【ゲラン】桜の枝からインスパイアされた2023年エクセプショナルピース「チェリーブロッサム」

2023年2月9日（木）数量・店舗限定発売

ゲラン株式会社

2023年1月26日 10時00分

昔から、日本人は春の訪れとともに咲き誇る桜を愛でてきました。日本人にとって大切な「花見」に敬意を表し、ゲランより毎年誕生しているのが、シリアルナンバー入りの数量限定フレグランス、〈チェリーブロッサム〉のエクセプショナルピースです。

今年は、ゲランを象徴するビーボトルの誕生から170周年という記念すべき年となり、技巧を凝らしたクリエイターと独創的なアートコラボレーションを行う特別な機会ともなります。

2023年のエクセプショナルピースは、パリの刺繍メゾンヴェルモンとのコラボレーションによるもの。グログランのリボンに添えられた繊細な桜の枝は、フランスのオートクチュールの卓越した技術と日本伝統において最も心の琴線に触れる、時代を超えた叙情詩のような桜の情景を見事に表現しています。

日本では、1 月に南の沖縄から4 月に北の北海道まで、樹々に桜が咲き誇り、まるで花吹雪のように一面を覆いつくします。桜を愛でるために友人や家族が集う、日本の「花見」。春風に乗って蝶のようにふんわりと舞う桜の花びらはたおやかに散り、やがて小川へ辿り着き、水面を薄桃色に染めます。

〈チェリーブロッサム〉は、日本の「花見」へのオマージュとして2000年に誕生しました。4 代目調香師ジャン・ポール・ゲランが日本を訪れた際に出会った満開の桜に深く感銘を覚えたことから生まれた香りです。以来、日出ずる国の桜のように、このほのかなピンク色のオーデトワレは、ゲランで幾度も「開花」してきました。

ゲランの調香師たちは、春に舞う桜のまばゆい美しさを優れた想像力と芸術力の全てを尽くし、再現することに挑みました。そして、枝を彩る桜の優雅さとそれを愛でる人々の想いを表現する香りを創作しました。

香調：フレッシュフローラル

トップノート：ベルガモット・グリーンティ
ゲランが愛してやまない素材、ベルガモットが輝くように香り立ちます。フレッシュで繊細なグリーンティの香りは、日本の伝統を思わせ、フローラルなアクセントが輝く序曲をフレグランスの心髄へと繋ぎます。

ハートノート：ライラック・チェリーブロッサム・ジャスミン
アーモンド、チェリー、パウダリーなライラックの柔らかいファセットを真珠白のジャスミンが引き立て、香りに繊細な花冠を飾ります。

ベースノート：ホワイトムスク
ホワイトムスクの心地よい春風に運ばれ、細い枝からひらひらと舞う花々が、どこまでも繊細でやわらかな香りで春の訪れを祝います。

1956年の創業以来、刺繍メゾンヴェルモンはパリの中心で、数々の名高いメゾンのオートクチュールやプレタポルテ、アクセサリーなどを手掛けてきました。近年は、家具刺繍も手掛け、インテリアデザイナーやデコレーターからも依頼される名門アトリエです。

歴史は長く、刺繍職人たちの手によって、限りないクリエイティビティーが生み出されています。刺繍職人、デザイナー、そしてスタジオのインスピレーション源は、1 7 世紀にまで遡る2 万点以上のアーカイブ作品です。オートクチュール刺繍の芸術を守りつつ、未来の創造に導かせてくれる素晴らしい宝庫でもあります。

ヴェルモンのクリエイティブディレクターを務めるジャン＝ユード・ネトンにとって、ゲランとのアートコラボレーションは、刺繍の数多な感覚をさらに豊かにする機会でした。

「布花、スパンコール、真珠、チューブ、金糸。我々はこれらすべての素材を用いて、ボトルに命を吹き込みました。香りで嗅覚を魅了するだけではなく、装飾が触覚にも訴えかけ、全ての感覚も呼び覚まします。」
ジャン＝ユード・ネトン

〈チェリーブロッサム〉の香りそのものが、ジャン＝ユード・ネトンと刺繍職人らにインスピレーションを与えたのです。「それぞれのクリエイションは、職人が素材との対話を重ねる経験を通して完成されます。刺繡の技術とオートクチュールフレグランスの真髄を象徴するゲランのボトルによる融合です。」とデザイナーは明かします。

これまで優美な桜の花からインスピレーションを受けてきた〈チェリーブロッサム〉。ビーボトルの170 周年を記念する2023年の特別なエクセプショナルピースは、桜の咲き誇る様子に加えて、繊麗で優雅な枝からもインスピレーションを得て、創作されました。

ヴェルモンが創作した桜の枝は、パリのオートクチュール技術と日本文化を調和させた、限りなく繊細なオーナメント。日本の「花見」は、ヴェルモンのチームにとって自然界からインスピレーションを得た刺繍を再確認する機会にもなりました。2023年のエクセプショナルピースのために創作された、空に向かって伸びる優雅な桜の枝が、儚い瞬間を永遠のものとして残します。

まず〈チェリーブロッサム〉の香りを体験することが制作の第一歩でした。ジャン＝ユード・ネトンは香りに導かれるままに、しなやかに咲き誇る桜の枝を描きました。「その後、チームが選んだのは宝石のような立体的な刺繍。最も繊細な刺繍の技術を際立たせ、クチュールらしさを発揮することができるものでした。」

桜の枝は、薄いガーゼにしなやかな金糸で刺繍され、立体的な動きでエレガントなラインをなぞります。そして、枝の主体となる金色のパールやチューブは、刺繍職人の軽快な指さばきによって形づくられました。煌めく枝は、今まさに花を咲かせようとしているよう。濃淡のあるピンクの生地でできた可憐な花冠の中心には、ピンク、クリア、赤のパールが煌めく枝にひとつひとつ丁寧に縫われています。

針、糸、ハサミ. . .刺繍職人の匠の技により、数多くの細かい工程を経て、心を震わせるほどの完璧なオーナメントが生まれました。

創作された繊細な枝は、パウダリーピンクのグログランリボンとつなぎ合わされています。この記念すべきコラボレーションは、ヴェルモンの原動力であるオートクチュールの伝統、そしてゲランのオートパフューマリーへのオマージュです。

「このクリエイションは、嗅覚、視覚、触覚のあらゆる感覚との真の融合です。」
ジャン＝ユード・ネトン

この繊細な装飾は、ビーボトルに施されるために、ゲランのアトリエのダムドゥターブル（テーブルのマダム）へと渡ります。特別なホワイトとゴールドのラベルもここで貼り付けられ、さらに、箱にはメゾンのアイコンであるミツバチのモチーフがエンボス加工されます。

世界で3,000個限定で、それぞれシリアルナンバー入りです。125mLのボトルと、ホワイトレザーのケースにセットされた20mLのプレフィルドスプレーとフレグランスを移し替え用のファンネル付き。