使用済みEVバッテリーを再活用したイルミネーション付き“光る花馬車”が登場！地域イベントで循環型経済を体現

株式会社オークネット

2025年5月26日 15時30分

　循環型マーケットデザインの株式会社オークネット（本社：東京都港区、代表取締役社長CEO：藤崎慎一郎、以下：オークネット）は、2025年5月24日に釧路市で開催された「第51回くしろチューリップ＆花フェア」にて、北海道釧路市にも拠点を置きプロモーション事業を展開する株式会社オープニングアクト（本社：東京都渋谷区、代表取締役社長：バラン、以下：オープニングアクト）およびＭＩＲＡＩ－ＬＡＢＯ株式会社（本社：東京都八王子市、代表取締役社長：平塚利男、以下：MIRAI－LABO）と連携し、使用済みEV（電動自動車）リチウムイオンバッテリー（以下：EVバッテリー）のリパーパス蓄電池を搭載・蓄電した電力を電源としたイルミネーションで“光る花馬車”を運行する「リパーパスEVバッテリー・イルミネーションプロジェクト」を実施いたしました。

花に優しい電源で、花馬車を彩る―――。

　5月24日に開催された「第51回くしろチューリップ＆花フェア」にて、EVバッテリーを電源としたイルミネーションを花馬車に装飾し、運行させるというユニークな試みを行いました。

　この取り組みは、オープニングアクトとMIRAI－LABOの協力のもと、市民参加によるイベントづくりと環境に配慮したまちづくりを融合させた新たな一歩として実施されました。

　“光る花馬車”がチューリップや花々に囲まれた会場内をゆっくりと進む姿は、会場の雰囲気を盛り上げました。

【「第51回くしろチューリップ＆花フェア」主催者コメント】

「花馬車のイルミネーションは初めての試みということで、花馬車、くしろチューリップ＆花フェアを盛り上げていただき良かった」

寿命を迎えたEVバッテリーでも、まだまだ使えると伝えたい。

　今回の花馬車のイルミネーションは、使用済みEVバッテリーを再利用することで実現しました。

　通常、寿命を迎えたEVバッテリーは廃棄されることが多い中、オークネットは「その残存容量を活用して何かできないか」と着目し、MIRAI－LABOと使用済みEVバッテリーを自律型街路灯や蓄電池などへと再活用（リパーパス）するための流通プラットフォーム「Energy Loop Terminal（以下、ELT）」を立ち上げました。

　この試みは、既存の資源を有効活用することで、新たなバッテリーを製造する際のエネルギー消費や資源採取を抑え、CO2排出削減と資源循環を促進します。

　今回は、そのELTを通じて活用された使用済みEVバッテリーが、イルミネーションを点灯させる電源として生まれ変わりました。

　今回の取り組みを通じて、「使用済みEVバッテリーは、他の用途で十分に再利用できる」という実例が一つ示されたことで、使用済みEVバッテリーの需要を周知・市場の活性化による、ELTサービスの利用増加が期待されます。

今後の展望

　オークネットは、この取り組みを皮切りに、他の地域イベントでも同様のエコフレンドリーな技術を導入する可能性を提唱しており、「釧路から始まるこの小さな一歩が全国に広がるきっかけになれば」と期待を寄せています。

　春の訪れとともに、「第51回くしろチューリップ＆花フェア」で釧路の街が光と花で彩られる。
使用済みEVバッテリーを活用した花馬車のイルミネーションは、自然に優しい環境への配慮と地域の伝統を融合させた新たなシンボルとして、訪れる人々の心に残ったものと信じています。

　ぜひ今後も、オークネットおよびELTの使用済みEVバッテリーを用いた取り組みを応援していただければ幸いです。