新開発「巻上ワイヤ破断防止装置」付クローラクレーンのレンタル開始
クレーン作業の安全性を向上
総合建設機械レンタルの株式会社アクティオ(本社:東京都中央区日本橋、代表取締役社長兼COO: 小沼直人、以下アクティオ)は、株式会社前田製作所(本社:長野県長野市、代表取締役社長:塩入正章、以下前田製作所)と共同で、新しい巻き上げ防止センサー「巻上ワイヤ破断防止装置」を開発し、装置付クローラクレーンのレンタルを2025年2月13日(木)から開始いたします。

アクティオと前田製作所は、クレーン作業の安全性向上のため、新たな巻き上げ防止センサー「巻上ワイヤ破断防止装置」を共同開発しました。従来のクレーンには巻き上げ防止として巻過検出器が既に搭載されていますが、現場での作業効率を優先するあまり、安全装置を解除して使用する例が多くあります。特に地下鉄工事などでは、巻き上げたままアームを伸ばしてワイヤが切断される事故が頻発していました。
新開発の「巻上ワイヤ破断防止装置」は、センサー技術を活用してワイヤとの巻き上げ距離を正確に測定し、危険な状況を事前に検知します。
既存の巻過検出器に加え、ブーム先端右側面に超音波センサーを3個設置し、別回路でフック接近を検出する2重安全システムです。巻過検出器はブーム先端から400mm、超音波センサーは350mmで検知し、巻過検出器が先にフック接近を感知してブーム操作を停止します。万が一、巻過検出器が作動しない場合、超音波センサーがフックの接近を検知し、ブームの伸長と巻き上げを停止させます。
「巻上ワイヤ破断防止装置」は、クレーン作業の安全性を高め、事故防止に役立ちます。
※「巻上ワイヤ破断防止装置」は、既存の巻過検出器の代わりになる装置ではありません。
通常は巻過検出器にて巻き過ぎ状態を検出します。したがって巻過検出器を無効にすることはできません。
アクティオは今後も「レンサルティング」のノウハウを活かし、安全性を向上させる製品やサービスを提供していきます。
■「巻上ワイヤ破断防止装置」特長
➀万が一、巻過検出器が作動しなかった場合でも、超音波センサーが、フック接近を検出
➁ブーム右側面に3つの超音波センサーを取付け、3つの内どれか1つでも反射波を検出したら、ブームの伸長と巻き上げを停止
③フックの接近を3つの超音波センサーがどの角度にも反応



■「巻上ワイヤ破断防止装置」付クローラクレーン 対応機種
型式 CC1485S-1 / CC1485S-3 / CC985S-3
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