世界で活躍する製造業エグゼクティブ200名が参加!キャディ、「モノづくり未来会議 in ラスベガス」を開催
在サンフランシスコ 日本国総領事 大槻氏、スバルオブアメリカ 会長 堀氏、前ホンダエアクラフト社長 藤野氏が登壇
製造業のデジタル変革に挑むキャディ株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役:加藤 勇志郎、以下キャディ)は、製造業に関わる経営層向けイベント「モノづくり未来会議 in ラスベガス」を開催したことをお知らせします。

世界情勢の変化、サプライチェーンの再編、そしてデジタル化の波が加速する中、製造業はかつてない変革期を迎えています。特に変化の激しいアメリカ市場において、製造業は共創を強化し、未来を切り拓いていくことが求められています。本カンファレンスは、こうした課題意識のもと、業界のトップランナーたちの知見を共有し、次なる一手を探る場として開催されました。
米ラスベガスで2回目の開催となる本カンファレンスでは、開会挨拶に在サンフランシスコ 日本国総領事 大槻 耕太郎 氏が来場されました。各講演では、スバルオブアメリカ 会長兼 CEO 堀 陽一 氏、前ホンダエアクラフト社長兼CEO 藤野 道格 氏、キャディ株式会社 CEO 加藤 勇志郎が登壇。激変する世界で製造業がイノベーションをおこすためのリアルな知見と未来への展望として、異業種挑戦による新市場の創出や、技術選択を通じた競争力・収益性の最大化など、これからの産業変革に不可欠な視点について、未来のビジネス成長を見据えた実践知を語りました。
当日は、日本、アメリカ、そして世界で活躍されている第一線のエグゼクティブ200名が参加。各登壇者の熱のこもったセッションに耳を傾け、続く意見交換会においては、自社の事業課題に即した「変革の一歩」として、同じ円卓を囲む参加者間で深い議論が交わされました。
【 開会挨拶:在サンフランシスコ 日本国総領事 大槻 耕太郎 氏 】
モノづくり産業は今、岐路にある。AI実装とアジャイルな組織変革への期待

在サンフランシスコ日本国総領事の大槻孝太郎氏は、モノづくり産業がデジタル化と国際化の「岐路」に立たされている現状を指摘しました。日本はかつて「ジャパン・アズ・ナンバーワン」と謳われた時代から、現在はAIなどの革新的技術をいかに社会実装し、競争力を維持・強化できるかが問われるフェーズにあります。
大槻氏は、今年のCESの潮流を踏まえ、社会の急速な変化に対応するために「組織をどう変革するかが、皆さんのような経営層にまさに対応が待ったなしで迫られている」と、アジャイルな組織変革の必要性を説きました。
また、変革のツールとして「新技術の実装」を挙げつつ、スタートアップと大企業の連携によるオープンイノベーションへの期待を表明。「今回のイベントを通じて、お互いの知見あるいは経験、考えなどを共有していただいて、課題に対応するようなアイデアを見出していただきたい」と述べ、モノづくり産業の長所を活かして再び国力を増していくことへの強い期待を、会場に集まったエグゼクティブたちへ伝えました。
【 講演1 :前ホンダエアクラフト社長兼 CEO 藤野 道格 氏 】
30年にわたるエンジニアの情熱が空の常識を塗り替えた「ホンダジェット」

1986年の渡米から始まった前ホンダエアクラフト社長兼 CEO 藤野氏のキャリアは、ミシシッピ州の田舎にある小さな研究所での手探りの研究からスタートしました。当初は「本当にこんな手作りでやっていて世界最先端の飛行機作れるんだろうか。本当にアメリカで競争できるんだろうか」と理想と現実のギャップに悩んでいた当時を振り返りました。
しかし、ビジネスジェットを「空のスポーツカー」と捉え、コンセプトから自分で考えて世界中に売るという大きな志を抱き続けました。プロジェクトの30年間には、プロジェクトの開発中止や撤退の危機といった数々の苦難がありましたが、藤野氏は「飛行機を作るための基盤となる設計/解析技術、また地上試験やフライトテスト技術を身につけた。本当にここでやめていいんだろうか」という強い思いで、1997年にカレンダーの裏に描いた独自の飛行機の構想を形にしていきました。
主翼上面の最適な位置にエンジン配置することで高速時の抵抗を下げるという画期的な航空機設計技術(Over-the-Wing Engine Mount configuration) を実証。2015年の型式認定取得に至るまで、3,000時間を超える飛行試験を成し遂げ、全米規模の生産基盤を構築しました。藤野氏の講演は、一人のエンジニアの情熱がいかにして巨大な事業へと昇華し、世界の空を変えるイノベーションを生んだのかを示す、感動的な講演となりました。
【 講演2 :スバルオブアメリカ 会長兼 CEO 堀 陽一 氏 】
開発責任者が見た「SUBARU」のブランド。日々の判断が個性を創る

主力車種の開発責任者を務めた経験を持つスバルオブアメリカ 会長兼CEO 堀氏は、モノづくりにおける「リーダーの判断」の重要性を語りました。自動車開発には3〜5年の歳月と数千人の力が注ぎ込まれますが、その中で繰り返される「小さな判断の積み重ね」こそが、最終的な商品の個性を創り上げると述べました。
堀氏は、お客様の家を訪ねて生活実態を見る「定性調査」からニーズを先読みし、技術的な付加価値を乗せてお返しするプロセスの重みを強調。また、全米640店舗の販売網を維持しながら販売効率を劇的に高めた経営手法にも触れ、質の向上にこだわった店舗投資の重要性を示しました。
「HEART Philosophy(誠実、共感、感謝、尊重、信頼)」を共通の価値観として、開発から販売まで一貫してお客様に向き合うことで、SUBARU独自の強固なファンベースが形成されていると総括しました。
【 講演3:キャディ株式会社 代表取締役 CEO 加藤 勇志郎 】
物的イノベーションを10倍加速する、経営層の「パラノイア性」と「覚悟」

キャディ株式会社 代表取締役の加藤は、AIが人類の知能の総和を超える未来が確定しているからこそ「物理的な課題を解決する製造業の重要性は圧倒的に上がる」と力強く語りました。知能の限界が突破されても、モノが壊れれば人は死ぬという「物的限界」は残り、これを克服することこそが製造業の役割であると定義しました。
加藤は、変革を成し遂げる企業の共通点として「パラノイア(偏執狂的)リーダーシップ」を挙げ、アンディ・グローブの言葉を引用。「マクロの変化がある中で、絶対にこれをしなきゃいけないということを強く感じられるCEOやCxOがいる会社は圧倒的に変わる」と説きました。
また、製造業は「現場の強さ」があるゆえに大きな決断が現場任せになる傾向を指摘。「経営の役割は改革であり、現場の役割は改善である。この方向が正しいに違いないという『コンパス』を見つけ、そこに対して『ベット』する。これは絶対に経営でなければできない」と主張しました。最後に、自らも製造事業をソフトウェア事業へ統合するという大胆な決断を下した経験に触れ、経営者が強い意志で改革を主導することで、再び世界を盛り上げていこうと力強く呼びかけました。
■ 製造業AIデータプラットフォームCADDi(キャディ)について( https://caddi.com/ )
製造業のエンジニアリングチェーン・サプライチェーン上のデータを解析・関連付け、インサイトを抽出することで、生産活動と意思決定を高度化するプロダクトです。祖業である部品調達事業での経験とAIを用いたテクノロジーの力を活用し、点在する経験とデータを資産に変え、競争力を高めます。

キャディ株式会社
キャディ株式会社は、「モノづくり産業のポテンシャルを解放する」をミッションに掲げ、点在するデータ・経験を資産化し、新たな価値を創出する「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を開発・提供するスタートアップ企業です。アプリケーションである「製造業データ活用クラウドCADDi Drawer」「製造業AI見積クラウド CADDi Quote」をはじめ、今後もプラットフォーム上に様々なアプリケーションを提供予定です。日本をはじめアメリカ、ベトナム、タイを含む4カ国で事業を展開し、製造業のグローバルな変革を実現していきます。累計エクイティ資金調達額は257.3億円。
<会社概要>
本社所在地:東京都台東区浅草橋4-2-2 D’sVARIE浅草橋ビル(総合受付6階)
代 表 者:代表取締役 加藤勇志郎
設 立:2017年11月9日
資 本 金:1億円
事業内容 :製造業AIデータプラットフォームCADDiの開発運営
U R L :https://caddi.com/
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