【日本初】ただの効率化では国家の防衛装備品は守れない― 航空・防衛領域の「補給倉庫」から偽造部品を完全排除。「特許群×ISO 26345」で運用最適化と絶対的な安全性を両立する新基盤に係る特許を権利化

航空・防衛分野の「補給倉庫の運用最適化」に向け「特許群」と「国際標準規格(ISO 26345)」を掛け合わせた次世代トラスト基盤を発明。偽造部品の混入を完全排除し国家のサプライチェーン強靱化に寄与

cycaltrust株式会社

 サイカルトラスト株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:須江 剛、以下「サイカルトラスト」)は、「鑑定証明システム(R)」に関する新たな国内特許(特願2026-099355)について、2026年7月8日に特許査定を受領し、権利化されたことをお知らせいたします(※1)。

 サイカルトラストは、航空・防衛領域における「補給倉庫の運用最適化」に向け、この度権利化された特許技術とブロックチェーンを利活用した真正性を担保する「国際標準規格(ISO 26345)」を統合した新たな次世代トラスト基盤を発明いたしましたので、お知らせいたします(※2)。

 本特許技術は、ブロックチェーンによる「サプライチェーンの真正性担保」を不可欠な土台とし、「AIオーケストレーション」と「オンチェーン金融」を融合させたものです。複数の自律AIが倉庫内外の高度な物流・在庫制御を担うと同時に、スマートコントラクトを用いた調達から自動決済、価値移転までをオンチェーン上で瞬時に完結させます。データの改ざん防止から資金・リソースの最適配分までをシームレスに統合し、自律的かつ極めて強靱な次世代の兵站(へいたん)ネットワークを実現します。

第1章(背景) 航空・防衛ロジスティクスの限界と「価値の自動移転」がもたらすパラダイムシフト

 現代の航空・防衛領域における「補給倉庫」は、単なる部品の保管場所から、有事・平時を問わず膨大なリソースを最適配分する国家の生命線へと変貌しています。グローバルにおける航空・防衛ロジスティクス市場は急成長を続けており、2030年には約60兆〜70兆円規模に達すると予測されています(※3)。

 しかし、従来のサプライチェーン管理には構造的な限界が近づいています。局所的にAIやロボットを導入して「物理的な物流」を自動化しても、企業間をまたぐ調達プロセス、品質証明、そして資金決済の領域には、依然として「信用の壁」と「アナログな手続き」が分厚く残っているからです。実際に、多重下請け構造を持つ航空・防衛産業の調達プロセスにおいて、データの照合や承認・決済にかかる事務的な確認作業は、サプライチェーン全体のリードタイムの約30〜40%を占めるとも指摘されています(※4)。

 システムが分断された現状では、いかに優れたAIを導入してもデータ改ざんの懸念から人手による確認作業が必須となり、真の「全体最適」は実現しません。さらに、突発的な部品枯渇や需要変動が起きた際、従来の煩雑な契約・決済フローでは調達の遅れが致命傷となります。

 真の「補給倉庫の運用最適化」には、単なる作業の効率化を超越したアプローチが必要です。ブロックチェーンによってあらゆる部品や取引データの「真正性(トラスト)」を完全に担保し、その揺るぎない土台の上で、AIが需要予測から調達・配置を統合制御(オーケストレーション)する ―― さらにオンチェーン金融によって自動決済までを瞬時に完結させる ―― この「情報・物理・価値のシームレスな融合」こそが、時間とコストを劇的に削減し、次世代サプライチェーンを強靱化する最大のブレイクスルーとなります。

第2章(課題) 次世代の補給・ロジスティクスを阻む「3つの構造的課題」

 前章で触れた「情報・物理・価値の分断」という現状には、現場の運用最適化を根本から阻害する以下の3つの重大な課題が潜んでいます。

第1節 データの分断と改ざんリスクによる「真正性(トラスト)の欠如」

 多数のサプライヤーや組織をまたいで部品が供給される過程でデータが分断され、品質証明やトレーサビリティが途切れてしまう問題です。基となるデータに改ざんや入力ミスの懸念、偽造部品混入のリスクが残る状態では、どれほど高度なAIを導入しても、最終的には人海戦術による目視確認や再検品が避けられません。この「真正性(トラスト)の欠如」が、抜本的な効率化を阻む最大の要因となっています。

第2節 局所的な自動化にとどまる「サイロ化と全体最適の限界」

 現在の多くの取り組みは、一つの倉庫内での在庫管理やピッキング作業など、局所的なAI・ロボット導入(サイロ化)にとどまっています。突発的な需要変動や有事の際、倉庫単体ではなく、サプライチェーン全体(調達元から複数の拠点、そして最前線まで)を俯瞰し、無数に稼働するシステムやAI群を連携・統合制御(オーケストレーション)する仕組みが決定的に欠落しています。

第3節 物理的なモノの動きに追いつかない「アナログな契約・決済プロセス」

 物理的な物流スピードやAIの演算速度が向上する一方で、企業間をまたぐ受発注、検収、支払いといった金融・事務プロセスは依然としてアナログで煩雑です(※5)。緊急で部品を融通し合う必要がある局面において、この「契約と決済(価値の移転)」の手続きにかかるタイムロスが命取りとなり、必要な時に必要な装備を稼働させられないという致命的なサプライチェーン・リスクを孕んでいます。

第3章(解決策) 特許技術(「鑑定証明システム(R)」)による3つの解決策

 前章で挙げた3つの構造的課題は、本特許技術とサイカルトラストが単独で主導するブロックチェーンを利活用したサプライチェーン・セキュリティに係る「国際標準規格(ISO 26345)」を融合させた “次世代トラスト基盤” によって、極めて論理的かつ根本的に解決されます。

第1節 本特許技術による「絶対的な真正性(トラスト)の構築」(課題1の解決策)

 「ハードウェア(HBOM:Hardware Bill of Materials)」の物理的特徴と、「ソフトウェア(SBOM:Software Bill of Materials)」の構成要素を独自技術で総合的に鑑定し、改ざん不可能なブロックチェーン上に連続的に記録します。さらに「国際標準規格(ISO 26345)」に準拠した厳密な運用を掛け合わせることで、偽造部品や不正なデータ入力を上流工程で完全に排除します。これにより、AIが正しく判断を下すための「100%信頼できる唯一の真実(“次世代トラスト基盤”)」が構築されます。

第2節 信頼できるデータに基づく「サプライチェーン全体のAIオーケストレーション」(課題2の解決策)

 改ざんの余地がない強固な “次世代トラスト基盤” が整うことで、初めてAIの真価が発揮されます。単一の倉庫内での自動化にとどまらず、国内外に点在する複数の補給拠点やサプライヤーのシステム群を統合制御(オーケストレーション)します。各拠点のAIが安全なデータを共有し合うことで、需要の急変や有事の際にも、サプライチェーン全体を俯瞰した最適な部品配分や予測供給を自律的かつ即座に実行します。

第3節 スマートコントラクトが実現する「オンチェーン金融と価値の即時移転」(課題3の解決策)

 物理的な部品の動き(ロジスティクス)と金融・事務プロセスを完全に同期させます。AIやセンサーが部品の正規な受領・検収をブロックチェーン上で証明した瞬間に「スマートコントラクト」が自動発動し、企業間の契約執行や資金決済(オンチェーン金融)を即座に完了させます(※5)。

 これにより、これまで数週間を要していたアナログな事務手続きや承認のタイムロスを極限までゼロに近づけ、モノと資金が滞りなく循環する極めて強靱な兵站ネットワークを実現します。

第4章(結論) サイカルトラスト 代表取締役 須江 剛 コメント

 現代の安全保障と産業競争力は、サプライチェーンという「血液」がいかに安全かつ高速に循環するかに懸かっています。単なる物理的な自動化にとどまらず、ブロックチェーンによる絶対的なデータの真正性担保、全体を俯瞰するAIオーケストレーション、そしてオンチェーン金融による価値の即時移転。これらを統合することでのみ、真に強靱な次世代のロジスティクスが完成します。

 サイカルトラストの特許群(40件超)と、「国際標準規格(ISO 26345)」の掛け合わせは、この壮大な構想を実現するための、他社には決して模倣できない唯一無二の土台となると僭越ながら考えています。

 サイカルトラストは単なる一介のITベンダーではありません。民生(産業)と防衛(安全保障)の両輪で国家のテクノロジー基盤を根底から支える「デュアルユース・スタートアップ」です。日本発の強固な “次世代トラスト基盤” によって、偽造部品のリスクや分断されたアナログプロセスの壁を打ち破り、世界で最も安全で最適化されたサプライチェーン網をグローバルに展開し、世界をリードして参ります。

第5章 サイカルトラストに関しまして

(1)会社概要

 サイカルトラストは、「AIオーケストレーション」×「ブロックチェーン」を用いて、あらゆる資産の「真正性(トラスト)」、「本人証明」、「商品の所有者証明」、「サプライチェーン・トレーサビリティ証明」、「環境デューデリジェンス証明」、その他「人権デューデリジェンス証明」などを担保する「鑑定証明システム(R)」を開発・運営する企業です。

 中核となる特許群は、その基本特許としての功績が認められ、2025年に「発明大賞(発明功労賞)」を受賞しています。

【公式Webサイト】

https://cycaltrust.co.jp/

【公式X 】

https://x.com/cycaltrust

【公式YouTube】

https://www.youtube.com/@cycaltrust_official 

(2)ヴィジョン:「ウソ・偽りのないトラストな世界を」

 かつてインターネット黎明期、偽サイトや盗聴からWebの世界を救ったのは、「http」から「https」への格上げとそれを支えた「セキュリティ認証局」の誕生でした。通信相手が本物であることを第三者が証明する仕組みが整ったことで、世界中で安全なEコマースや金融決済が可能になりました。

 そして今、AIエージェントが自律的に社会を動かす時代を迎え、私たちは当時とは比較にならない規模の脅威、すなわち「フロンティアAI」の制御不能化や「ディープフェイク」による偽装に直面しています。次の時代、世界中のすべてのAIに必須となるのは、そのAIが「本物か」・「安心安全か」を第三者としてリアルタイムに鑑定証明する「AI認証局」であると、私たちは考えています。サイカルトラストは、この未来のAI社会における「『関所となるシステム』=『鑑定証明システム(R)』」について、特許群の権利化を引き続き進めて参ります。

 私たちは、この「AI認証局」という次世代インフラの確立を、充電・通信端子を世界共通にした「USB タイプC」の歴史になぞらえています。かつて特定メーカーの「独自端子」は、巨大なエコシステムを背景に「業界標準(デファクトスタンダード)」の地位を築いていましたが、「国際標準規格(デジュールスタンダード)」ではありませんでした。一方、「USB タイプC」は「国際標準規格(IEC 62680-1-3)」として認定された結果、世界を席巻していた「独自端子」を一気に置き換え、世界共通のインターフェースとなりました。最終的に市場を制したのは「国際標準規格」を押さえた側でした。

 サイカルトラストも、40件超の国内外特許・出願からなる特許網(知財の盾)に加え、世界中のサプライチェーンや企業が安心して繋がり合うための国際標準規格「ISO 26345」(ISO/TC 307にて策定中)について、提案・原案作成を主導しています。私たちが目指すのは、乱立する独自技術を一つの共通ルールに収れんさせ、あらゆるビジネスが世界中でその恩恵を等しく享受できる、トラスト領域における「USB タイプC」のポジションです。

 かつて安全なインターネットが世界にイノベーションをもたらしたように、サイカルトラストは「国際標準規格」により「ウソ・偽りのないトラストな世界を」実現して参ります。

第6章 本リリースの出典

(※1)「日本初」の記載、および国内特許「鑑定証明システム(R)」(出願番号:特願2026-099355/2026年7月8日特許査定受領・権利化)に関する補足

・比較対象:日本国内における「ブロックチェーンに順次記録した鑑定証明の時点・位置情報から、移動が不可能な距離での鑑定証明や不自然な回数の鑑定証明を検知・通知し、機械学習の評価モデルで製品情報を鑑定証明するトラスト基盤」に関するシステムおよび特許技術。

・選定基準:2026年9月時点、自社Web調べ(特許庁データベース「J-PlatPat」を用いた関連特許調査、および国内主要防衛・航空関連企業・セキュリティベンダーの公開情報に基づく客観的調査、その他システムおよび特許技術の権利化として初)。

(※2)ISO/TC 307「ISO 26345」NP投票実施に関する決議(2026年6月18日付)

(※3)Fortune Business Insights「Defense Logistics Market」(2026年公表)

(※4)米国会計検査院(GAO)国防兵站局の補用部品管理に関する報告書(GAO-10-469、2010年5月公表)

(※5)世界経済フォーラム「Trade Tech – A New Age for Trade and Supply Chain Finance」(2018年1月公表)

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会社概要

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業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区幡ヶ谷1-29-2 THE STEPS 302
電話番号
-
代表者名
須江 剛
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2020年05月