ゼロエネルギーで屋内を冷却するSPACECOOL、世田谷区立小学校2校に導入 室内温度を外気温より平均3.4℃低減、夏場の教育環境改善に貢献
SPACECOOL株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:末光 真大、以下「当社」)は、当社が開発・販売する放射冷却素材「SPACECOOL」を一体化した防水シート「イノベーションプルーフRR(以下「SCシート」、販売元:ロンシール工業株式会社)」が、東京都世田谷区立の小学校2校(以下、それぞれ「A校」、「B校」という)に導入されたことをお知らせします。

近年の夏場の酷暑により、学校現場の環境が深刻化しています。UNICEFの報告では、高温が学校の出席率低下や子どもたちの集中力に影響を及ぼす可能性が指摘されています⁽¹⁾。また国内では、学校管理下での熱中症事故が体育・スポーツ活動中に多く発生しており、学校でのスポーツ活動が子どもの暑熱リスクと密接に関連していることが文部科学省から報告されています⁽²⁾。さらに学校運動時の熱中症予防ガイドラインでは、WBGT(暑さ指数)に応じた運動実施判断基準が定められており、暑熱環境下での活動には専門的な管理が必要とされています⁽³⁾。
このように学校現場での暑熱対策が従来以上に求められる中、当社はゼロエネルギーで空間内を冷却する放射冷却素材「SPACECOOL(スペースクール)」の導入により、屋根からの入熱を抑制し、体育館や校舎の屋内温度上昇を低減することで、教員や児童にとってより快適な教育環境の形成に貢献してまいります。
導入結果の詳細:A校 体育館屋根
A校の体育館屋根に導入したSCシートの熱抑制効果について、施工前後における室内温度の比較測定を行いました。
SCシート施工前は、測定期間中の大部分で室内温度が外気温を上回った一方、施工後は室内温度が外気温を下回る時間帯が増加し、コアとなる日中時間帯(10:00~16:00)において、施工前と比較して平均3.4℃の室温低下を確認。さらに、同時間帯では、室内温度が外気温より平均1.6℃低い結果を確認できました。なお、測定期間中は空調設備を稼働しておりません。本結果は、SPACECOOLの入熱抑制・放射冷却効果に加え、建物構造や周辺環境条件など複数の要因が組み合わさった実測結果と考えられます。



導入結果の詳細:B校 校舎屋上
SCシートの有無による屋上表面温度の比較測定を実施した結果、SCシート施工部では未施工部と比べて最大約15℃の温度低下を確認しました(計測日:2025年8月6日)。


世田谷区教育委員会事務局 施設整備課 ご担当者様のコメント
近年は夏の猛暑が深刻化しており、保護者の方々からも「暑くて子どもの体調が心配」という声を頂いていました。様々な解決策を検討する中で、放射冷却素材「SPACECOOL」を活用したイノベーションプルーフRRを知り、体育館の屋根に施工したところ、室内がとても涼しくなり、子どもたちが快適に運動できる環境になったという声を頂いております。既に世田谷区内の他校への導入も決定しており、同様の効果を期待しております。
イノベーションプルーフRRに関するお問い合わせ先
イノベーションプルーフRRの導入に関するご相談は、販売元のロンシール工業株式会社までお問い合わせください。
お問い合わせ先:https://www.lonseal.co.jp/inquiry/
放射冷却素材「SPACECOOL」について
直射日光下において、太陽光からの熱をブロックし熱吸収を抑えるだけでなく、熱を「大気の窓⁽*⁾」の波長域の赤外線として宇宙に逃がすことで、ゼロエネルギーで外気温よりも温度低下することを可能にした世界最高レベルの放射冷却性能を持つ新素材です。

(*)光には、大気を通過しやすい(透過率が高い)波長と大気に吸収されやすい(透過率が低い)波長が存在しています。光エネルギーの形で熱を宇宙空間に輸送するには大気の透過率が高い波長が優れており、特に透過性が高い波長8-13μmの波長範囲を「大気の窓」と呼びます。
(1)UNICEF, Heat waves and how they impact children https://www.unicef.org/stories/heat-waves-impact-children
(2)文部科学省「学校教育活動等における熱中症事故の防止について」 https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1417343_00033.htm
(3)公益財団法人日本スポーツ協会「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」https://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid1437.html
※「SPACECOOL」は登録商標です。
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