台湾初、人気漫画『ブルーピリオド』と現代アーティストがコラボした展覧会「ブルーピリオド×ArtSticker 台湾」を333GALLERY 微風南山にて2025年2月6日(木)より開催
人気漫画『ブルーピリオド』と現代アーティストが協働した展覧会を国外にて初開催。出展作家は、日本人作家の奥田雄太、清川漠と、台湾人作家の憨憨(Hanhan)の3名。
株式会社The Chain Museum(本社:東京都渋谷区、代表取締役:遠山正道、以下「The Chain Museum」)は、台湾にあるアートギャラリー「333GALLERY 微風南山」にて、人気漫画『ブルーピリオド』と現代アーティストが協働した「ブルーピリオド ✕ ArtSticker」を2025年2月6日(木)〜3月2日(日)に開催します。
本展は、アーティストたちがブルーピリオドならではのキュレーションに共鳴する形で作品を展開するシリーズ展で、日本では六本木にある「アートかビーフンか白厨」で過去3回行われてきました。本展は初の海外での試みとなります。
※本展の出展作品は「先着制」でArtStickerで販売いたします。また、台湾での現地販売も並行して行います。
開催概要
本企画展では、人気漫画『ブルーピリオド』とアーティストとのコラボレーション展示を通じて、まるで『ブルーピリオド』の主人公・八虎が一枚の絵をきっかけにアートの世界に没頭していったように、来場者の皆様にも本展の作品を契機として、奥深く魅力的なアートの世界へ足を踏み入れていただければ幸いです。
また、コレクターの皆様には、この世界観の中でアートの本質的な楽しさを見出し、アートの世界に踏み入れた初心を思い出していただければと思います。
『ブルーピリオド』は日本での実体展を通じて、さまざまな層のファンを魅了してきました。今回の海外初展示では、333 GALLERYとの共同企画を通じて、『ブルーピリオド』の世界観を台湾のみなさまにも知っていただくことを目指しています。
キュレーションステートメント:一枝草,一點露 (和一把泥)
台湾で「一枝草,一點露(一本の草に一滴の露)」という有名なことわざがあると聞きました。意味としては「 一本の枝に一滴の露さえあれば草木は枯れてしまっても生き返る。ほんの少しの希望があれば生きていける」という非常に力強い励ましの言葉でありながら、非常に厳しい過去や現実を想像させる言葉でもあります。人生における「ブルーピリオド」。それはみずみずしく、あらゆる可能性がありながら、簡単に折れてしまうような危うさも含んでいます。その時期の私たちに芸術はどういった影響を与えてくれたでしょうか?あるいはこれからその時期を迎える人たちにどういった道を示してくれるでしょうか?一本の枝、一滴の露、そしてそれを支え育む一握りの土(和一把泥)?
本展では、ArtStickerと333GALLERYによって招待された日本および台湾のアーティストが、それぞれの方法で表現を行います。
奥田雄太は、ファッションデザインを基盤に、力強さと繊細さを兼ね備えた動植物を描くことを得意としています。
清川漠は、独自の「獏嵌」技法を用いて、彫刻、版画、絵画の境界を越える実験的な平面作品を制作しています。彼女はまた、草木や盆栽を連想させる作品でも知られています。
台湾のアーティスト、憨憨(Hanhan)は、自分を癒すために創作を始めました。幼少期からの特異性が理解されず、画筆を通じて自己救済を行いました。それはまるで、芸術が生活に潤いをもたらす雨露のようなもので、彼女の作品を目にした人々が自然と微笑むような感覚をもたらします。
芸術作品は一本の草でも一滴の露ですらない、そこに描かれない一握りの土かもしれませんが、あなたが育む大切なものを見つけるヒントになるでしょう。
出展アーティスト
奥田雄太 / Yuta Okuda
コロナをきっかけに日々の当たり前だと思っていたことが、実は特別な出来事だったと気付き、その当たり前に感謝し、その思いを作品にしたいと思いから’with gratitude’というテーマで、鑑賞者に感謝を伝える「花」を描いています。
アクリル絵の具の混ざった偶発的な部分を、極細のペンでアウトライン化していくことで『偶然』を『必然』変えていくような独自の描き方をしている。
現在は、個展やアートフェアなど国内外問わず精力的に作品を発表し続けている。
清川漠 / Baku Kiyokawa
1996年東京都生まれ。2020年⼥⼦美術⼤学芸術学部美術学科洋画専攻卒業。
「獏嵌(ばくがん)」という独自の技法を用い、境界線をテーマに作品制作を 行うアーティストです。学生時代、絵画‧版画‧彫刻を学んだ経験から、銅版画の技法と直接書き込む絵画表現を混交させた彫刻作品として、「獏嵌」を生み出しました。獏嵌は、アクリル板を支持体とし、その裏面に塗料をあらかじめ塗り、それを彫り掻くことでラインを描いています。さらに、彫られたラインへ塗料を流し込み、反対側の表面から鑑賞させることで、よりシャープな描写を可能にしています。アクリル板の「裏側」から掻いているため、鑑賞者が眼にする画面は反転したイメージとなり、その偶発性も清川の作品の特徴のひとつです。
憨憨/Hanhan
新北市私立復興商工職業学校を卒業。
憨憨は幼少期から絵を描くことを愛し、粘土や食べ物を使って奇妙な物を作るのが得意でした。幼少期の孤独感と他の人と違う自分が、彼女が創作を通じて自己癒しを行うきっかけとなりました。創作の過程では、小さな動物や怪物を作ること、また筆で絵を描くことで、作品がまるで彼女の友達のように感じられ、孤独を感じることはなくなりました。
初めは自己癒しのために創作をしていましたが、今では一つ一つの作品をより丁寧に扱い、観る人がその作品を通して純粋な喜びと微笑みを感じてほしいと願っています。
Information
ブルーピリオド×ArtSticker 台湾
会期
2025年2月6日(木)〜3月2日(日)
会場
333GALLERY 微風南山
住所
110台北市信義區松智路17號3樓-微風南山3F., No. 17, Songzhi Rd., Xinyi Dist.,
Taipei City 110 , Taiwan (R.O.C.)
電話番号
+886 2 27223393
開催時間
日〜水 11:00〜18:30
木〜土 11:00〜22:00
観覧料
無料
アクセス
MRT「台北101/世貿」駅から徒歩2分
参加アーティスト
<日本作家>
奥田優太/Yuta Okuda
清川漠/Baku Kiyokawa
<台湾作家>
憨憨/Hanhan
主催
ArtSticker(運営:The Chain Museum)
333 GALLERY
協力
株式会社 講談社
展覧会サイト
https://artsticker.app/events/58248
会場:333 GALLERY について
百年以上続く台湾における名門実業家及び芸術一家の林氏が創立運営する333 GALLERYは、台中、台北、高雄、台北微風南山に4つの拠点を構えている。この4つの拠点では、台湾の北部、中部、南部の多様な文化的特性を生かし、同ブランドの鋭い洞察力と市場調査によって、世界中のコレクターやアートラバーのために次世代のスターと現代アート作品を発掘している。台湾で現代アート最大のギャラリーコミュニティー中華民国画廊協会(Taiwan Art Gallery Association)の理事である。
「現代における、市場における、芸術教育における」という3つの基準に向けて力を入れている。力学の世界では、「3」は最も安定した構造であり、333 GALLERYはブランドとして、この3つの基準を守り、今後、国際的なアートトレンドの変化にかかわらず、予測不可能な市場やトレンドの中でその価値を確固たるものにすることを意味している。
▽会場について
https://artsticker.app/events/13601
ArtSticker(アートスティッカー)について
株式会社The Chain Museumが運営する、アートに出会う機会と、対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで、幅広く収録。作品のジャンルも、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたっています。
また、ArtStickerはデジタル上だけでなく、リアルでユニークな場所と出会うことで、アートやアーティストが世界と直接つながることを希求しています。
▽ArtSticker Webサイト
▽ArtSticker ダウンロードURL
App Store:https://apps.apple.com/app/artsticker/id1446438049
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker
株式会社The Chain Museum概要
社名 :株式会社 The Chain Museum(読み:ザ・チェーンミュージアム)
所在地 :東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階 代官山TOKO
代表者 :代表取締役 遠山 正道
▽The Chain Museum 公式Webサイト
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