奈良県の脱炭素・カーボンニュートラル推進に向けて、南都銀行とバイウィルが顧客紹介契約を締結

カーボンクレジットをはじめとする「環境価値」の創出・流通を促進し、「地産地消」によって、奈良県内での環境価値と経済価値の循環を目指す

株式会社バイウィル

2024年10月1日 15時00分

日本全国47都道府県のカーボンニュートラル実現を目指す株式会社バイウィル（本社：東京都中央区、代表取締役社長：下村雄一郎、以下「バイウィル」）は、株式会社南都銀行（本店：奈良県奈良市、取締役頭取：橋本隆史、以下「南都銀行」）との顧客紹介契約を締結しました。

これを基に、環境価値の創出・流通を促進し、奈良県の脱炭素・カーボンニュートラルおよびサーキュラーエコノミーの実現に向けた連携を強化いたします。

なお、金融機関との顧客紹介の契約締結は、本件が45件目となります。また、契約を締結した金融機関等からこれまでに紹介を受けたお客さまの数は、全国で1,200件を超えています。

【締結日】

2024年9月17日（火）

【契約締結の背景】

カーボンニュートラル実現に向けては、自身で削減しきれない排出量をカーボンクレジットで埋め合わせる「カーボンオフセット」がひとつの有効な手段です。ですが、J-クレジットなどカーボンクレジットの創出には費用や手間がかかるうえ、販売への不安も創出者の負担になります。

そこでバイウィルは、創出手続きや申請費用、販売先の探索も代行することで、J-クレジットなどの創出と流通を支援しています。これにより、カーボンクレジットを軸に環境価値と経済価値を循環させることで資金を還元し、地域の事業者や個人のさらなる脱炭素への取り組みを支援するサイクルを目指しています。

今回の契約締結により、南都銀行の地域ネットワークと、バイウィルが持つ環境価値に関する各種サービスを結集させることで、奈良県におけるカーボンニュートラルの実現を目指します。

【締結内容】

南都銀行は、下記（１）（２）（３）に関するニーズを有する同行の取引先を、バイウィルに紹介する役割を担います。

（１）創出サービス業務

対象顧客が環境価値を創出し、売却可能な状態にするまでに必要な一切の手続きを代行・支援するサービス

（２）売買サービス業務

環境価値の売買を支援するサービス

（３）J-クレジットプログラム提供サービス業務

・バイウィルが提供するJ-クレジット創出プログラムへの入会を受けつけ、環境価値の創出および売買を支援するサービス

・対象顧客が提供している、または提供を予定しているプログラム型プロジェクトの管理・運営をバイウィルが受託するサービス

今回の南都銀行との連携によって、奈良県内を中心とした環境価値の創出を支援し、それらを、県内を中心とする需要家へと繋ぐことで、奈良県における環境価値と経済価値の循環を目指します。

【バイウィル代表取締役社長　下村雄一郎　　コメント】

奈良県の金融機関を代表する南都銀行様に弊社をお選びいただきましたこと、大変嬉しく思っております。

奈良県は、「吉野杉」の生産地として広く知られています。吉野杉は、長い歴史の中で培われた高度な林業技術によって育まれ、その美しさと品質は全国的にも高く評価されています。林業は奈良県の経済と環境に大きく貢献しており、持続可能な資源としてこれからの地域発展に欠かせない産業です。また、奈良盆地を中心とした農業や、茶や柿などの特産品も地域経済を支える重要な要素となっています。

こうした自然資源に恵まれた奈良県でも、持続可能な社会の実現に向けた脱炭素やカーボンニュートラルの取り組みがますます重要になっています。

弊社は南都銀行様とともに、奈良県を中心とした地域のカーボンニュートラル実現に向けて貢献してまいります。