eラーニング型の「認知症介護基礎研修」が月間利用者数5,000人を突破！

時間や場所を選ばず誰でも学べる環境を実現──無料オンライン学習の普及が加速

株式会社クーリエ

2025年5月13日 20時09分

サービス提供の背景

日本の高齢化が進行する中、認知症患者の増加に伴い、介護現場では認知症ケアに関する知識と技術の重要性が高まっています。こうした状況を背景に、厚生労働省は介護業務に直接従事する無資格の職員に対して「認知症介護基礎研修」の受講を義務付けました。

株式会社クーリエは、自治体から指定を受けた事業者として、2024年7月より「認知症介護基礎研修」eラーニングサービスの提供を開始しました。介護現場の職員がいつでもどこでも学べる環境を提供し、サービス開始からわずか9か月で高い評価と支持を得ています。

「認知症介護基礎研修」の概要と特徴

本サービスは、介護保険施設や事業所等で介護業務に従事する医療・福祉の資格を持たない職員を対象にした、無料のeラーニングプログラムです。認知症の基礎知識や症状の理解、適切な接し方や支援方法を体系的に学ぶことができます。

2025年4月には月間利用者数5,000人を突破し、全国の介護事業所を中心に利用が拡大しています。従来の集合研修に比べて受講までの手間や時間的制約が大幅に緩和され、介護現場における学習機会の拡充に貢献しています。スマートフォンやパソコンを活用することで、日常業務の合間や自宅などからも受講が可能です。修了者には証明書が発行され、事業所のコンプライアンス強化や人材育成の質向上にもつながっています。

なお、本サービスの受講は自治体から指定を受けた地域の事業所に限られます。対象地域の詳細については、以下のURLをご確認ください。

https://market.minnanokaigo.com/learning/lp

導入によるメリット

本サービスの導入により、事業所は研修の実施に伴う運営面での負担や調整コストを大きく削減できます。オンライン提供のため、業務の合間や自宅など、時間や場所にとらわれない柔軟な学習環境を提供できる点も大きなメリットです。また、修了証明書の発行により、事業所におけるコンプライアンス強化や教育体制の整備にも寄与します。多忙な介護現場においても、無理なく効率的に職員研修を進められる仕組みを提供しています。

今後の展望

株式会社クーリエでは、「認知症介護基礎研修」の更なる普及拡大を目指して全国の自治体や介護事業者と連携を強化していきます。また、サービス品質の向上と利用者満足度のさらなる向上に努めるとともに、介護現場の人材育成や研修体制の整備に継続して貢献していく所存です。今後も、介護業界における人材不足や教育の課題に対し、ITやデジタル技術を活用した持続可能な支援のあり方を追求してまいります。