「王様のブランチ」で話題! 小倉千明『嘘つきたちへ』が好評発売中
第1回創元ミステリ短編賞受賞作を含むデビュー短編集
小倉千明(おぐら・ちあき)さんのデビュー短編集『嘘つきたちへ』が東京創元社のミステリレーベル《ミステリ・フロンティア》より発売中です。

小倉さんは、「嘘つきたちへ」2023年に第1回創元ミステリ短編賞を受賞しました(同時受賞は水見はがねさんの「朝からブルマンの男」)。
選考会では「本格ミステリの面白さを見事に表現した、きらりと光る作品だった。終盤、見事にやられてしまった」(大倉崇裕氏)、「故郷での日々を回想する会話に漂う懐かしさや、不穏な展開の描写が優れていました」(辻堂ゆめ氏)、「仲間だけの小さな同窓会という設定が郷愁と寂しさを生む一方、そんな小さな喜びの場でさえ互いを疑わねばならないという緊張感が小説を良くしている」(米澤穂信氏)と絶賛されました。
発売前重版も決定し期待が集まるなか、6月7日放送の「王様のブランチ」(TBSテレビ)でも取り上げられ話題となっています。

7月には小倉さんの「嘘つきたちへ」と同時受賞の水見はがねさんのデビュー作『朝からブルマンの男』も刊行予定です。
注目の新人のデビュー作にぜひご期待ください。
■書誌情報

嘘つきたちへ
小倉千明
判型:四六判仮フランス装
ページ数:276ページ
発売日:2025年5月30日
ISBN:978-4-488-02027-9
Cコード:C0093
価格:1,980円(税込)
装画:中辻作太朗
装幀:岩郷重力+Y.K
内容紹介:
過疎化が進んだ町で小学校時代を過ごした大地は、二十年以上前の卒業以来初めて東京で同級生二人と再会する。虫取りやスイカ割りなどのノスタルジックな思い出話は、自然と五年生の時に起こった事故の話に移っていく。リーダー格の少年・翔貴が沼に落ちて昏睡状態となり、目覚めぬまま最近亡くなった水難事故の真相とは? 第一回創元ミステリ短編賞受賞作「嘘つきたちへ」など、全五編の“嘘つきたちの競演”。注目新人のデビュー短編集。
収録作品:
「このラジオは終わらせない」
「ミステリ好きな男」
「赤い糸を暴く」
「保健室のホームズ」
「嘘つきたちへ」(第1回創元ミステリ短編賞受賞作)
■著者プロフィール
小倉千明(おぐら・ちあき)
1984年山口県生まれ。神戸大学卒。2023年、会社員として働く傍ら投じた「嘘つきたちへ」が第1回創元ミステリ短編賞を受賞(同時受賞は、水見はがね「朝からブルマンの男」)。『嘘つきたちへ』が本格的なデビューとなる。
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