デジタル田園健康特区のオンライン診療をテレキューブで実現
〜特注型のテレキューブを岡山県吉備中央町診療所内に設置、中山間地区のオンライン診療を可能に〜
特注型のテレキューブ設置により、岡山大学病院の医師がオンライン診療しながら、プライバシーを守りながら、リアル診療に近い環境を実現しました。
■防音個室ブース「テレキューブ」導入前の課題、導入経緯について
岡山県吉備中央町は、岡山市の岡山大学病院から車で往復2時間以上かかる山間部に位置しており、医療を必要とする住民やその家族にとって、病院への往復は非常に大きな負担となっていました。
その吉備中央町は、「デジタル田園健康特区」に指定されたことを受け、IoTで地域課題を解決すべく、オンラインによる遠隔医療を推進しています。
岡山大学病院では特区だからこそできる取り組みとして、受診するために移動時間や労力がかかるかかりつけ医療機関の病院を訪れることなく、同町の診療所内で治療を受けられる体制を整えるため、テレキューブの設置を検討するに至りました。
■防音個室ブース「テレキューブ」の活用方法
今回、テレキューブ4人用の内装を特注し、環境構築が行われました。通常は中央のテーブルを挟んでソファが1台ずつ設置されているテレキューブ4人用ですが、機密性・遮音性の高さはそのままに、患者様がディスプレイの中の医師に正対できるように変更されました。これにより、対面診療に近い、安心して遠隔診療を受けられる環境を実現しています。
加えて、入り口の位置をずらし、入り口をより大きく、利用者が入室しやすい工夫も施されました。
■防音個室ブース「テレキューブ」導入の決め手
以下の点が評価され、テレキューブが導入されました。
・機密性・遮音性の高い遠隔診療スペースを確保
・特注対応によりリアル診療に近い環境を構築
・消防法に準拠しており大規模な工事が不要
実際の導入後、同院のプロジェクトマネージャー 牧尉太医師からは、次のようなコメントをいただいています。
「オンライン診療の環境づくりとしては、できる限り対面診療に近い環境を目指しました。そこで、今回設置したテレキューブは、患者様が入室しやすいように扉の位置を変更し、ディスプレイ内の医師に正対できるよう、内装もカスタマイズしてもらいました。そうした対応がブイキューブでは可能だったこと、また、必須となる機密性・遮音性の高さについても、必要な吸音材がオプションではなく初期導入時からワンパッケージになっていることも選定の決め手になりました。
導入後もおおむねスムーズに運用できており、病院のリアルでの医療体制に大きな負担をかけることなくオンライン診療を推進できていると考えています。今後は各地域とそこに根ざしている既存の病院・診療所と岡山大学病院が連携することで、より患者の負担を軽減しながら医療を受けられるような体制づくりを目指していきたいです。」
今後、規制改革特区としては、医師がオンライン診療時に検査データを加味して診断・フォローアップをするためには、多くのケースで採血等の検査をする必要があります。遠隔での採血は法律面、環境面の整備においても法律のハードルが高いですが、吉備中央町の特区事業として働きかけを進めていきます。
ブイキューブでは、今後もお客様のコミュニケーションDX実現に向けて、様々なコミュニケーションサービスを提供してまいります。
岡山大学の導入事例の詳細(導入前の課題や導入効果など)はこちらをご覧ください。
https://jp.vcube.com/telecube/case/telecube029.html
防音個室ブース「テレキューブ」の詳細はこちらをご覧ください。
【ブイキューブとは https://jp.vcube.com/】
ブイキューブは「Evenな社会の実現」というミッションを掲げ、「いつでも」「どこでも」コミュニケーションが取れる環境を整備することで、時間や距離の制約によって起こる様々な機会の不平等の解消に取り組んでいます。ビジュアルコミュニケーションによって、人と人が会うコミュニケーションの時間と距離を縮め、少子高齢化社会、長時間労働、教育や医療格差などの社会課題を解決し、すべての人が機会を平等に得られる社会の実現を目指します。
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