100歳の世界的科学者が “ AI(=超知能)が地球を更新する”未来を予測した衝撃の書『ノヴァセン』日本語版が発売!
「ガイア理論」を提唱して20世紀後半に一世を風靡した世界的な科学者ジェームズ・ラヴロックが、地球と生命の未来を大胆に予見した書籍を刊行し、話題を呼んでいます。奇しくも人類と生態系、人類とテクノロジー、そしてグローバル化のシステムそのものが見つめ直されている今、その翻訳が発行となりました。
地球という惑星は生命と互いに影響し合うシステムであり、一つの生命体のようなものだー―というガイア理論を20世紀後半に提唱し、地球の捉え方にパラダイムチェンジを起こしたジェームズ・ラヴロック。
世界的な科学者にしてヴィジョナリーでもあるラヴロックが、100歳の誕生日に合わせて刊行した最新刊『ノヴァセン』において、刺激的でスリリングな未来を論じている。近い将来、人間の知能を遥かに凌駕するAI(=超知能)が出現し、地球は人類を頂点とする時代から、人類と超知能が共存する新たな時代(=ノヴァセン)に移り変わると予測する。
ノヴァセンとは、ラヴロックが新しい地質年代として名付けたものだ。その前の地質年代は18世紀の産業革命の時代に始まったアントロポセン(人新世)で、アントロポセンにおいて人類は、生態系を含む地球全体にまで影響を及ぼすほどの力を手にした。しかしアントロポセンは間もなく終焉し、ノヴァセンがもうすぐ始まるのだという。
ノヴァセンでは、人間より思考も計算も遥かに速く行なえる「超知能」が出現し、超知能と人類が協調しながら地球というシステムを維持していくことになるというのだから、衝撃的だ。さらに超知能から見た人間は、ちょうど人間が植物を眺めるようなもので、認知も行動も極端に遅い種だと感じるだろうとも指摘する。こうしてノヴァセンにおける人間の役割は、自分よりも賢い存在である「超知能」という子孫を生み出し、その進化を促すことへと転換するのだー―。
SF的にも聞こえるかもしれない。だが、人間という存在の脆弱性や可能性を地球史からひもとき、ガイア理論の観点で過去から未来までを考察した議論には説得力と魅力がつまっている。
いま、地球上では新型コロナウイルスが蔓延して人類の脅威となっている。気候変動も地球環境や生態系を傷つけ、その存続を脅かしている。地球や生命が危機に直面しているいまだからこそ、地球という惑星の特性を誰よりも真摯に研究し論じてきた100歳の叡智が地球の行く末を語った言葉に耳を傾けたい。
■商品情報
出版社:NHK出版
著者:ジェームズ・ラブロック(科学者)
監訳:藤原朝子(翻訳家)
訳:松島倫明(「WIRED」日本版編集長)
発売日:2020年4月30日
定価:本体1500円+税
判型:四六判上製
ページ数:184ページ
ISBN:978-4-14-081815-2
URL:https://www.amazon.co.jp/dp/4140818158/
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