トルビズオン、FlyCart30を用いた佐賀県白石町での農産物配送実験に成功
佐賀東部青果・白石町と連携して、アスパラガスのドローン集荷を実証
大型物流ドローンの販売を手がける株式会社トルビズオン(福岡市中央区、代表取締役 増本 衛、以下「トルビズオン」)は、有限会社佐賀東部青果(佐賀県杵島郡白石町、代表取締役社長 樋口 正尚 以下「佐賀東部青果」)および佐賀県白石町と協力し、2024/11/22(金)に、佐賀県杵島郡白石町において特産農産物であるアスパラガスを用いた配送の実証実験に成功しました。
サガテレビニュースより(YouTubeサイトへのリンク)
・目的
福富多目的運動広場および周辺農地において、農産物の効率的な集荷手段としてのドローン活用可能性を検証し、地域経済や農業の持続可能な発展に貢献することを目的として実施しました。今回は、ドローン配送だけでなく、地域での社会実装に向けたドローンによる災害時対応実験も併せて行いました。
・実験の概要
内容:
フライト1:大型ドローンを用いた農産物の配送・集荷オペレーションの検証
フライト2:災害用物資を用いた大型ドローンの基本機能説明
開催日時:2024年11月22日(金)11:00-11:50
飛行ルート1:福富多目的運動広場(佐賀県杵島郡白石町八平432)および周辺農地
運搬物:アスパラガス(5kg)
使用機体:DJI社製 FlyCart30
所要時間:約15分
実験配送距離: 約900m
高さ: 約60m
飛行ルート2:福富多目的運動広場
運搬物:AED、水
使用機体:DJI社製 FlyCart30
所要時間:約15分
実験配送距離: 約100m
高さ: 約60m
(今回の実験内容)
アスパラガス生産地と集荷場間での農産物配送の効率化
災害用物資配送の実験
(役割分担)
主催: 有限会社 佐賀東部青果
プロジェクト管理: 株式会社トルビズオン
機体提供: 株式会社トルビズオン
オペレーター提供: 株式会社トルビズオン
・安全管理について
・出発地、目的地には、それぞれドローンオペレーターおよび補助員を配置
・離陸・着陸ポイントでは、立ち入り管理区域を設置
・オペレーター・目視人・立入り管理人は常時連絡を取り合う
飛行ルートは自治体と地権者に対して上空飛行の承諾を得たルートを使用し、ドローンの飛行下に第三者が侵入しないよう目視人を配置したレベル2飛行にてドローンの飛行を実施いたしました。
株式会社トルビズオン代表 増本のコメント
このたび、佐賀東部青果様および白石町の皆様のご協力を得て、農作物配送実験を成功裏に終えることができました。心より感謝申し上げます。現在、弊社では佐賀県中部を中心に多久市、小城市、唐津市、大町町などでドローン空路網の整備を進め、DJI社製FlyCart30を用いたドローン配送の社会実装を目指して取り組んでおります。
今回の実験は、佐賀東部青果様との協力による初めての試みとなり、特に高単価なアスパラガスの効率的な集荷・配送を実現する可能性を示しました。これにより、生産者が集荷場所へ持ち込む労力の軽減に繋がり、農業の新しい配送モデルを創出する一助となると確信しております。
さらに、この技術は災害時の対応にも活用が期待されており、地域の安全・安心を支えるインフラとして重要な役割を果たすと考えています。今後も行政や地域の関係者の皆様と連携を強化し、地域社会への貢献をより一層進めてまいります。
また、当日は、多くのメディア、ドローン関係者の方や今後ドローンの活用を考えていらっしゃる方々にもご覧いただきました。現場の熱を今後の事業に取り込んでいきます。
トルビズオンについて
トルビズオンは、DJI FlyCart30などの産業用ドローンの販売を手がける企業です。国家ライセンスを取得できるドローンスクールの運営や、ドローン空路整備サービス「S:ROAD」の開発・運用も行っています。「S:ROAD」は、定期航路となるドローンの飛行空域を可視化し、ドローン産業の社会実装を推進します。
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