脱炭素算定デジタルプロダクト「SagriVision」に新機能『Carbon Plan AI』を追加
~ 再生型農業の導入効果と炭素クレジット創出ポテンシャルを可視化 ~
サグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市、代表取締役:坪井俊輔、以下「サグリ」)は、同社が提供する農地のカーボントレーサビリティを支援する脱炭素算定デジタルプロダクト「SagriVision」に、新機能『Carbon Plan AI』を追加したことをお知らせします。本機能は、科学的に検証された土壌炭素動態モデルに基づいており、シナリオに応じた土壌炭素の変化を分析することが可能です。
『Carbon Plan AI』は、営農シナリオ(カバークロップ導入、作物残渣管理、施肥・有機資材投入、耕起強度の低減)に基づき、将来の土壌有機炭素(SOC)貯留量の変化、温室効果ガス削減量、および炭素クレジット創出ポテンシャルをシミュレーションする機能であり、再生型農業およびカーボンプロジェクトの意思決定を支援します。

■ 開発の背景
土壌炭素を活用したカーボンクレジットは、自然由来の気候変動対策として世界的に注目されています。一方で、VCS VM0042などの方法論に基づくプロジェクト開発には高度な専門性が求められ、投資判断前にクレジット創出量を見通すことが難しいという課題がありました。『Carbon Plan AI』はこの課題を解決するために開発されたフィージビリティ評価ツールです。
■ 主な特長
1. 再生型農業シナリオに基づくSOC将来予測
『Carbon Plan AI』は、カバークロップの導入、作物残渣の還元、堆肥の施用、耕起強度の低減といった再生型農業の実践シナリオに基づき、将来の土壌有機炭素(SOC)貯留量の変化を予測します。土壌炭素動態モデル「RothC」を活用することで、農地ごとの営農転換が土壌炭素に与える影響をシミュレーションすることが可能です。
2. 炭素クレジット創出ポテンシャルの自動算定
ベースライン(現行慣行)と改善シナリオのSOC推移を比較し、その差分をもとに炭素クレジット創出ポテンシャルを自動で試算します。これにより、プロジェクト化前の段階から、どの程度の炭素価値が見込めるかを把握できるため、大規模農業法人やプロジェクトデベロッパーは、投資判断や営農転換の優先順位付けをより合理的に進めることができます。
■ SagriVisionにおける位置付け
SagriVisionは、土壌炭素プロジェクトのライフサイクル全体をカバーする脱炭素算定プラットフォームです。『Carbon Plan AI』の追加により、フィージビリティ評価からクレジット創出までの一連の工程を一体的に支援します。
SagriVisionの詳細はこちら:https://sagrivision.com/
■ 今後の展開
今後は、営農シナリオの追加や衛星データによる営農実践の検証機能強化をはじめとしたデジタルMRV基盤の発展を進めるとともに、ブラジル・ウクライナをはじめとした海外展開を加速し、グローバルにおける持続可能な農業と環境再生に貢献してまいります。
■お問い合わせ
国内外での連携や実証、弊社ソリューションにご関心をお持ちの企業・団体の皆さまは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
お問い合わせ先:agri-innovation-dev@sagri.co.jp
■ サグリについて

サグリ株式会社は、「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げ、2018 年に兵庫県で創
業した岐阜大学発のインパクトスタートアップです。AI を用いた衛星データ解析技術を主軸に、持続可能な農業の実現と、地球環境の課題解決を目指しており、耕作放棄地を検出する農地パトロールアプリ「アクタバ」、作物の種類を検出する作付け調査アプリ「デタバ」、農地所有者と作り手・担い手のマッチングを行う「ニナタバ」、農地のカーボントレーサビリティーを支援する脱炭素算定デジタルプロダクト「SagriVision」などのサービスを提供しています。2023 年に農林水産省及び経済産業省より令和 4 年度第 2 次補正予算「中小企業イノベーション創出推進事業(SBIR)」に採択。「ICC サミット KYOTO 2023」カタパルト・グランプリ優勝。経済産業省「 J-Startup 」「 J-startup Impact」に選出。2024 年にシリーズ A 約 10 億円の資金調達を実施。第 6 回宇宙開発利用大賞において内閣総理大臣賞を受賞。
■ 会社概要
会社名 サグリ株式会社
本社住所 兵庫県丹波市氷上町常楽 725-1
設立日 2018 年 6 月 14 日
代表取締役 CEO 坪井俊輔
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