HTBノンフィクション「因縁 ―札幌・函館市長選―」5月5日(金)深夜1時15分~放送(60分)
4月に行われた札幌と函館の市長選、候補者たちはそれぞれ浅からぬ「因縁」に翻弄された。前職から受け継いだ野望“五輪招致”をめぐり、現職に逆風が吹いた札幌。かつての上司と部下、市役所OB同士の対決となった函館。因縁を引きずったまま繰り広げられた選挙戦を、市民はどう見つめていたのか。街の未来は―。
札幌~最大の争点「五輪招致」の行方~
札幌市長選は市が目指す2030年冬季五輪招致の是非が大きな争点となった。招致推進を主張する現職・秋元克広氏は、前市長の上田文雄氏から招致の野望を託され、実現に向けて邁進してきた。
立ちはだかったのは市役所OBで元南区長の新人・高野馨氏。高野氏は市長選を住民投票に見立てるとし、招致反対を前面に掲げた。市議会や経済界など組織の後ろ盾を力に圧勝が期待されていた秋元氏だったが、東京大会での汚職・談合事件をめぐり逆風が吹き荒れる。
いつしか、秋元氏は五輪について多くを語らなくなっていった。秋元氏に託された「因縁の招致レース」のシナリオは、どこへ向かっていくのか。
函館~繰り返された「師弟対決」~
函館市長選は4選を目指す現職・工藤寿樹氏と、工藤市政で秘書課長を務めた新人・大泉潤氏による師弟対決。実は、函館ではこれまでも2度にわたり市役所OBが火花を散らしたことがあり、いずれも新人が勝利している。工藤氏もかつて師弟対決を制した一人だ。
両者は互いに批判し合わないとしつつ、工藤氏は「まだ任せられない」、大泉氏は「現市政では市民が置き去り」と、相手をけん制する。
工藤氏は初当選時以来の「どぶ板戦術」を展開し「現職敗退」の慣例を覆そうと躍起に。一方、大泉氏は国民的俳優の弟・大泉洋氏の知名度も武器にして、無党派層だけでなく保守層をも取り込み勝利を挙げた。
人口減少、水産業の不振、観光業の落ち込みなど課題が山積する函館。新たなリーダーが思い描く未来とは。
■番 組 名:HTBノンフィクション「因縁 ー札幌・函館市長選ー」
■放送日時 :2023年5月5日(金)深夜1時15分~深夜2時15分(北海道ローカル)
■ナレーター:土屋まり(HTBアナウンサー)/藤澤達弥(HTBアナウンサー)
■制作スタッフ:チーフディレクター 古川匡、ディレクター 立田祥久/坂詰怜、取材 本吉智彦/喜多和也、 編集 伊藤陽一、プロデューサー 和嶋利典
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