Uravation、毎日動く「AI社員」の運用コストを台帳で実測。記事を書く部門の10日間・54回で1日16〜31ドル、費用の8割が執筆
自社メディアを毎日更新するAI社員の費用を、日別・費目別に集計しました。運用先を1つ増やしたときの増加分は自動運用で1回約6ドル。金額はAPI料金への換算値です

生成AIの研修・コンサルティング・開発を行う株式会社Uravation(本社:東京都文京区、代表取締役:佐藤 傑)は、社内で毎日稼働しているAIエージェント群「AI社員」の運用コストを稼働台帳から集計し、その内訳を2026年9月14日に公開しました。記事を書く部門の10日間・54回の稼働を集計した結果、立ち上げ直後を除く1日あたりの費用は16〜31ドル(1ドル150円換算で約2,400〜4,700円)で、費用の約8割が文章の執筆に使われていました。
「AI社員一覧」: https://uravation.com/ai-members/
公開の背景

当社は2026年9月10日に、社内で働くAI社員62体の一覧と組織図を自社サイトで公開しました(数値は2026年8月時点の社内実測)。公開後に社外からいただいた質問で最も多かったのは、体制や分担ではなく「それは、いくらで回っているのか」でした。
AIエージェントの導入相談では、何体つくるか・どの業務に置くかという話は進みやすい一方、毎月いくらかかるのかが曖昧なまま判断が止まることが少なくありません。当社は稼働1回ごとの費用を台帳に記録しているため、体数ではなく金額で答えられます。そこで台帳の生データを集計して公開します。
調査概要
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調査期間: 2026年9月2日〜9月11日(10日間)
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調査機関(調査主体): 株式会社Uravation(自社調査)
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調査対象: 自社の運用サーバー上で実行されたAI社員の稼働記録54件(記事を書く部門・4つの運用先)。調査対象が人ではないため有効回答数の記載は不要
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有効観測数: 稼働54回(期間内に記録された全件)、生成画像208枚、生成された記事データ142件
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調査方法: 稼働台帳(SQLite)の稼働テーブルと費用テーブルを、日別・費目別・運用先別に合計。金額は各モデルのAPI料金への換算値で、画像は台帳に記録した見積単価(208枚で50.00ドル・1枚あたり約0.24ドル)
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集計時点: 2026年9月12日(台帳のデータは2026年9月11日分まで)
調査結果1: 1日あたりの運用コストは16〜31ドル
立ち上げの手直しが終わった2026年9月5日から9月11日までの7日間について、1日あたりの費用は最小16.03ドル・最大31.01ドルでした。7日間の平均は1日22.92ドルです。1ドル150円で換算すると、1日あたり約2,400〜4,700円、平均で約3,400円にあたります。
この水準が30日続いた場合の換算値は約480〜930ドル、日本円では約7万2,000〜14万円です。稼働はスケジュール実行が1日4回で、9月5日以降は日数・回数ともに安定しています。
一方、9月4日だけは84.87ドルと突出しています。この日は開発中の手動実行が19回あったためで、自動運転に移った後の日次には含めていません。期間全体(10日間・54回)の合計は263.37ドルでした。
調査結果2: 費用の内訳は執筆が8割

同じ期間の費用を費目別に分けると、次の内訳になりました。
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執筆(文章の生成): 213.05ドル(全体の約81%)/46件
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画像生成: 50.00ドル(全体の約19%)/208枚
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チャット(対話での指示): 0.32ドル(全体の約0.1%)/2件
費用の中心は画像ではなく文章の執筆です。画像は208枚を生成して50.00ドルで、これは台帳に記録した見積単価(1枚あたり約0.24ドル)による金額です。
つまり、記事を書くAI社員の原価はほぼ「本文をどれだけ書かせるか」で決まります。図解の枚数を増やしても総額は大きく動きません。
調査結果3: 運用先を1つ増やしたときの増加分

運用先ごとの内訳は次のとおりです(運用先の名称は非公開のためA〜Dで表記します)。
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A(自動運用): 18回・107.82ドル/1回あたり5.99ドル
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B(自動運用): 14回・89.23ドル/1回あたり6.37ドル
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C(自動運用): 10回・58.57ドル/1回あたり5.86ドル
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D(観測のみ): 11回・7.20ドル/1回あたり0.65ドル
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動作確認用: 1回・0.23ドル
稼働54回に紐づく費用の合計は263.05ドルで、残る0.32ドルは稼働の外で発生した対話分です。
企画から執筆・画像生成・公開手続きまでを回す「自動運用」は、1回あたり5.86〜6.37ドル(平均約6ドル・1ドル150円換算で約900円)に収まりました。順位や掲載状況を見るだけの「観測のみ」は1回あたり約0.65ドル(約100円)です。
期間内の成果は、公開まで到達した記事35本、公開待ちの下書き100件です。
このほか、AI検索での見え方を毎日診断する仕組みも動いています。こちらは台帳に実行回数だけが記録され金額が入らないため実測値はなく、2026年9月10日・11日はいずれも1日10回の診断でした。回数と単価からの概算では1日150〜300円程度です(2026年9月9日時点の見積り)。
なお、稼働の基盤となるサーバーは自社保有の機材で、外部からの接続経路も無料の範囲で運用しているため、上記の金額に対する追加費用は発生していません。
数字の読み方

公開した金額は、次の前提でお読みください。
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金額はすべてAPI料金への換算値です。執筆に使うClaudeはサブスク契約で動いているため、実際の請求は「サブスクの定額+枠を超えた分の追加利用料」になります。
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画像の50.00ドルは台帳に記録した見積単価(1枚あたり約0.24ドル)による金額です。実際の請求はモデルと画像サイズで変動します。
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集計の対象は、記事を書く部門(4つの運用先)だけです。AI社員62体すべての合計ではありません。
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人件費、承認や品質確認にかかる人の時間、サーバー機材の償却は含んでいません。
実務の判断に使える目安は次のとおりです。毎朝1回・記事1本を書かせる運用なら、1つの運用先あたり1日およそ900円、1か月で約2万7,000円相当の従量費用が発生します。見るだけの運用なら1日100円程度です。
今後
当社は、AI社員と同じ仕組みを社外に構築する「AIエージェント構築代行」を提供しています( https://uravation.com/ai-agent-daiko/ )。今後も、集計期間を延ばした実測値を継続して公開していく予定です。
プログラム設計・全体監修
佐藤 傑(株式会社Uravation 代表取締役)。X(旧Twitter)フォロワー10万人以上。著書『AIエージェント仕事術』『Claude仕事術』(SBクリエイティブ)はシリーズ累計51,400部(2026年8月時点)。新刊『AI分身仕事術』が2026年11月19日にSBクリエイティブより発売予定。SBクリエイティブ「ビジネス+IT」、GMO「天秤AI」で連載。累計4,000名以上へのAI研修を手がけ、AI社員の設計方針と費用台帳の取り方を監修しています。日々の運用と今回の集計は、AI社員を実際に運用するUravationの開発チームが担当しました。
会社概要
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会社名 |
株式会社Uravation |
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所在地 |
東京都文京区本郷6丁目25番14号 |
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代表者 |
代表取締役 佐藤 傑 |
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設立 |
2024年2月 |
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事業内容 |
生成AIの研修・コンサルティング・開発 |
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主な実績 |
累計研修受講者4,000名以上、支援企業100社以上(2024年2月〜2026年3月・当社実績) |
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URL |
本件に関するお問い合わせ先
株式会社Uravation 広報担当
E-mail: suguru.sato@uravation.com
お問い合わせフォーム: https://uravation.com/contact/
※ ClaudeはAnthropic PBCの製品名です。本調査および当社サービスは各社の公認・提携を示すものではありません。
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