次世代放射光施設「NanoTerasu」の産業利用促進に関する連携協定の締結について

東日本電信電話株式会社

NTT都市開発株式会社(代表取締役社長 辻󠄀上 広志、以下NTT都市開発)、東日本電信電話株式会社 宮城事業部(執行役員宮城事業部長 滝澤 正宏、以下NTT東日本)、一般財団法人光科学イノベーションセンター(理事長 高田 昌樹、以下PhoSIC)は、このたび、2023年11月の竣工に向け開発を進めているアーバンネット仙台中央ビルを活用した、次世代放射光施設「NanoTerasu(ナノテラス)」の産業利用促進に関する連携協定(以下、本連携協定)を締結しましたので、お知らせいたします。
1. 本連携協定締結の背景と目的
NTT都市開発の親会社であるNTTアーバンソリューションズ株式会社(代表取締役社長 辻󠄀上 広志、以下NTTアーバンソリューションズ)とNTT東日本は、2020年5月に仙台市と「都心部の活性化に関する連携協定」を締結(※1)し、次世代放射光施設「NanoTerasu」や、NTT東日本が開設した「スマートイノベーションラボ仙台」、NTT都市開発が現在建設中の「アーバンネット仙台中央ビル」(2023 年竣工予定)を、NTTグループが持つICTで連携することで、さまざまなビジネスの創出と地域課題の解決を実現する取り組みを行っております。
2022年6月に次世代放射光施設の愛称が「NanoTerasu」に決定され(※2)、PhoSICは2024年度の本格運用開 始に向け、現在、ビームラインの設置を進めております。また、産業利用促進に向けて、ネットワークを用いた遠隔測定や、仙台市都心部での研究交流の実現などを検討しています。
今回、NTT都市開発、NTT東日本とPhoSICの3者は、相互に連携し、産業利用で求められる測定環境の実現と、その実運用に向けた検討を深めることにより、次世代放射光施設利用者が、アーバンネット仙台中央ビルから施設利用する際の利便性の向上を図り、産業利用を促進することを目的とし、本連携協定を締結しました。

2. 本連携協定により実施する事項(別紙)
① アーバンネット仙台中央ビルにおけるNanoTerasuに対する機能補完の検討
② アーバンネット仙台中央ビルからNanoTerasuへの遠隔オペレーションによる測定環境を実現するための検討
③ アーバンネット仙台中央ビルからNanoTerasuを利用する際の、ユーザ利便性の向上に向けた各種施策の検討

3. 締結日
2022年7月13日

4. 協定の期間
2022年7月13日~2024年3月31日

※1 都心部の活性化に関する連携協定:
2020年5月に仙台市、NTT東日本、NTTアーバンソリューションズは、仙台市の都心部活性化に向け締結した連携協定。多様なイノベーション創出やスタートアップ拠点形成に向けた取り組みなど、5項目の連携事項について取り組み中。
(参考)https://www.ntt-us.com/news/2020/05/news-200513-01.html

※2 次世代放射光施設「NanoTerasu」:
太陽光の10億倍以上の明るさの光(放射光)を用いて、ナノスケール(10億分の1メートル)の小さな世界を観察することができる巨大な顕微鏡施設。「NanoTerasu(ナノテラス)」という愛称は、次世代放射光施設が研究や観察の対象としている、物質の「ナノの世界」を示し、さらに放射光がナノの世界を明るく照らして観察する強力な光であるという施設の特徴を表す。
(参考)https://www.phosic.or.jp/220606_v3_phosic-press.pdf



(別紙)次世代放射光施設「NanoTerasu」の産業利用促進

 

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会社概要

東日本電信電話株式会社

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URL
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業種
情報通信
本社所在地
東京都新宿区西新宿 3-19-2
電話番号
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代表者名
澁谷 直樹
上場
東証プライム
資本金
-
設立
1999年07月