クラウド型電子署名サービス協議会が「紙の契約書に押印する実印/非実印の使用実態」調査を実施
概ね3 割前後で「実印は不使用」。大規模企業、押印を代理する場合はさらに顕著に
概要
クラウド型電子署名サービス協議会は、参加7社による合同アンケート調査「紙の契約書に押印する実印/非実印の使用実態」を実施しました。
調査方法:Webアンケート
調査期間:2021年12月6日〜12月20日
調査先:企業(個人事業主を含む)に属する個人
回答総数:489
調査項目:紙の契約書における実印の使用実態
・契約での実印使用率
・回答者契約関与様態別の実印使用率
・回答者契約関与様態/企業規模別実印使用率
・押印やトラストサービス法制に関する意見・要望
調査の目的
デジタル庁および政府が主導する「押印のデジタル化」を推進するためには、これまで紙と押印による契約の局面で実現されてきた(あるいは要求されてきた) “確からしさ”の程度に見合った電子契約サービスが提供されるべきと考えています。
クラウド型電子署名サービス協議会は、お客様のニーズを正しく把握し、これに応えうる新しい電子署名法制をデジタル庁に提言するとともに、各社が提供する電子署名サービスに反映していくため、紙と押印による契約の局面で求められてきた“確からしさ”の程度を測定するための指標と考えられる実印/非実印の使用実態について、企業間取引で扱われる主要な契約類型ごとに調査しました。
調査結果(一部を要約)
全18の契約類型を通じて、概ね3割前後で「実印は不使用」という回答となりました。そのうち10の契約類型については、「実印は不使用」または「実印使用率1-25%未満」が半数を超える結果となり、契約の内容に応じて実印と非実印を使い分けていることが分かります。
また、「契約書等への押印権限を持つが、押印作業は担当者に代理させている」グループでは、企業規模に応じ「実印は不使用」の率が高まる傾向が顕著に見られました。
日本の商取引を支えてきた押印を電子署名に置き換えていくためには、実印相当の厳格なセキュリティを優先する従来型の電子署名に代わるものとして、利便性を兼ね備えた新しいクラウド型電子署名が標準となるよう、法制化を検討していく必要があると考えます。
調査結果(PDF)
下記リンク先より、調査レポートをダウンロードしてご覧いただけます。
紙の契約書に押印する実印/非実印の使用実態(PDF 6.1MB)
https://app.box.com/s/mlf258x5no051g85cc9qy6x9jprr7se8
※本調査結果を引用・転載される場合には、次の表記をお願いします。
「紙の契約書に押印する実印/非実印の使用実態」クラウド型電子署名サービス協議会
クラウド型電子署名サービス協議会参加社(50音順)
· アドビ株式会社
· 株式会社サイトビジット
· jinjer株式会社
· ドキュサイン・ジャパン株式会社
· freee株式会社
· 弁護士ドットコム株式会社
· 株式会社マネーフォワード
クラウド型電子署名サービス協議会について
日本国内でクラウド型電子署名サービスを提供する事業者7社により、事業者間の情報交換と連携を行うための協議会を設立し、デジタル庁が主導するトラストサービスに関する法制度整備に対する意見提言およびデジタル化の推進支援を行っています。
事務局
佐藤 tat.sato@bengo4.com / 080-7412-6489
橋詰 hashizume@bengo4.com / 080-7215-4344
クラウドサインについて https://www.cloudsign.jp/
クラウドサインは、「紙と印鑑」を「クラウド」に置き換え、契約作業をパソコンだけで完結できるWeb完結型クラウド契約サービスです。全てがクラウド上で完結するため、契約締結のスピード化とコスト削減を実現します。電子契約機能は、「いつ・誰が・どの契約に合意したか」を証明する厳格な電子署名とタイムスタンプを付与します。リモートワークの環境下においても契約書の証拠力を担保しながら、事業活動に重要となる円滑な契約業務を可能にします。2015年の提供開始以来、企業や自治体などで幅広く導入されている、電子契約市場No.1 ※の電子契約サービスです。※ 株式会社富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2021年版」(電子契約ツール2020年度実績)市場占有率
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