啓明学園（東京都昭島市）にて 特殊詐欺被害防止教室を開催山崎怜奈特別防犯支援官から生徒に「詐欺犯罪者募集の危険性」や「特殊詐欺の被害に遭わないためのポイント」を呼びかけ

　「ストップ・オレオレ詐欺47〜家族の絆作戦～」プロジェクトチーム（略称：SOS47）は、全国で被害が相次ぐオレオレ詐欺等の特殊詐欺に関する知識や被害防止策を分かりやすく伝え、特殊詐欺被害を防止するため、2018年より、全国47都道府県警察と共に対策及び広報啓発活動を行っています。

　この度、山崎怜奈特別防犯支援官が、東京都昭島市にある啓明学園で開催した「特殊詐欺被害防止教室」に特別講師として出席、生徒に向け、「SNS等での犯罪実行者募集の危険性」や、「特殊詐欺の被害に遭わないためのポイント」を呼びかけました。

■山崎支援官「犯罪者グループは甘い言葉で誘ってきますが、本当に一度でも関わってしまうと簡単に抜け出すことはできません。絶対に関わらないでください。」

　山崎支援官は、「特殊詐欺は、自分には関係ないと思っていませんか？　高齢者だけではなく、みなさんのような若い方も関係しています。犯罪者グループは、XやInstagramなどのSNSやインターネット掲示板などで『高額バイト』『すぐに入金』といった甘い言葉で誘ってきます。『闇バイト』などという言葉もありますが、これらは『バイト』ではなく、れっきとした犯罪です。」

　「学生時代、今日のように学校に警察の方が来て、防犯教室に参加し話を聞く機会がありました。その当時は『まさか』『作り話だろう』と思っていましたが、本当に一度でも関わってしまうと簡単に抜け出すことはできません。皆さんの人生が台無しになってしまいますので、絶対に関わらないでください。」

と訴え、4つの注意ポイントを学生に伝え、「この特徴をしっかり覚えてもらい、みなさんは応募しないように注意して下さいね。」と呼び掛けました。

【 4つの注意ポイント】

①具体的な仕事内容が分からない求人情報。

②誰でも簡単にできるとアピールする一方で、報酬は高額であること。

③やりとりは「テレグラム」や「シグナル」といった時間が経つとメッセージが消えるアプリを使うように指示されること。

④仕事前に身分確認といって、運転免許証などの写真を要求されたり、家族の連絡先や銀行口座の番号を聞かれたりすること。

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■山崎支援官「皆さんの身近なところに特殊詐欺の危険が潜んでいます。家に固定電話がある方で、普段国際電話を使うことがなければ、国際電話の発着信をストップしてください。」

　続けて、インターネット閲覧中に偽のセキュリティ警告等を表示し、金銭を騙し取ろうとする、いわゆる「サポート詐欺」について、高齢者だけでなく若者も被害に遭っている現状を受け、山崎支援官出演の動画「サポート詐欺『慌てない』編」を視聴後、4つの注意ポイントを伝え、「みなさんも被害に遭う可能性がある手口です。このポイントに気をつけて、被害に遭わないように気をつけてくださいね。」と呼び掛けました。

【4つの注意ポイント】

①警告画面はウソの表示なので、慌てず、断固無視！

②画面に出ている電話番号などには電話を絶対にかけない！

③落ち着いてウィンドウ画面を閉じるか、パソコンの電源を切る！

④もし電話をかけてしまっても、コンビニで電子マネーは絶対に購入しない！

【動画】

サポート詐欺「慌てない」編 

　最後に、最近、電話番号の最初に「０１０」や「＋」と表示される国際電話を使用した電話からの特殊詐欺被害が増えている件について、山崎支援官出演の動画「国際電話詐欺対策『もしもあの時』」を視聴、生徒のおじいちゃん、おばあちゃんを特殊詐欺から守るため、無料で国際電話からの着信を止めることができる「国際電話不取扱受付センター」への申込を紹介しました。

■国際電話不取扱センター　TEL：[phone]（通話料無料）

【動画】

 国際電話詐欺対策「もしもあの時」編 

【開催概要】

■催事名　　：特殊詐欺被害防止教室

■実施日　　：2024年4月11日（木）

■実施会場   ：啓明学園

■出席者　　：警察庁 特別防犯支援官　山崎 怜奈 氏

※犯罪実行者募集に応募してしまったり、抜け出せなくて困っているという方がいたら、最寄りの警察署、または警察相談ダイヤル「＃9110」に相談してください。