株式会社みんがくと笹埜健斗研究室、「スクールAI」を基盤とした「学校知の継承」に関する共同研究を開始

教職員間の「横のつながり」と世代間の「縦のつながり」を設計・実装・検証

株式会社みんがく

株式会社みんがくと笹埜健斗研究室、「スクールAI」を基盤とした「学校知の継承」に関する共同研究を開始

株式会社みんがく(本社:東京都中央区、代表取締役:佐藤雄太、以下「みんがく」)は、笹埜健斗研究室(代表:笹埜健斗)と、教育プラットフォーム「スクールAI」を基盤とした学校知の継承に関する共同研究を開始したことをお知らせします。

本研究では、授業や校務の中で教職員が培ってきた指導の工夫、行事運営の段取り、保護者対応の留意点、校内調整の方法などを「学校知」と捉えます。こうした知を、同時代の教職員間で共有する「横のつながり」と、人事異動や世代交代を越えて受け渡す「縦のつながり」の両面から、蓄積・共有・更新できる仕組みを設計し、その効果を検証します。

また、共同研究の開始にあわせて、研究の背景や具体的な活用方法を紹介するオンラインセミナー「職員室学―教室を支える、語られない知をひらく―」を開催します。

研究の背景

学校現場には、教職員が日々の実践を通して培ってきた多くの知恵があります。一方で、判断の背景や運営上の工夫といった、資料だけでは伝えにくい知恵は個人の経験に依存しやすく、多忙な業務や人事異動、退職などによって十分に共有・継承されないことがあります。

引き継ぎ資料が残されていても、「なぜこの手順なのか」「どのような点に注意すべきか」といった文脈までは伝わらず、異動者や新任教員が同じ課題に一から向き合うケースも少なくありません。学校が組織として学び続けていくためには、個人の中にある知恵を無理なく言語化し、必要な人が必要なときに参照し、実践に応じて更新できる仕組みが求められます。

「スクールAI」は、全国の教職員が開発した教育アプリやテンプレートを共有・活用でき、教職員自身が現場の課題に応じて調整・作成できるプラットフォームです。本研究では、この「現場発の知の基盤」を、教職員一人ひとりを支援するツールから、学校組織が知を蓄積し、共有し、学び続けるための基盤へと発展させることを目指します。

本共同研究で取り組むこと

本研究では、学校知の継承を次の二つの観点から捉えます。

観点

対象となる知

目指す状態

横のつながり

同じ学校や自治体で働く教職員のノウハウ、テンプレート、アプリ

教職員が知を言語化し、同僚が共有・再利用できる

縦のつながり

引き継ぎ資料、行事記録、業務上の工夫、過去の実践・活用記録

異動や世代交代を越えて、必要な知を参照・更新できる

理論面では、暗黙知と形式知が相互に変換されながら組織の知が生まれる過程を示す「SECIモデル」を枠組みとして活用します。現場で設計・実装・検証・改善を繰り返しながら、教職員が経験を言葉やテンプレートとして表現し、他の教職員が共有・再利用し、実践を通してさらに更新していく循環を支える仕組みを検討します。

研究期間は36か月を予定しています。利用状況や共有・再利用の状況などの定量データと、教職員へのインタビューや現場での観察などの定性データを組み合わせ、校務や引き継ぎにかかる時間、異動者・新任教員の立ち上がり、教職員の心理的負担や自己効力感などへの影響を検証する予定です。

最終的には、他校や他自治体でも活用できる「学校知継承モデル」と実践ガイドラインをまとめるとともに、スクールAIに必要となる機能要件を提示することを目指します。

共同研究開始記念オンラインセミナーを開催

「職員室学―教室を支える、語られない知をひらく―」

学校現場を支えているのは、マニュアルや引き継ぎ資料に書かれた情報だけではありません。授業づくりの工夫、行事運営の段取り、保護者への伝え方、教職員同士の連携など、日々の実践の中には、言葉になりにくい多くの知恵があります。

本セミナーでは、こうした「語られない知」に着目した共同研究の背景や問題意識をひもときながら、学校に蓄積された知恵をどのように共有・継承できるのか、生成AIをどのように活用できるのかを、具体的な場面を交えて紹介します。

学校の引き継ぎや人材育成、校務改善、生成AIの活用に関心のある教育委員会・学校管理職・教職員の皆さまにおすすめの内容です。

【開催概要】

日時:2026年10月9日(金)20:00~21:00

開催形式:オンライン(Zoom)

登壇者:笹埜健斗(笹埜健斗研究室 代表)、佐藤雄太(株式会社みんがく 代表取締役)

参加費:無料

詳細・お申し込み:https://mingaku2610.peatix.com

実証研究に協力いただける学校・自治体を募集

本研究では、「スクールAI」を活用した学校知の蓄積・共有・継承の仕組みを、ともに仕組みを設計し、その検証にご協力いただける学校・自治体を募集します。

教職員間のノウハウ共有、人事異動や世代交代に伴う引き継ぎ、若手教員の支援などに課題意識をお持ちの学校・教育委員会の皆さまからのご相談を受け付けています。実証の内容や実施期間、利用にかかる費用、データの取り扱いなどは、各学校・自治体と協議のうえ決定します。

実証への参加・ご相談:info@mingaku.net

代表コメント

株式会社みんがく 代表取締役 佐藤雄太

学校現場には、先生方が日々の実践の中で培ってきた知恵が数多くあります。しかし、その価値ある知恵は、忙しさや人事異動によって十分に共有・継承されないことがあります。スクールAIは、先生一人ひとりを支えるだけでなく、学校全体が学び続けるための基盤になれると考えています。笹埜健斗研究室とともに、現場に無理なく根づく仕組みをつくり、その効果を丁寧に検証してまいります。

笹埜健斗研究室 代表 笹埜健斗

学校の知は、指導案や教材に書かれた情報だけではありません。生徒の表情を見て説明を変える。あえて待つ。教室を支えるのは、状況に応じた教師の判断です。「職員室学」は、職員室を教師の知が生まれ、確かめられ、受け継がれる場として捉え直します。現場の困りごとを起点に、AIとの対話から判断の手がかりや理由、通用する範囲を言葉にし、一人の先生の経験を次の先生が生かせる形で受け継いでいきます。

スクールAIについて

スクールAIは、全国の教職員が開発した教育アプリを利用でき、教職員自身もアプリを作成・調整できる教育分野特化型の生成AIプラットフォームです。授業準備や学習支援、校務などに対応する200以上の教育アプリ用テンプレートを備えています。導入校は1,600校以上、利用ID数は16万以上です(塾・学校その他教育機関を含む、2026年4月現在)。Microsoft Azure OpenAI Serviceを利用し、入力されたデータがAIの再学習に使われたり、外部に保存・共有されたりしない環境を採用しています。経済産業省「探究・校務改革支援補助金2025」および沖縄県「AI校務サポート推進事業」への採択、第22回日本e-Learning大賞 総務大臣賞、第10回1EdTech Japan賞 優秀賞など、教育現場における生成AI活用の実績を有しています。

Web:https://school-ai.mingaku.net/

株式会社みんがくについて

株式会社みんがくは、教育分野特化型の生成AIプラットフォーム「スクールAI」と家庭学習支援サービス「みんがく」を企画・開発・運営する教育サービス企業です。教育機関向けの生成AI導入・DX推進支援、研修、AIリテラシー授業、教育AIの受託開発にも取り組んでいます。

社名:株式会社みんがく

代表取締役:佐藤雄太

所在地:東京都中央区日本橋箱崎町41-3 パレステュディオ日本橋東壱番館1105号室

事業内容:教育サービス開発、教育機関向けコンサルティング・研修、教育AI受託開発

Web:https://mingaku.net/

笹埜健斗研究室について

笹埜健斗研究室は、教育工学・教育情報学の観点から、生成AIと学習者の相互作用、探究学習支援、教育データの活用などに関する研究に取り組んでいます。

代表:笹埜健斗
Web:https://sasano.org/

本件に関するお問い合わせ

株式会社みんがく 広報担当
メール:info@mingaku.net
Web:https://mingaku.net/

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会社概要

株式会社みんがく

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URL
https://mingaku.net/
業種
教育・学習支援業
本社所在地
東京都中央区日本橋箱崎町41−3 パレステュディオ日本橋東壱番館 1105号室
電話番号
03-4335-3965
代表者名
佐藤雄太
上場
未上場
資本金
4005万円
設立
2021年05月