飲料工場の暑熱対策としてSPACECOOLルーフシェードを採用 屋根表面温度を25.6℃低減、飲料業界の労働環境改善と省エネに貢献
― 従来の暑熱対策を超える冷却効果と評価 ―
宇宙に熱を放射し、ゼロエネルギーの冷却を行う放射冷却素材「SPACECOOL(スペースクール)」を開発・販売するSPACECOOL株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO:末光真大、以下「当社」)は、清涼飲料のOEM(受託製造)を行う九星飲料工業株式会社(以下、九星飲料工業)が、工場における労働環境改善や設備の温度上昇対策を目的に「SPACECOOLルーフシェード」を導入したことをお知らせします。
飲料工場では、業界全体として猛暑による労働環境悪化や設備温度上昇への対応が課題となっています。この度の導入を機に、今後さらに飲料業界におけるSPACECOOLの普及に取り組んでまいります。
なお、SPACECOOLルーフシェードは、当社が素材の公式供給を行い、日本ワイドクロス株式会社が製造・販売する、Empowered by SPACECOOLカテゴリの製品です。

導入経緯
九星飲料では、設備増設と工場規模拡大に伴う電力使用量の増加、さらには猛暑による労働環境悪化の改善が喫緊の課題となっていました。
従来の方法である、井水散水による屋根冷却、水冷式の外気導入、パッケージエアコンや避暑スペースの設置など様々な対策を講じ、一定の効果は見られたものの劇的な改善には至らず、根本的な解決策を模索していました。
そのような中、当社の販売店経由でSPACECOOLフィルムをプレハブ保管庫に試験施工したところ、屋根表面および室内温度の上昇が抑制され、高い遮熱効果を確認できたことから、工場屋根へSPACECOOLルーフシェードを本格採用するに至りました。
また、工場屋根への採用に加え、空調室外機、屋外キュービクル、屋外制御盤など、多岐にわたる設備への展開も進められています。
SPACECOOL導入後の効果
2026年5月下旬の温度測定で、SPACECOOLルーフシェードの導入前後で以下のような効果を確認しました。
・屋根表面温度:施工前63.5℃ → 施工後37.9℃(▲25.6℃)
・屋根裏天井表面温度:施工前41.2℃ → 施工後33.6℃(▲7.6℃)
九星飲料工業株式会社 生産管理担当からのコメント
電力コスト削減、作業環境改善、脱炭素対応の3点は、飲料業界に限らずあらゆる産業において今後ますます重要性が高まるテーマです。その中で、SPACECOOLは「冷却のための追加エネルギーを必要とせず設備負荷を低下させる」という点で、従来技術にはなかった新たな価値を提供する素材だと考えています。
また、SPACECOOLは部分施工でも効果が得られやすく、室外機や屋外制御盤、キュービクルなど遮熱対策が必要な設備点数が多い弊社にとって、拡張性の高いソリューションであることも大きなメリットです。
5月下旬の温度測定時点で屋根表面温度が25.6℃低下しておりますので、今後さらに気温が上昇する夏季において、どの程度の効果が得られるのか期待しています。
今後は、屋根、ダクト、屋外機器など多様な箇所へ展開可能であることから他の設備や別ラインへの適用を積極的に検討していく予定です。
SPACECOOLルーフシェードの購入・見積相談に関する問い合わせ先
日本ワイドクロス株式会社:https://www.sunsunnet.co.jp/widecloth/contact/index.php
放射冷却素材「SPACECOOL」について
直射日光下において、太陽光からの熱をブロックし熱吸収を抑えることに加え、熱を「大気の窓⁽*⁾」の波長域の赤外線として宇宙に逃がすことで、ゼロエネルギーで外気温よりも温度低下することを可能にした世界最高レベルの放射冷却性能を持つ新素材です。

(*)光には、大気を通過しやすい(透過率が高い)波長と大気に吸収されやすい(透過率が低い)波長が存在しています。光エネルギーの形で熱を宇宙空間に輸送するには大気の透過率が高い波長が優れており、特に透過性が高い波長8-13μmの波長範囲を「大気の窓」と呼びます。
※「SPACECOOL」は登録商標です。
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