2022年11月16日開催 オンライン・セミナー「もっと知ろう!ミャンマー避難民 ~バングラデシュに逃れたミャンマー避難民の避難民キャンプでの暮らしの現状と課題~」
ジャパン・プラットフォーム(JPF)は、11月16日(水)にミャンマー避難民人道支援(バングラデシュにおける避難民キャンプおよびホストコミュニティの支援)プログラムに関連し、「避難民キャンプで暮らすミャンマー避難民の暮らしの現状と課題を知る」をテーマとしたオンライン・セミナーを開催いたします。
- ミャンマー・ラカイン州に住むイスラム系少数民族のミャンマー避難民(※1)は、迫害により1990年代から長年にわたってバングラデシュへの避難を強いられてきました。2017年に始まった国軍による掃討作戦、さらには2021年2月の政変により、帰還後の安全と国籍付与を前提とした避難民の帰還プロセスの見通しは一層不透明となり、避難生活が長期化しています。
- 2022年10月時点で約94万人の避難民が、主にバングラデシュ南東部のコックスバザール県に避難し、33のキャンプや居住地で暮らしています(※2)。JPFと加盟団体は約5年間、保健、食料、シェルター、保護、教育、水・衛生等の分野で支援を実施してきました。しかし、ミャンマーへの帰還の見通しは立っておらず、将来の帰還後に彼らが生活を再建していくためにも長期的な支援が求められています。
- 本セミナーでは「避難民キャンプでの暮らしの現状と課題」に焦点を当て、先行きの見えない中で避難民がどのような生活を送っているのか、5年間の活動を通じて見えてきた課題はどのようなことかを、現地で活動を続ける加盟NGOスタッフおよびJPFスタッフからお話させていただきます。また、当日は参加者の皆さまからのご質問にもお答えし、困難な状況にある避難民の現状について皆さまとともに考える機会にしたいと考えています。
どなたでもお気軽に参加いただけるセミナーとなっています。皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
■ミャンマー避難民人道支援(バングラデシュにおける避難民キャンプおよびホストコミュニティの支援)についてはこちら(https://www.japanplatform.org/programs/myanmar-refugees2017/)
(※1)JPFでは、民族的背景および避難されている方々の多様性に配慮し、「ロヒンギャ」ではなく「ミャンマー避難民」という表現を使用します。
(※2)OCHA, Rohingya Refugee Crisis(https://www.unocha.org/rohingya-refugee-crisis#:~:text=As%20of%20October%202022%2C%20over,more%20than%20635%2C000%20Rohingya%20refugees.)
シンポジウムの概要は以下の通りです。
(1)開催概要
●日時 : 11月16日(水) 18:00~19:00
●参加費 : 無料
●開催方法 : オンライン開催(zoom)
●参加お申込み方法 :
・下記フォームよりお申し込みください。お申込みいただいた方に、後日参加用のURLをお送りします。
https://forms.gle/ytboQYqNQmyMR1WcA
・締め切り : 11月15日(火)20:00
※締め切りを過ぎてしまった場合は、下記をJPF渉外広報部までご連絡ください。
①メールアドレス ②参加者氏名・フリガナ ③電話番号
●お問い合わせ先 :JPF渉外広報部 info@japanplatform.org
●主催 :特定非営利活動法人ジャパン・プラットフォーム
(2)プログラム(予定)
※内容は変更となる可能性があります。予めご了承ください。
18:00 バングラデシュに逃れたミャンマー避難民について
・ジャパン・プラットフォーム(JPF)事業推進部・評価部 井出 悦子
18:15 避難民キャンプでの暮らしの現状と課題を知る
・ピースウィンズ・ジャパン(PWJ) 海外事業部 土井 紗也香
・セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン(SCJ) 海外事業部 田部井 梢
18:35 質疑応答
18:55 ミャンマー避難民からのメッセージ・ご寄付について
(3)登壇者プロフィールおよび登壇団体のご紹介
<登壇者プロフィール>
土井 紗也香(どい さやか)/ピースウィンズ・ジャパン 海外事業部
大学卒業後、看護師として病院勤務を経験した後、公衆衛生学修士課程修了。在学中は、フィジーでインターンシップ、フィールド調査等を経験。2020年にPWJに入職し、海外事業部で、ミャンマー避難民の保健医療支援事業に従事するほか、国内の九州豪雨やCOVID-19対応等の緊急支援を経験。2020年12月から、バングラデシュ(コックスバザール)駐在。
田部井 梢(たべい こずえ)/セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン 海外事業部
大学で看護学を学び、看護師として国立国際医療研究センター(NCGM)の小児科病棟で勤務した後、公衆衛生修士号を取得。フィリピンで、コミュニティでのHIV/AIDSの予防啓発・早期発見の事業を行う現地NGOでインターンに従事。2021年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパン海外事業部に入局し、バングラデシュでの事業を担当している。現在は、ミャンマー避難民支援、バングラデシュの子どもの保護システム強化事業やバングラデシュの青少年を対象としたエンパワメント事業を担当。
井出 悦子(いで えつこ)/ジャパン・プラットフォーム 事業推進部・評価部
大学院で国際開発(教育開発)を専攻。修了後JICA青年海外協力隊にてニカラグアに赴任、その後JICAにてジュニア専門員(チリ)、プロジェクト形成調査員(ベネズエラ)、国内協力推進員に従事。
また日本財団、国際医療NGO、国立高等専門学校機構等において、国際協力・企画部に在籍し、大洋州、アフリカ、ベトナムなど各地に赴任、プロジェクトに従事。現在はJPFにて、海外における難民発生時・自然災害時の国際人道支援、緊急援助活動に従事し、主に加盟NGO団体からの事業申請案件に対する事業審査・事業モニタリング評価を担当。2019年よりミャンマー避難民人道支援プログラム(本事業)を担当。
<登壇団体について>
特定非営利活動法人 ピースウィンズ・ジャパン
国内外で自然災害、あるいは紛争や貧困など人為的な要因による人道危機や生活の危機にさらされた人びとを支援する国際協力NGOとして1996年に設立され、これまでに世界36カ国で活動。また、緊急災害支援プロジェクト「空飛ぶ捜索医療団」、犬の殺処分ゼロに取り組む「ピースワンコ・ジャパン」の運営や地域活性化などに取り組み、社会問題の解決を目的とした活動に幅広く力を入れている。(https://peace-winds.org/)
公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
セーブ・ザ・チルドレンは、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現された世界を目指して活動する国際NGOです。1919年にイギリスで創設され、現在、世界約120ヶ国で子ども支援活動を実施しています。日本では1986年にセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンが設立され、国内外で活動を展開しています。(https://www.savechildren.or.jp/)
特定非営利活動法人 ジャパン・プラットフォーム
コソボ紛争の経験を教訓に、NGO、経済界、政府の対等なパートナーシップのもと、2000年に発足した日本の緊急人道支援のしくみ。平時より、3者および多様な人々が、強みや資源を生かして連携できるプラットフォームとして機能し、国内外の自然災害による被災者、 紛争による難民・国内避難民に、迅速かつ効果的に支援を届けている。これまでに60以上の国・地域において、総額760億円以上、1900事業以上の人道支援活動を展開。各得意分野を持つ40以上の加盟NGOを様々な形でサポートしながら、緊急人道支援のプロフェッショナルとして、支援を必要とする人々のニーズに根ざしたプログラムを実施している。(https://www.japanplatform.org/)
※個人情報保護について
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