腸内環境検査ガイドライン策定による検査品質・業界の信頼性向上を目指し、業界団体「一般社団法人腸内環境ヘルスケア協会」を設立

業界のさらなる発展に向けて、会員の募集を開始

株式会社ダイセル

腸内環境検査業界の発展と信頼性の向上を目的とする業界団体「一般社団法人腸内環境ヘルスケア協会」が2024年10月23日付で設立されました。

 

同団体は、株式会社サイキンソー(本社:東京都渋谷区、代表取締役:沢井 悠、以下サイキンソー)と株式会社メタジェン(本社:山形県鶴岡市、代表取締役社長CEO:福田真嗣、以下メタジェン)を代表理事兼発起人として設立され、株式会社テクノスルガ・ラボ(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長  望月 淳 以下、テクノスルガ・ラボ)、カルビー株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:江原 信 以下、カルビー)、株式会社ダイセル(本社:大阪市北区、代表取締役社長 小河義美、以下ダイセル)、が理事として参画します。

今後、腸内環境検査業界の発展を目指して活動を本格的に開始していきます。

団体概要

■設立趣旨

近年、腸内環境と健康との関連に対する消費者の関心が高まり、腸内細菌叢検査の需要が増加しています。一方で、現状では検査手法や品質に関する統一された基準が存在せず、各事業者が独自の基準で運営しているため、消費者が結果を理解しづらいという課題があります。また、腸内環境が個人ごとに異なるため、個々に最適化された生活習慣改善のアドバイスが求められていますが、アドバイスの提供には制限があります。これらの状況を受けて、我々は腸内環境検査の精度管理や消費者保護を目的として、「一般社団法人腸内環境ヘルスケア協会」を設立する運びとなりました。業界全体の信頼性を高めるべく①腸内細菌叢検査の標準化や指針作り、②検査結果のアドバイスや行動提案に関するルール策定、③産業化に資するエビデンス構築に取り組むものです。同時に新規事業者も安心して参入できる環境を整え、業界全体の発展への寄与を目指します。さらには、検査に対する海外の動向も踏まえ、未だ定まっていない国際基準の策定、日本発のグローバルスタンダードの確立によって、世界市場での展開を目指します。

■活動内容

上記の設立趣旨に資するため、腸内環境ヘルスケア協会は次の活動を行います。

 

腸内環境検査の自主規制ガイドラインの策定

検査結果からのアドバイス・行動提案に関する適切なルール策定・運用に向けた提言

腸内環境の可能性を最大化するための産業化に資するエビデンス構築

 

■協会概要

名称

一般社団法人腸内環境ヘルスケア協会

 英名:Gut Healthcare Association(略称:GHA)

設立日

2024年10月23日

HP

https://gut-healthcare.or.jp/

■代表理事・理事

代表理事

株式会社サイキンソー 代表取締役 CEO 沢井 悠

株式会社メタジェン 代表取締役社長CEO 福田 真嗣

理事

株式会社テクノスルガ・ラボ 代表取締役社長 望月 淳

カルビー株式会社 研究開発本部研究部部長 石原 克之

株式会社ダイセル ヘルスケアSBU事業推進室マネージャー 卯川 裕一

■入会について

腸内環境検査事業者およびヘルスケア関連企業や有識者を対象に、「腸内環境ヘルスケア協会」の会員募集を開始しました。入会に関する詳細は上記HPをご覧ください。

理事の紹介とコメント

株式会社サイキンソー 代表取締役 CEO 沢井 悠

私たちサイキンソーは、「細菌叢で人々を健康に」という理念のもと、腸内環境検査をはじめとする様々な事業に取り組んでいます。誰もが自然と健康になれる社会を実現するには、安心して自身の腸内環境を把握し、その方に最適なサービスを提供することが欠かせません。そのためには、健康に携わる多くの事業者が一丸となって業界全体の信頼性を向上させていくことが重要です。腸内環境ヘルスケア協会設立に向けた皆様のご支援に心から感謝申し上げます。

株式会社メタジェン 代表取締役社長CEO 福田 真嗣

弊社では研究で得られた知見やエビデンスをもとに、腸内環境に合わせた食の提案などの事業化・社会実装に取り組んでいます。一人ひとりが自分の腸内環境を知り、生活習慣の選択を実現していくためには、本協会での取り組みである3つの柱の活動すべてが必要と考えています。本協会に携わる皆様とともに業界全体の課題解決に取り組み、弊社のミッションである「腸内環境に合ったヘルスケアをあたりまえにする」ことの実現を目指してまいります。

株式会社テクノスルガ・ラボ 代表取締役社長 望月 淳

弊社は、2001年から腸内細菌叢の解析技術開発を始め、受託サービスをスタート。腸内細菌叢解析の分野において、20年以上の実績を有しています。現在は、腸内細菌叢解析にとどまることなく、短鎖脂肪酸や胆汁酸など糞便中の多様な物質の分析、採取キットの開発など、腸内環境をより広く評価するためのサービスや製品を提供しています。当社のこれまでの実績、経験を活かし、個々人の腸内環境にあわせたアドバイス確立を目標に、本活動に取り組んでまいります。

カルビー株式会社 研究開発本部研究部部長 石原 克之

「私たちは、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしに貢献します。」という企業理念のもと、スナック菓子やシリアル食品、腸内環境を検査し、自分専用のグラノーラをつくるサービス「Body Granola」等を提供しています。腸内環境が健康に与える影響が注目される中、腸内環境の検査や関連製品の品質向上と標準化に取り組むため、本協会に参画しました。協会を通じ、科学的エビデンスに基づいた製品開発と環境整備に貢献し、消費者に安心して選んでいただける商品・サービスを提供し、業界と社会の発展に努めてまいります。

株式会社ダイセル ヘルスケアSBU事業推進室マネージャー 卯川 裕一

弊社は、おなかの中で起こっている健康機能をより多くの方に享受していただくため、大豆イソフラボンの腸内代謝物であるエクオールやザクロなどのエラグ酸の腸内代謝物であるウロリチンを始めとする機能性食品素材の製品開発を進め、それらの素材を上市してまいりました。腸内細菌と病気の関係や、腸内細菌が作りだす物質の健康への影響など、これまで明らかでなかった腸内環境の健康への寄与が研究の進展とともに明確になってきております。これからは、腸内環境を知り、その状態にあった健康習慣を取り入れる、いわば腸内をデザインして健康を維持していくことがますます重要な時代に突入しつつあります。そのような状況の中で、腸内代謝物の重要性や健康への影響、腸内をデザインすることの必要性をもっともっと消費者のみなさまにお伝えし、知っていただきたいとの思いから本協会に参画しました。協会での活動を通じ、腸内代謝物と健康との関係や、腸を制すものは健康を制すことをエビデンスも取り入れながら周知し、消費者のみなさまの健康に役立てていただくよう取り組んでまいります。

会社概要

■株式会社サイキンソー 会社概要

【代表者】沢井 悠(代表取締役)

【所在地】東京都渋谷区代々木1-36-1 オダカビル2階

【設 立】2014年11月19日

【資本金】50百万円(資金調達累計額 2,340百万円 ※補助金等含む)

【Webサイト】https://cykinso.co.jp/

 

【事業内容】

「細菌叢で人々を健康に」を企業理念に掲げ、腸内フローラをはじめとする常在細菌叢と心身の健康・疾患リスクとの関連を解明し、全ての人々の日常に個別最適な解を提供することで、誰もが自然と健康になれる社会を目指しています。その一環として、腸内環境の状態を把握することが健康維持・増進に繋がるとの考えから、自宅で手軽にできる腸内フローラ検査「マイキンソー(Mykinso)」を開発しました。日本人の大規模な菌叢データベースと高度なデータサイエンス技術を活用し、検査サービスの拡張やOEM開発、システム構築支援、匿名加工情報の研究利活用推進など、菌叢データに基づく事業を多角的に展開しています。

 

■株式会社メタジェン 会社概要

【代表者】福田 真嗣(代表取締役社長CEO)

【所在地】山形県鶴岡市覚岸寺字水上246-2

【設 立】2015年3月18日

【資本金】3500万円

【Webサイト】https://metagen.co.jp

 

【事業内容】

「腸内環境に合ったヘルスケアをあたりまえにする」ことをミッションとし、腸内デザイン®︎をコンセプトにしたアプローチによりグループ全体で「病気ゼロ」を目指す。腸内環境の機能を包括的に理解するための独自の腸内環境評価技術「メタボロゲノミクス®」を駆使した研究開発支援事業、およびそれらに基づくデータベースやアカデミアで培った腸内環境研究の専門家による知見を生かした層別化ヘルスケア事業を行い、試験計画から解析データの解釈・考察、その先の事業化提案まで、腸内環境研究とその社会実装を一気通貫でサポートしている。腸内デザイン®︎のコンセプトを共に広め、「腸内デザイン市場」の共創を目指す企業連携コミュニティ「腸内デザイン共創プロジェクト」も運営し、 2024年11月現在40社が参画中。腸内環境の正しい知識を社会に伝え、自分のヘルスケアの軸を見つけてもらうためのオウンドメディア「onakademy」も運営。

 

 

■株式会社テクノスルガ・ラボ 会社概要

【代表者】代表取締役社長  望月 淳

【所在地】静岡県静岡市清水区長崎388番地の1

【設 立】2007年5月

【Webサイト】https://www.tecsrg.co.jp/

 

【事業内容】

技術に基づく「FACT (真実、事実)の追求」を企業理念として、お客様に正確な分析・解析結果をお届けする受託分析会社です。微生物分類・同定、環境中の微生物群集構造解析、腸内環境分析などに関連するサービスや製品を提供し、学術研究、応用研究、衛生検査など、様々な分野でお客様の微生物試験・分析・研究をお手伝いします。

 

 

■カルビー株式会社 会社概要

【代表者】代表取締役社長 兼 CEO 江原 信

【所在地】東京都千代田区丸の内1-8-3 丸の内トラストタワー本館22階

【設 立】1949年4月30日

【Webサイト】https://www.calbee.co.jp/

 

【事業内容】

1949年の創立以来75年に渡り、私たちは、自然の恵みを大切に活かし、おいしさと楽しさを創造して、人々の健やかなくらしへの貢献を実践してきました。変わらぬ企業理念のもと、100年を超えてなお挑戦を続ける企業になるべく、さまざまな社会課題の解決に取り組んでいます。カルビーグループは、次なる成長に向けた変革に踏みだすことで、新たな食の未来を創造します。

 

 

■株式会社ダイセル 会社概要

【代表者】代表取締役社長 小河 義美

【所在地】大阪府大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB

【設 立】1919年9月8日

【Webサイト】https://www.daicel.com/

 

【事業内容】

1919年に日本のセルロイド会社8社が合併して誕生した当社は、ユニークな発展を遂げ、セルロース化学、有機合成化学、高分子化学、火薬工学をコア技術にして、化学製品、高機能材料、精密火工品システムなど、化学の枠を超えて、さまざまな分野でグローバルに事業を展開しています。その中で40年以上に渡りバイオ研究を行い、機能性食品素材、化粧品素材の開発をすすめてきました。これからも私たちはお客様やパートナーと共に持続可能な社会づくりに貢献していきます。

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ビジネスカテゴリ
化学
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会社概要

URL
https://www.daicel.com/
業種
製造業
本社所在地
大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪タワーB
電話番号
06-7639-7171
代表者名
小河義美
上場
東証プライム
資本金
362億7544万円
設立
1919年09月