混ざらないものを混ぜるには!? 均一に混ざっている状態を作るには!? 基本を網羅した一冊　書籍『トコトンやさしい粒子分散の本』発売

PRESS　RELEASE
書籍『トコトンやさしい粒子分散の本』発売
2022年12月26日
株式会社　日刊工業新聞社

日刊工業新聞社（代表取締役社長：井水治博　本社：東京都中央区）は、書籍『トコトンやさしい粒子分散の本』を発売しました。本来は混じり合わない物質同士において、一方が粒子状となって他方の物質の中に散らばることを分散すると言います。さらに、分散によって見た目には均質な状態となった物質集団を粒子分散系と呼びます。本書では、広く粒子分散系を取り上げ、初心者向けにその種類や作業時のポイントなどについて解説します。
 

今日からモノ知りシリーズ　トコトン粒子分散の本

• 本書のおすすめポイント

・これから粒子分散について学びたい人に向けてわかりやすく解説
粒子分散系は自然界にも存在します。例えば、霧や雲は空気の中に多数の水滴や氷の微粒子が分散したものです。また、牛乳は水の中に乳脂肪の液滴が分散したものです。このように、身近にある粒子分散系を紹介するところから本書ははじまります。

・粒子分散のイメージがつかめる
どのような種類の粒子分散系があるのか、物質と物質の境界である界面の不安定性を取り除き、凝集（物質の偏り）を防止するための手がかりは何かなど、基礎から応用までを網羅しつつ、全体をイメージできるように図やイラストを多用して解説しています。
 

• 書籍情報

書名：トコトンやさしい粒子分散の本
定価：1,650円(本体1,500円＋税10%)
仕様：A5判、並製、160頁
ISBN：978-4-526-08244-3
発行：日刊工業新聞社
発行日：2022年12月25日
 

• 目次

第１章　粒子分散の基礎知識
第２章　粒子分散系を利用する
第３章　粒子分散液の性質と評価
第４章　粒子分散の安定化
第５章　分散剤ってどんなもの？ 使い方は？
第６章　粒子分散液の作り方
 

• 著者紹介

小林 敏勝（こばやし としかつ）
1980年 　 京都大学大学院工学研究科工業化学専攻修士課程 修了
同年　　　 日本ペイント株式会社 入社
1993 年 　 京都大学博士（工学）「塗料における顔料分散の研究」
2000 年　 岡山大学大学院自然科学研究科 非常勤講師（2000 年度のみ）
2002～2017 年 社団法人色材協会 理事
2002～2005 年　色材協会誌 編集委員長
2010 年　 社団法人色材協会 副会長 関西支部長
2010 年～ 東京理科大学理工学部 客員教授
2010 年　 日本ペイント株式会社 退職
2011 年～ 小林分散技研 代表
2014～2017 年　 一般社団法人色材協会 副会長 関西支部長
2018 年～ 一般社団法人色材協会 名誉会員 監事
■おもな著書
「塗料大全」日刊工業新聞社、2020 年
「わかる！使える！塗料入門」日刊工業新聞社、2018年
「きちんと知りたい粒子分散液の作り方・使い方」日刊工業新聞社、2016 年
「きちんと知りたい粒子表面と分散技術」日刊工業新聞社（共著）、2014 年
「塗料における顔料分散の考え方・進め方」理工出版、2014 年

【問い合わせ】
日刊工業新聞社
書籍編集部　　03(5644)7490
販売・管理部　03(5644)7410

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