ホリー・ジャクソン『夜明けまでに誰かが』が創元推理文庫より7月30日に刊行

『自由研究には向かない殺人』の著者が贈る傑作サスペンス！

株式会社　東京創元社

2025年7月30日 16時00分

『自由研究には向かない殺人』『優等生は探偵に向かない』のホリー・ジャクソンの最新刊『夜明けまでに誰かが』を創元推理文庫より7月30日に刊行いたします。

高校生のレッドは親友のマディをふくむ3人の友人と、マディの兄オリヴァーとその恋人レイナの2人の大学生とともにキャンピングカーで春休みの旅行に出かけていました。しかし電波の届かない場所で車がパンクし動かなくなってしまいます。周囲に助けを求められそうな場所はなく、圏外のためロードサービスはおろか警察にも連絡がとれません。予備のタイヤがあって助かった、と交換作業を行ったものの、今度は立て続けに四輪ともパンクしてしまいます。なんと、この車は何者かに狙撃されていたのでした。燃料タンクまで撃ちぬかれ、一行は逃げ込んだキャンピングカーの中に閉じ込められてしまいます。さらに日付が変わるころ、狙撃者から連絡が。車のなかにいる6人のうちの誰かが秘密を抱えている、命が惜しくば、夜明けまでにその秘密を明かせというのです。

閉鎖空間のなか、時間制限のもと展開される探り合いと謎解き。手に汗握る傑作サスペンスです！

発売に先んじてゲラやプルーフをお読みいただいた書店員さま・読者さまのコメントを一部ご紹介いたします！

ホリー・ジャクソンによる初のノンシリーズ作品にして新たな代表作『夜明けまでに誰かが』は7月30日に創元推理文庫から発売いたします。この夏最大の話題作に、ぜひご注目ください。

夜明けまでに誰かが

ホリー・ジャクソン〈著〉

服部京子〈訳〉

判型：文庫判

ページ数：558ページ

発売日：2025年7月30日

ISBN：978-4-488-13509-6

Cコード：C0197

定価：1,540円（税込）

写真：_jure/Getty Images

装幀：大岡喜直(next door design)

内容紹介：

高校生のレッドは友人3人、お目付け役の大学生2人とキャンピングカーで旅行に出かけていた。だが人里離れた場所で何者かに狙撃され、車に閉じこめられてしまう。午前零時、狙撃者から連絡が。その人物は6人のうちの誰かが秘密を抱えている、命が惜しければそれを明かせと要求してきた。制限時間は──夜明けまで。『自由研究には向かない殺人』の著者が贈る究極のサスペンス！　解説＝大矢博子

■著者プロフィール

ホリー・ジャクソン

イギリス、バッキンガムシャー出身の作家。子どものころから物語を書きはじめ、15歳で最初の小説を完成させた。ノッティンガム大学で言語学と文芸創作を学び、英語の文学修士号を取得。2019年に刊行したデビュー作『自由研究には向かない殺人』は英米でベストセラーとなり、2020年のブリティッシュ・ブックアワードのチルドレンズ・ブック・オブ・ザ・イヤーを受賞した。続編に『優等生は探偵に向かない』『卒業生には向かない真実』がある。その他の著作にThe Reappearance of Rachel Price（2024）などがある。

■訳者プロフィール

服部京子（はっとり・きょうこ）

翻訳者。中央大学文学部卒業。主な訳書にジャクソン『自由研究には向かない殺人』『優等生は探偵に向かない』『卒業生には向かない真実』、ホプキンソン『こうしてぼくはスパイになった』など。