設業界で、大きな効果を発揮している活用事例をメーカーサイトから抜粋してご紹介します。

販売店システムクリエイトへのお問合せ

Focus 'in Focus'：建設業界で注目される存在

競争が激化する経済環境において、造船業や自動車産業、その他多くの業界の大型部品組み立てに至るまで、すべての製造業者は、時間短縮、コスト削減、安全性の向上、スループットの向上を目指して尽力しています。そして、いま、「過ぎたるは及ばざるがごとし」という概念が急速に広まっています。多くの人にとって、「適切な業務に適切なツール」が本当に何を意味するのかを再考する時が来ているのです。

FARO® Focus Premium Laser Scannerは、建築、エンジニアリング、建設分野で広く認知されており、さまざまな3次元測定作業に対応できる信頼性の高いソリューションです。その用途は以下のように分類できます。

製品設計とエンジニアリングの強化

CADデータが存在しない製品でも、Focus Premiumは大型部品やアセンブリ全体を迅速かつ高精度でスキャンし、リバースエンジニアリングに最適な3Dデータを提供します。このデータを基に参照データとの偏差を記録することで、鉄道トンネル内のクリアランスチェックや、建設用クレーンが道路を通行可能かどうかの確認などに活用できます。

製造・加工・組立の効率化

複雑な機械部品をスキャンして得た3DCADデータを寸法管理に活用することで、精密なオフサイトアセンブリを行ったり、そのデータを製造ドキュメントとして利用することが可能です。

品質管理と部品検査の向上

レーザートラッカーやスキャンアームと同様に、標準的なCADデータとの比較検査を通じて、ボディシェル、タービン、船舶プロペラといった大型で複雑なコンポーネントの正確な寸法検査を行えます。特に大型車両や重機、機械組立の分野で効果を発揮します（例：トラックやトレーラーの部品、タンク、クレーンなど）。

アセンブリチェック

Focus Premiumを使えば、大型部品のアセンブリが正しい位置や向きで取り付けられているかを3Dデータで確認できます。これにより、人間の目視による確認から、データに基づく追跡可能な分析への移行が可能です。

これらの用途に共通するキーポイントは「速度」と「精度」です。

特にデータ取得の速度と量に関しては、FARO® Laser Trackerのような製品と併用することで、より効果を発揮します。たとえば、大型物流機器を製造する際、最終組立前のボディシェル検査にレーザートラッカーを使用すると、作業完了までに5時間以上かかることがあります。しかし、Focus Premiumを手動モードで使用すれば、わずか20分で完了し、90%以上の時間を短縮できます。