伝統芸能の心と技を伝えた50年-国立劇場の伝承者養成事業-

文化庁

 独立行政法人日本芸術文化振興会では、我が国が世界に誇る伝統芸能を未来に継承するため、その前身である特殊法人国立劇場の時代より50年にわたり、伝承者の養成に取り組んできました。令和3年度には、第26期歌舞伎俳優研修、第30期文楽研修が開講予定。広く一般から研修生を公募し、伝統芸能の新たな担い手を養成します。

 

  • 伝承者養成事業 50年の展開
 日本芸術文化振興会の伝統芸能伝承者養成事業は、国立劇場(本館)開場から間もない昭和45(1970)年に第1期歌舞伎俳優研修が開講し、その歩みをはじめました。その後、国立劇場各館(国立演芸場、国立能楽堂、国立文楽劇場、国立劇場おきなわ)の開場とともに対象分野を拡大し、現在では歌舞伎俳優、歌舞伎音楽(竹本、鳴物、長唄)、大衆芸能(寄席囃子、太神楽)、能楽(三役)、文楽、組踊の各分野で研修を行い、伝承者を養成しています。

 なお、現代舞台芸術の分野では、新国立劇場においてオペラ、バレエ、演劇の各研修所を設置し、実演家の研修事業を実施しています。

 

 

 

  • 300名を超える研修修了者が活躍中
 研修は、重要無形文化財保持者等を講師とし、実技研修、研修発表会等を中心とする実践的、体系的なカリキュラムを編成し、研修生は2〜6年をかけ、伝承者となるために必要な技芸や心構えを習得します。現在、300名を超える研修修了者がそれぞれの舞台で活躍し、伝統文化を次世代につなぐ大きな役割を果たしています。

 

  • 令和3年度は歌舞伎俳優研修(第26期)・文楽研修(第30期)が開講
 歌舞伎、文楽の新たな担い手となるための、2年間の研修です。伝統芸能を未来へとつなぐ、熱意溢れる“若き力“を募集します。

第26期歌舞伎俳優研修生・第30期文楽研修生 募集概要
◇応募資格=中学校卒業(卒業見込みを含む)以上の男子で、原則として年齢23歳以下の者。経験不問。
◇募集人員=若干名
◇応募締切=歌舞伎:令和3年1月29日/文楽:令和3年2月4日
◇選考日(予定)=歌舞伎:令和3年2月から3月上旬/文楽:令和3年2月下旬から3月上旬
◇選考方法=作文、簡単な実技試験、面接
◇研修期間=令和3年4月から令和5年3月までの2年間
◇研修時間=原則、平日午前10時から午後6時まで
◇研修場所=歌舞伎:国立劇場(東京)/文楽:国立文楽劇場(大阪)※文楽東京公演時は国立劇場で実施
◇受験料・受講料=無料。宿舎(審査有・有料)、奨励費貸与制度有。

▶応募要項等、詳細は下記URLをご参照ください。
URL:https://www.ntj.jac.go.jp/training/trainee.html

▶応募をお考えの方を対象に個別相談等を承ります。お気軽にお問合せください。
歌舞伎俳優研修=国立劇場養成課(千代田区隼町4-1 TEL03-3265-7105)
文楽研修=国立文楽劇場養成係(大阪市中央区日本橋1-12-10 TEL06-6212-5529)
 
  • 企画展示 国立劇場の養成事業 -心と技を伝えた50年ー
 事業開始から現在に至る養成事業の歩みと伝統芸能の中で果たしてきた役割について、研修で使われる各種教材や楽器、研修風景・研修発表会の写真やプログラム等の所蔵資料を通して紹介します。


◇会期=令和2年10月1日(木) ~ 令和3年1月27日(水)
◇開館時間=午前10時から午後6時まで
◇休室日=令和2年12月29日(火) ~ 令和3年1月2日(土)
◇場所=国立劇場伝統芸能情報館 1階 情報展示室
◇入場制限=25名以内 ※展示室内の混雑緩和のため
◇入場料=無料

▶詳細は下記URLをご参照ください。
URL:https://www.ntj.jac.go.jp/tradition/event/5017.html

 国立文楽劇場資料展示室においても、国立文楽劇場での文楽養成研修の資料を中心に養成事業の歩みなどをご紹介します(同時開催「文楽入門」展)

◇会期=令和3年1月3日(日)~3月7日(日)
◇開室時間=午前10時から午後6時まで
◇場所=国立文楽劇場 1階 資料展示室
◇入場制限=25名以内 ※展示室内の混雑緩和のため
◇入場料=無料

▶詳細は下記URLをご参照ください。
URL:https://www.ntj.jac.go.jp/bunraku/event/876.html

 

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URL
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業種
官公庁・地方自治体
本社所在地
京都府京都市上京区下長者町通新町西入藪之内町85番4
電話番号
075-451-4111
代表者名
都倉俊一
上場
未上場
資本金
-
設立
1968年06月