ユニリタ、「生成AI連携オプション」のセキュア構成に関する特許を取得 生成AIの「正答」と「情報漏洩防止」を両立、より高度な活用を実現
株式会社ユニリタ(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員:北野 裕行、東証スタンダード市場:3800、以下 ユニリタ)は、純国産ノーコードETLツール「Waha! Transformer(ワハ・トランスフォーマー)」のオプション機能「生成AI連携オプション」におけるセキュア構成技術について、特許を取得したことをお知らせします(特許番号:第7662875号)。
本特許技術は、生成AI側へ機密情報の保存をすることなく、社内のセキュリティが担保されたローカル環境とプライベートクラウド環境内で安全なデータ連携と生成AI活用を可能にします。また、生成AIの回答をチェックし、ハルシネーション(誤った生成)を防ぐ技術も実装しています。これにより、機密情報の漏洩リスクを最小限に抑えつつ、生成AIの回答精度を最大限に引き出すことが可能です。
■特許の概要
・特許番号: 第7662875号
・発明の名称: 生成AI支援システムおよび生成AI支援用プログラム
・登録日: 令和 7年 4月 7日
・特許権者:株式会社ユニリタ
・開発者名:鈴木 佑輔
■技術の独自性・意義
本発明は、大規模言語モデル(LLM)などの生成AIサービスが「公開情報のみ」で応答を生成する限界を超え、なおかつ企業・医療現場などの“特殊かつ非公開情報”を安全に活用できる仕組みです。
【特許対象技術】
①情報漏洩防止の技術
・大切なデータは社内にしっかり保管
機密情報はインターネットに一切流れず、自社内のサーバー(ローカルDB)だけで管理します。
・外部に出すのは「抽象化されたベクトル情報」のみ
実際の文章やファイルは送信せず、それを数学的に不可逆変換(元の情報に戻せない変換)した“ベクトル”と呼ばれる不可逆な抽象データのみを安全な形でクラウドに登録します。
・必要な情報のみを安全に抽出
ユーザーの質問もベクトル化して検索し、関連するベクトル(ID)のみが返ります。そのIDをもとに社内で元データを取り出し、生成AIに提示します。
②回答精度向上の技術
・生成AIの回答精度・信頼性を高める独自の検証プロセス
生成AIに「回答」と「その根拠」を提示させます。その後、質問・回答・根拠のみを新たな生成AI(または履歴をリセットした同じ生成AI)に再提示して検証します。これにより、ハルシネーションの原因となる余計なコンテクストが排除され、より精度の高い、信頼できる回答のみをユーザーに提供できます。
この特許技術により、生成AI活用における「正しい回答」と「情報漏洩防止」を両立し、従来のAI活用の限界を超えた活用を実現します。
■今後の展開
現在リリース中の「生成AI連携オプション」には、本特許技術が実装されています。
各種法人が保有する機密情報・非公開情報を安全に活用できる生成AIの提供を通じて、業務の効率化やビジネスの変革を支援してまいります。
「生成AI連携オプション」について
生成AI連携オプションは、多種多様な企業が保有するデータを活用しつつ、セキュアな生成AIの利用を実現します。
製品サイトURL: https://waha-transformer.com/topics/generative-ai2.html
「Waha! Transformer」について https://waha-transformer.com/
ユニリタが提供する「Waha! Transformer」は、25年以上の実績を誇る純国産ノーコードETLツールです。メインフレーム、オフコン、ERPなどの基幹系システムから、クラウドデータベース、Web API、Excelファイルまで、業務に関わる多様なデータ連携を実現し、業務自動化やDX推進を支援します。業種や業界を問わず、現在2,600ライセンス以上で導入されています。

株式会社ユニリタ https://www.unirita.co.jp
ユニリタの強みは、IT領域における「データマネジメント」「サービスマネジメント」です。これらの強みを活かし、デジタル社会でのビジネス貢献と業務効率化や生産性向上を実現するための製品とサービスを提供しています。そして、サステナブルな社会基盤を支えるお客様のDXを支援するため、IT課題、事業課題、さらには社会課題をデジタル技術で解決すべく事業の拡大を図っています。
【プレスリリースに関するお問い合わせ先】
◆当リリースに関するお問い合わせ先
株式会社ユニリタ
クラウドサービス事業本部 データイノベーション部
https://waha-transformer.com/contact.html
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