- 広島県竹原市におけるイノベーション創出を通じた産業構造の転換へ -砂利蓄熱システムの開発により「産業用熱のグリーン化」を目指すESREE Energy株式会社へ出資

ReGACY Innovation Group株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:成瀬 功一、以下:ReGACY)はESREE Energy株式会社(本社:東京都荒川区、代表取締役CEO:岩田 貴文、以下:ESREE Energy)に出資したことをお知らせいたします。
ESREE Energyは、ReGACYが広島県竹原市にて主催するアクセラレータープログラム「たけはらDX」(https://takehara-dx.local-innovation.jp)における令和6年度採択スタートアップの一社となります。同社は、主要事業の一つとして、余剰電力を熱に変えて貯蔵する砂利蓄熱の開発を行っております。この技術の展開を通じて、産業領域でも特に高需要な200℃前後の熱の脱炭素化を目指します。
竹原市の事業においては、1,000kWh程度の熱需要をターゲットに定め、砂利蓄熱装置の実証機(1kWhサイズ)の開発を行いました。令和7年度以降は、竹原市内の事業者と連携し、当蓄熱装置の実機検証、延いては、有償設置を見据えており、研究開発/事業開発を進めております。
他方、この実現には、 ESREE Energyと竹原市、地域事業者の三者のみならず、広島県や近隣の研究機関(大学・高専など)といった多様なステークホルダーとの連携が不可欠となります。この共創の構想・推進をReGACYが主体的にリードし、二人三脚で伴走支援すべく、この度の出資を行うことと致しました。
ESREE Energyの技術の社会実装により「国内産業の熱のクリーン化」ならびに「イノベーション創出を通じた基礎自治体の産業振興」への貢献を目指してまいります。
▼ESREE Energyについて
<熱エネルギーの脱炭素化の必要性>
世界の最終エネルギー消費量の約50%は熱エネルギーによるものであり、熱エネルギーは産業部門での多く利用されています。しかしながら、産業熱の脱炭素化はいまだに進んでいないのが現状です。
<蓄熱を中心とした技術開発>
ESREE Energyでは、再生可能エネルギー由来の電力を熱に変えて蓄え、必要な時にエネルギーとして活用する技術の研究開発を行っております。具体的には、砂利を活用した蓄熱技術により、晴天昼間の太陽光発電の余剰電力を熱として蓄え、夜間を含めて、安価かつ安定的に産業用蒸気を供給することを目指しております。

加えて、Pumped Thermal Energy Storage(PTES)と呼ばれる、高温ヒートポンプとランキンサイクルを組み合わせた技術の開発にも取り組んでおります。これにより、ヒートポンプによる産業熱の効率的な脱炭素化と、経済性のある長期エネルギー貯蔵(LDES)の開発にも貢献してまいります。

【ESREE Energy会社概要】
社名 :ESREE Energy株式会社
代表者 :代表取締役 岩田 貴文
所在地 :〒116-0003 東京都荒川区南千住八丁目5番7号 白鬚西R&Dセンター209号室
URL :https://esree.co.jp/
事業内容 :蓄熱蓄電技術の開発、エネルギー貯蔵に関する市場・技術調査など
▼ReGACY/ Public Sector&Government Groupの投資スタンスについて
パブリックセクター(自治体、大学、高専などの非営利組織)と共創的にイノベーション事業創出を目指す弊社「Ecosystem Group」では、ReGACYが有するネットワーク、ケイパビリティが事業開発/スケールにおいての貢献ができ、かつ、ローカルエリアにおける産業振興へポジティブに影響することが期待される有望なスタートアップ/研究シーズに対して、今後ともファイナンスを含めた経営支援を積極的に行ってまいります。
▼ESREE Energy 代表取締役CEO 岩田 貴文 氏 コメント

世界のエネルギー消費の大半を占める『熱』の脱炭素化は、カーボンニュートラル実現において避けては通れない大きな壁です。我々は、独自の蓄熱技術をエンジニアリングの力で実現することで、経済性のある脱炭素化ソリューションを構築してまいります。
今回、エネルギーやスタートアップの分野で知見豊富な、心強いパートナーの皆様に参画いただいたことを大変心強く思っております。今回の資金調達を糧に、まずは蒸気利用を必要とする産業界の皆様とともに、実用的かつ革新的な実証例を積み上げていくべく、研究開発を加速させていきます。
▼ReGACY 取締役会 兼 執行役員 桶谷 建央 コメント

熱の脱炭素化、特にESREE Energy社がターゲットとする中低温域は、日本の産業構造から大きな需要があることは自明であり、産業政策的にも非常に重要視されております。
一方で、技術的な課題や産業構造上のビジネススキームとしての成立困難性が残り、革新的なサービスが長らく確立されておりません。
このような背景も鑑みたうえで、深い産業構造の理解や技術的な独自性を持つESREE Energyと代表取締役の岩田氏であれば、この領域でのブレークスルーを起こすことができると強く感じ、この度は出資という形でサポートさせて頂くことになりました。
初期的なPoCの確立など、地域事業者とのオープンイノベーションが欠かせない領域だからこそ、弊社のアセットも十二分に活用し、今後はより一層、二人三脚での市場開拓を支援させて頂く所存です。
▼「たけはらDX」について
「たけはらDX」は、有力な技術、アイデアを持つベンチャー・スタートアップ企業と竹原市内の様々な課題を抱えたプレイヤーが協働することで、地域課題解決のモデルケースとなるイノベーションを創出することを目的としたアクセラレータープログラムです。「瀬戸内に映える持続可能なまち」を体現すべく、自治体として“挑戦的”かつ“先進的”な事業に取り組む竹原市と、様々な自治体や大企業とのアクセラレータープログラムの開催実績・ノウハウを持つReGACY、LIAがそれぞれの強みを活かすことで、ローカルイノベーションを通じた、経済・産業振興を目指しています。 R5年度より、竹原市の課題解決や、将来の産業創出につながる事業をもったスタートアップを合計15社採択しており、実際に竹原市に滞在しながら現地事業者と協働して実証へチャレンジしております。
▼ReGACY Innovation Group株式会社について

社名 :ReGACY Innovation Group株式会社(英表記:ReGACY Innovation Group Inc.)
設立 :2022年2月2日
代表者 :代表取締役 成瀬 功一
所在地 :東京都千代田区神田神保町1丁目24-1 CIRCLES神保町Ⅱ 10階
URL :https://regacy-innovation.com/
事業内容
イノベーション戦略策定・実行管理、イノベーション組織・制度、CVC設立、新事業インキュベーション、オープンイノベーション、ベンチャー投資・M&A、プロダクト開発・ラボ事業、プライベートエクイティ事業
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