オラクル、クラウドのパワーを幅広いユーザーにもたらすOracle Alloyを発表

世界中のパートナー企業や組織がクラウド・プロバイダーとなり、自社の顧客にOracle Cloud Infrastructure (OCI)上で構築したクラウド・サービスを提供可能に

日本オラクル株式会社

オラクルは本日、新しいクラウド・インフラストラクチャ・プラットフォーム「Oracle Alloy」を発表しました。この新しいプラットフォームにより、サービス・プロバイダー、インテグレーターや独立ソフトウェア・ベンダー(ISV)のみならず、金融機関や通信事業者などの組織も、クラウド・プロバイダーとして自社の顧客に新しいクラウド・サービスを提供できるようになります。「Oracle Alloy」により、これらの企業はあらゆる種類のクラウド・サービスやブランド、カスタマイズした体験を提供できるようになり、付加価値の高いサービスやアプリケーションをパッケージ化して、それぞれの市場や業界特有のニーズに対応できます。また、自社のデータセンターで「Oracle Alloy」を独立して使用し、特定の規制要件の対応するためにオペレーションを完全にコントロールすることも可能です。
Press Release

オラクル、クラウドのパワーを幅広いユーザーにもたらすOracle Alloyを発表
世界中のパートナー企業や組織がクラウド・プロバイダーとなり、自社の顧客にOracle Cloud Infrastructure (OCI)上で構築したクラウド・サービスを提供可能に

パートナー企業はデータの統制やデータ主権の要件を完全にコントロールしながら、自社データセンターで独立してOracle Alloyを運用可能に

優れた拡張性により、ヘルスケア、金融サービス、通信などの組織は、独自のサービス開発や自社所有のハードウェア利用が可能に

Oracle CloudWorld, ラスベガス – 20221019

(本資料は米国2022年10月18日にオラクル・コーポレーションより発表されたプレスリリース https://www.oracle.com/news/announcement/ocw-oracle-alloy-brings-power-of-cloud-to-masses-2022-10-18/ の抄訳です)

オラクルは本日、新しいクラウド・インフラストラクチャ・プラットフォーム「Oracle Alloy」を発表しました。この新しいプラットフォームにより、サービス・プロバイダー、インテグレーターや独立ソフトウェア・ベンダー(ISV)のみならず、金融機関や通信事業者などの組織も、クラウド・プロバイダーとして自社の顧客に新しいクラウド・サービスを提供できるようになります。「Oracle Alloy」により、これらの企業はあらゆる種類のクラウド・サービスやブランド、カスタマイズした体験を提供できるようになり、付加価値の高いサービスやアプリケーションをパッケージ化して、それぞれの市場や業界特有のニーズに対応できます。また、自社のデータセンターで「Oracle Alloy」を独立して使用し、特定の規制要件の対応するためにオペレーションを完全にコントロールすることも可能です。

「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」のサービス・プロバイダー、インテグレーターやISVパートナーは、特定の業界、市場、規制や政府の規定に沿うようにカスタマイズしたアプリケーションやサービスを提供しています。こうしたパートナー企業が、クラウドのもたらすかつてないビジネス機会や拡張性、パフォーマンスを活用し、ハイパースケーラー並みのスピードでイノベーションを起こすために、「Oracle Alloy」は企業がクラウド・プロバイダーとなって、より高いカスタマイズ性やコントロールで、迅速なイノベーションが行えるようにします。例えば、パートナー企業は「Oracle Alloy」を使用することで、ワークロードを国内にとどめ、クラウドを独立して運用したいと考えるパブリック・セクターやその他の業界にサービスを提供することができます。また、自社データセンターにて顧客向けにホスティングを行っているパートナー企業が、パブリック・クラウドにとどまらず新たな成長機会を切り拓いていくことも可能です。

Oracle Cloud Infrastructure担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるクレイ・マグワイク(Clay Magouyrk)は、次のように述べています。「OCIでは、パートナー企業やお客様により多くの選択肢を提供することに、長年注力してきました。今日、私たちはさらに一歩進んで、クラウド・プロバイダーとなって新規サービスを迅速に構築し、特定の市場や規制要件に対応できるようになるという選択肢をパートナー企業に提供します。パートナー企業は、クラウド・プロバイダーとして、ワークロードの設置場所やクラウドの運用方法など、対象となる顧客や業界の顧客体験をより自由にコントロールすることができます。」

IDC のリサーチ・ディレクターのChris Kanaracus氏は次のように述べています。「『Oracle Alloy』 は、OCI の多くのインフラおよびプラットフォーム・サービスをパートナーが管理する環境に拡張することができるため、性能、データ主権、あるいは単に既存の信頼できるサービス・プロバイダーとの関係を活用するために、より物理的に近い場所でのクラウド環境を求めるエンドユーザーにとって十分な魅力があります。また、各業界に特化したクラウド・サービスも求めてられています。さらに、IDCでは、クラウドを特定の場所に縛られるものではなく、ITの一貫した運用モデルとして捉えるようになってきています。『Oracle Alloy』は、このようなトレンドを反映しています。」

パートナー企業にOCIの全てのパブリッククラウドサービスを提供
「Oracle Alloy」は、OCIのパブリック・クラウドで提供される100以上のインフラストラクチャやプラットフォームのサービスを同様に提供するプラットフォームです。そのため、パートナー企業は、自社のデータセンター内に導入された事前統合済みのハードウェアやソフトウェア・プラットフォームを活用して製品やサービスを市場に投入できます。すでに全世界で何千もの顧客企業によって実証済みのクラウド・サービスを活用し、新規市場への進出や新たな収益源の創出の可能性が生まれます。

Accenture Cloud FirstのGlobal Strategy leadであるDavid Wood氏は、次のように述べています。
「私達は、パートナーやお客様がさらにクラウド・リソースの管理・カスタマイズをできるようにするというオラクルのビジョンを歓迎します。クラウドの継続的な改善と拡張において、パブリック・クラウドのイノベーションに幅広くアクセスできるようになるでしょう。クラウドの導入を加速させるとともに、お客様独自の業界・市場・規制のニーズをサポートし、新たなビジネス価値を創造していきます。」

カスタマイゼーションやパッケージングを全面的にコントロール
「Oracle Alloy」によって、オラクルのパートナー企業は自社のブランドでクラウド・サービスを提供でき、契約条件やカスタマー・リレーション、タッチポイントなどを自社でコントロールできます。プロバイダーは自社のブランディングでOCIコンソールをカスタマイズできるほか、顧客への通知やアラート、SDK、ドキュメンテーションのカスタマイズも可能です。また、パートナー企業は独自の料金体系やレート・カード、アカウント・タイプ、ディスカウント・スケジュールを設定することができます。また、サポート体制やサービス・レベルも定義することができます。「Oracle Alloy」では「Oracle Fusion Cloud ERP」で提供されている財務管理機能が組み込まれており、パートナーは請求書の発行や課金を含めた顧客ライフサイクル全体を管理できます。

新しい付加価値のあるクラウド・サービスやアプリケーションの開発をより速く
「Oracle Alloy」は、ソフトウェアとハードウェアの拡張性を提供します。パートナー企業は、現在OCIネイティブのサービス構築に使用しているものと同様の開発者ツール、ユーザー・エクスペリエンス、DevOps、およびセキュリティ・ツールのメリットを活かし、それぞれの市場や業界特有のニーズに対応した独自のクラウド・サービスを構築することができます。また、特定の種類のコンピュートやメインフレームなどのハードウェア機器を「Oracle Alloy」に導入し、それをベースにした新しいクラウド・サービスを提供することも可能です。OCIは、多様なハードウェアに対応する設計となっており、パートナー企業はこのアーキテクチャを活用してお客様にサービスを提供することができます。

株式会社野村総合研究所(NRI) 専務執行役員 IT基盤サービス担当 竹本 具城 氏は次のように述べています。
「NRIは、『OCI Dedicated Region』を世界で初めて導入し、現在、金融業界向けSaaS型ソリューション『BESTWAY』と 『T-STAR』のサービス基盤として活用しています。オラクルが提供する高性能かつ安全で拡張性の高いクラウド・プラットフォームをホストして、厳格なセキュリティ、データ主権、規制要件を満たす高度なNRIの管理下で運用を実現しています。『Oracle Alloy』のコンセプトは、当社のお客様による独自のアプリケーションやサービスの構築・運用を容易にするだけでなく、当社の金融アプリケーションとお客様固有のシステムとのより良い連携を可能にするものと理解しており、当社の金融サービスのお客様のさらなるビジネス価値を向上に貢献できるものと期待しています。」

グローバルなイノベーション、ローカルなオペレーション
「Oracle Alloy」のパートナー企業はオプションとして、クラウド・プラットフォームを独自に運用することもできます。クラウドの運用管理をコントロールし、パブリック・クラウドでは対応できない特定の業界や市場向けの規制要件など、顧客やビジネスのニーズに対応することができます。これは、自社データセンターの所在地、人員の配置状況や利用状況、特定バージョンのソフトウェア実行やアップデート時期のコントロールなどの要件、顧客サポートや請求プロセスと既存プロセスとの統合の可能性などが含まれます。

オラクルについて
オラクルは、広範かつ統合されたアプリケーション群に加え、セキュリティを備えた自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudとして提供しています。オラクル(NYSE:ORCL)に関するより詳細な情報については、http://www.oracle.com/ をご覧ください。

Oracle CloudWorldについて
「Oracle CloudWorld」は、世界中のお客様とパートナー企業を対象に開催するオラクル最大のイベントです。ビジネス上の最大の課題に取り組むために必要なインサイトの探究、スキルや知識の習得、人脈の構築、クラウド・インフラストラクチャ、データベースやアプリケーションを構築し使用する人々からその詳細を学ぶ機会として、是非イベントにご参加ください。登録方法、基調講演の視聴方法、セッション詳細、ニュースなどの情報は、https://www.oracle.com/cloudworld または http://www.oracle.com/newsroom をご参照ください。

将来の製品に関する免責条項
上記の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。上記の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント(確約)するものではないため、購買決定を行う際の判断材料にしないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリース、時期および価格については、弊社の裁量により変更される可能性があります。

将来の見通しに関する記述
オラクルの将来の計画、見通し、信念、意図に関する本記事内の記述は「将来に関する記述」であり、重大なリスクや不確実性が生じる可能性があります。こうした記述はオラクルの現在の期待と実際の結果に影響を及ぼす可能性があり、実際の結果が大きく異なる可能性があります。これらの記述およびオラクルのビジネスに影響を及ぼすその他のリスクに関しては、Form 10-K での オラクルの最新のレポートならびに Form 10-Q の「Risk Factors」など、米証券取引委員会 (SEC) に提出されているオラクルの報告書に記載されます。これらの報告書は、SECのウェブサイトまたはオラクルのウェブサイト http://www.oracle.com/investor からご覧いただくことができます。本記事内の情報はすべて、2022年10月18日時点で最新であり、オラクルは新しい情報や将来の出来事を踏まえて記述を更新する義務を負いません。

商標
Oracle、Java及びMySQLは、Oracle Corporation、その子会社及び関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。本文書は情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。

会社概要

日本オラクル株式会社

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RSS
URL
https://www.oracle.com/jp/index.html
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区北青山2-5-8 オラクル青山センター
電話番号
03-6834-6666
代表者名
三澤 智光
上場
東証スタンダード
資本金
250億3300万円
設立
1985年10月