世界初のウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載 石炭輸送船「松風丸」で最大17%の燃料節減を達成
その結果、ウインドチャレンジャー帆が稼働している状態(註2)において一日では最大17%、1航海の平均では、竣工前の想定通り5%~8%の燃料節減効果があることが確認されました (註3)。
当社は「商船三井グループ 環境ビジョン2.2」 https://www.mol.co.jp/sustainability/environment/vision/ の中で、2050年までのネットゼロ・エミッション達成を目標にしています。その達成に向けた主要戦略アクションの1つに「さらなる省エネ技術の導入」を含め、ウインドチャレンジャー搭載船を2030年までに25隻、2035年までに80隻投入することを計画しています。
当社グループは、ウインドチャレンジャーを始めとした風力推進技術を組み合わせた環境対応船隊の安全な管理・効率運航を通じ運用技術を蓄積してきましたが、今後更に高度化し、安全を確保しながら自然エネルギーを活用し、自社グループからのGHG排出削減のみならず、社会全体の低・脱炭素化に貢献してまいります。
(註1) 本船の竣工と概要については、2022年10月7日付プレスリリース
「世界初のウインドチャレンジャー(硬翼帆式風力推進装置)搭載石炭輸送船「松風丸」の竣工について」
https://www.mol.co.jp/pr/2022/img/22112.pdf をご参照ください。
(註2) ウインドチャレンジャー帆が自動制御モードで運用されている状態を「稼働中」と定義しています。
稼働中であっても向かい風の場合は推力を出していません。稼働中の燃料節減効果は本船の遭遇風況に大き
く左右されます。
(註3) 燃節効果の算出は、ロイド船級協会(本社:英国)にて鑑定を受けた方法で行っています。
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