第27回 新成人の恋愛、結婚に関する意識調査
2022年にを迎える新成人の恋愛・結婚に関する意識は、昨年からV字回復!
「今後異性と積極的に交際したい」新成人の割合は45.8%で、2020年とほぼ同水準に回復!
男性の回答は50.2%となり、過去5年で最も高い結果に
「将来結婚したい」新成人は79%で、2018年以降の減少傾向にストップ!
「将来子供が欲しい」割合は65.2%で2020年とほぼ同水準に回復!
男性の回答は50.2%となり、過去5年で最も高い結果に
「将来結婚したい」新成人は79%で、2018年以降の減少傾向にストップ!
「将来子供が欲しい」割合は65.2%で2020年とほぼ同水準に回復!
結婚相手紹介サービスを提供する株式会社オーネット(本社:東京都中央区 代表取締役社長:森谷学)は、2022年に成人式を迎える新成人618名(男女各309名)に対して、「恋愛・結婚に関する意識調査」を実施致しました。株式会社オーネット(https://onet.co.jp/)は結婚紹介サービス事業を運営し、2022年4月に設立42周年を迎えます。1996年1月に調査を開始した、この新成人に対する恋愛・結婚に関する意識調査も今年で27回目を迎えることになりました。この新成人への意識調査を通して、単なる恋愛・結婚に対する意識や行動調査の結果のみならず、その時々の経済や社会情勢、また自然災害等を含む様々な社会背景による影響等を含めた考察を報告にもりこみ、これまでの27年間「新成人の恋愛・結婚に関する意識調査」をリリースしてまいりました。株式会社オーネットは日本の恋愛・結婚に関する意識調査を、あらゆる角度から今後も継続して実施してまいります。
2022年は、コロナウィルスの感染者数が減少傾向にある環境下において、新成人を迎える若者の恋愛・結婚に対する意識、考え方、そして行動がどのようなものなのか、また昨年との比較、過去からの推移などを含めて本年の調査結果をご報告いたします。
(1)新成人の「恋愛」意識に関する調査
1.「これまでに交際した経験がありますか?」
・「交際経験あり」は全体で61.4%と、過去3年ではじめて回復傾向。
・男性58.8%(昨年54.3%)、女性64%(昨年58.2%)で、男女共に昨年から4ポイント以上増加。
2.「現在交際している異性がいますか?」
・「現在交際している異性あり」は全体で29.3%と、2020年(29.6%)とほぼ同水準まで回復。
・男性は昨年(23.9%)から3ポイント増加し、増加傾向を維持。
3.「現在交際している異性とどうやって知り合いましたか?」
・全体回答の1位は「幼稚園~高校時代の知り合い」で、2位は「大学(専門学校)、大学院などの知り合い」、3位に「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」がランクイン。
・昨年4位のネット(SNS・アプリ)が3位となり、順位が入れ替わる結果に。
4.「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」
・「今後異性との交際を積極的にしていきたい」は全体で45.8%で昨年(41.1%)より4.7ポイント増加。過去3年ではじめて回復傾向に。
5.「SNSで知り合った異性との恋愛はありですか?」
・「SNSで知り合った異性との恋愛はあり」の回答は、全体48.5%で昨年(47.7%)とほぼ横ばい。
・一方で男性の回答は50.2%と過去5年で最も高い結果に。
(2) 新成人の「結婚」意識に関する調査
1.「将来結婚したいですか?」
・「結婚したい」と回答した人は全体で79%と、昨年(73.8%)から5.2ポイント増加し2020年(79.1%)とほぼ同水準にまで回復。
2.「結婚したい理由は何ですか?」
・「好きな人と一緒にいたい」「子供がほしい」「家族がいると幸せ」が例年通り上位3項目を占める。
3.「何歳で結婚したいですか?」
・結婚を希望する年齢は、「25歳」が例年通り男女ともに最も割合が高い結果に。
・25~30歳で結婚したい新成人が77%で、「25歳以降」希望の割合が昨年(80.7%)より3.7ポイント低下。
4.「結婚したら子供が欲しいですか?」
・「結婚したら子供が欲しいですか?」に対し「はい」と回答した人は全体で65.2%と、昨年(61.7%)から3.5ポイント増加し2020年(65.9%)とほぼ同水準まで回復。
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(1) 新成人の<恋愛>意識
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1.「これまでに交際した経験がありますか?」
「交際経験あり」は全体で61.4%と、過去3年ではじめて回復傾向に。
男性58.8%(昨年54.3%)、女性64%(昨年58.2%)で、男女共に昨年から4ポイント以上増加。
「これまでに交際した経験がありますか?」という質問に対し、全体では昨年から約5ポイント増の61.4%が「交際経験あり」と回答しました。昨年は2017年以降初めての50%代まで落ち込みましたが、今年は2021年以前の数値にまで回復しました。男女共に4ポイント以上の増加となりましたが、特に女性については昨年58.2%まで減少したところから約6ポイント増加と改善幅が大きくなりました。コロナ禍が長く続く中でも、女性の方が交際に向けて積極的に行動したと考えられます。
2.「現在交際している異性がいますか?」
「現在交際している異性あり」は全体で29.3%と、2020年(29.6%)とほぼ同水準まで回復。
男性は昨年(23.9%)から3ポイント増加し、増加傾向を維持。
「現在交際している異性がいますか?」という質問に対し、全体で29.3%が「いる」と回答し、昨年比で約5ポイント増加となりました。昨年新型コロナウィルス感染症(以下コロナ)による外出自粛で出会いが少なくなったためか、全体で約5ポイント減少しましたが、2021年以前の数値に回復した結果となります。しかし男女別で比較すると、女性は昨年から約6ポイント増加しているものの、コロナ前の2020年の数値には届かず、完全に回復とはなりませんでした。男性は2020年に大きく落ち込んでから、回復傾向が続いています。
1996年からの年次推移(次グラフ)でみてみると、大きく次の4つの流れがありました。
① 1996年(50.0%)~2011年(23.0%)まで の「交際相手あり」の割合が大きく下降した期間
② 2011年(23.0%)~2018年(31.5%)までの緩やかに回復した期間
③ 2018(31.5%)~2020年(29.6%)のほぼ同水準で微減した期間
④ 2020年(29.6%) ~2021年(24.8%)の約5ポイント低下
1996年から2011年までは若者の草食化や恋愛離れが進み、減少傾向が続きましたが、2011年3月の東日本大震災をきっかけに人とのつながりを求める気持ちが高まったためか回復傾向に転じます。その後安定期を経て、2021年はコロナにより一時的に減少しましたが、2022年はコロナが日常化したことで、安定期の水準まで回復したと考えられます。
3.「現在交際している異性とどうやって知り合いましたか?」
全体回答の1位は「幼稚園~高校時代の知り合い」で、2位は「大学(専門学校)、大学院などの知り合い」、3位に「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」がランクイン。
昨年4位のネット(SNS・アプリ)が3位となり、順位が入れ替わる結果に。
交際相手がいると回答した男女181名に、「相手とどうやって知り合ったか」について質問しました。全体のトップは「幼稚園~高校時代までの知り合い」(30.4%)となりました。こちらは男女共に1位の結果となっています。2位は「大学(専門学校)大学院などの知り合い」(26%)、3位が「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」(14.4%)で、昨年3位の「アルバイト先の知り合い」(8.8%)が4位と順位が逆転しました。
「ネット(SNS・アプリ)」による恋人づくりが増加した要因としては、コロナによる影響と考えられます。2020年から外出自粛が続き、大学の授業もオンラインになったりアルバイト先も休業となる中で、ネットでの出会いを求める方が増加したと考えられます。
4.「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」
「今後異性との交際を積極的にしていきたい」は全体で45.8%で昨年(41.1%)より4.7ポイント増加。過去3年ではじめて回復傾向に!
男女618名に「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」と質問したところ、全体で45.8%の男女が、「積極的にしていきたい」と回答しました。昨年(41.1%)からは4ポイント以上増加し、男性は「積極的にしていきたい」の回答が50.2%と過去5年で最も高い結果となりました。女性は昨年(39.2%)からは約2ポイントとやや回復しましたが、男性よりも約10ポイント低い回答となり、男女の差がさらに開く結果となりました。
5.「SNSで知り合った異性との恋愛はありですか?」
「SNSで知り合った異性との恋愛はありですか?」については、全体48.5%で昨年(47.7%)とほぼ横ばい。一方で男性の回答は50.2%と過去5年で最も高い結果に!
「ネットによる出会い」については、2022年は全体では48.5%と昨年(47.7%)とほぼ横ばいの結果となりました。男性の回答については50.2%と過去5年で初めて女性の回答率を上回り、最も高い結果となりました。前述の「今後異性との交際を積極的にしたい」と回答した人も男性については過去5年で最も高かったため、新成人の男性についてはSNSでの出会いも視野に入れて、交際に向けて活動していくと考えられます。
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(2) 新成人の<結婚>意識
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1.「将来結婚したいですか?」
「結婚したい」と回答した人は全体で79%と、昨年(73.8%)から5.2ポイント増加し2020年(79.1%)とほぼ同水準まで回復!
新成人の結婚観について、「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」のいずれかを選択した割合は、全体で79%となり、昨年の72.5%から5.2ポイント増加の結果となりました。男女共に「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」の合計が約8割と、男女間で大きな差はありませんでした。
1996年からの年次推移をみると、2018年以降、「結婚したい」新成人の割合が年々減少傾向にあり、昨年については過去最低の73.8%まで低下していましたが2022年についてはコロナ前の2020年の水準にまで回復する結果となりました。
2.「結婚したい理由は何ですか?」
「好きな人と一緒にいたい」「子供がほしい」「家族がいると幸せ」が例年通り上位3項目を占める。
「結婚したい」理由については、「好きな人と一緒にいたい」 「子供が欲しい」 「家族がいると幸せ」の3つが昨年と同じく上位の回答となりました。トップの「好きな人と一緒にいたい」は昨年(60.3%)から約4ポイント増加しています。上位3項目については約半数の方が回答してることから結婚したい主な理由となっていることがわかります。
3.「何歳で結婚したいですか?」
結婚を希望する年齢は、「25歳」が例年通り男女ともに最も割合が高い結果に。25~30歳で結婚したい新成人が77%で、「25歳以降」希望の割合が昨年(80.7%)より3.7ポイント低下。
「結婚したい」と回答した488名に、何歳で結婚をしたいかを質問したところ、男女ともに最も割合が高かった年齢は、昨年同様25歳(21.1%)でした。続いて28歳(16.0%)、 26歳(13.3%)、 27歳(10.2%)、そして24歳(10.0%)と続きました。このボリュームの大きかった25~30歳 が占める割合は、男女全体で77%となり、新成人の7割以上が25歳~30歳の間に結婚をしたいと考えていることがわかりました。
4.「結婚したら子供が欲しいですか?」
「結婚したら子供が欲しいですか?」に対し「はい」と回答した人は全体で65.2%と、昨年(61.7%)から3.5ポイント増加し2020年(65.9%)とほぼ同水準まで回復!
男女618名に、「あなたは結婚したら子供は欲しいですか?」と質問したところ、男女合わせて65.2%が「欲しい」、12.3%が「欲しくない」、22.5%が「わからない」と回答しました。
男女別にみると、男性は子供が「欲しい」が62.5%で昨年(65.4%)から2.9%減少しました。一方女性は子供が「欲しい」が68%で昨年(57.9%)から10%以上増加となりました。
子供が欲しい割合は男女共に6割を超える結果となりましたが、20%以上が「わからない」と回答していることから、新成人の段階ではまだ子供を持つということについて想像できない人も多いと考えられます。
過去5年の推移でみると、2019年以降から2年連続で下降していた数値が今年回復に転じましたが、まだ2019年以前の69%代までは増加していない状況です。2022年の現状もコロナで先行きが不透明な中で、将来像が明確に想像できない人も多いからではないかと考えられます。
- 調 査 概 要 -
■調査名: 【第27回】 2022年 新成人の「恋愛・結婚」に関する意識調査
■調査地域: 全国
■調査対象:2001年4月2日~2002年4月1日に生まれた成人式を迎える男女
■調査方法:インターネットを利⽤したクローズ調査
■調査日: 2021年11月22日(月) ~ 11月24日(水)
■調査主体: 株式会社オーネット
■サンプル数: 618 人 (男性309人/女性309人)
※2002年生まれ:218名(35.3%)、2001年生まれ:400名(64.7%)
※表記の無い場合の単位は%です。 調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。
※出版物・印刷物等、本資料をご使用になる場合には、 “結婚相手紹介サービス「オーネット」調査”と明記ください。その際にはオーネット広報グループ宛に連絡いただきますと幸いです。
※ことぶき科学情報
第1回発行は、VOL.1 1996年01月「新成人の恋愛・結婚観/団塊ジュニアの意識調査」です。
ことぶき科学情報では、新成人の恋愛・結婚に関する意識調査をはじめ、各年代の未婚・既婚男女の
恋愛・結婚に関する意識調査を様々な角度から行い、その結果を毎月リリースしています。
※昨年の調査リリース等はこちらをご確認ください。 https://onet.co.jp/company/release/
■■株式会社オーネット 会社概要■■
◎専任の結婚アドバイザーによる手厚いサポートを通して、結婚にむけたさまざまなニーズにお応えいたします。また、男女 45 歳以上を対象にした中高年専門の<オーネット スーペリア>を運営し、結婚のみにこだわらない、さまざまなかたちのパートナー探しを実現するための大人の出会いの機会をご提供しています。
・代表者:代表取締役社長 森谷 学
・設立:1980 年 4 月 株式会社オーネットの前身となる株式会社オーエムエムジー創立
※2020 年 4 月、オーネットは創立 40 周年を迎えました
・沿革:2007 年 12 月 楽天グループに事業承継、株式会社オーネット設立
2018 年 12 月 親会社が楽天株式会社よりポラリス・キャピタル・グループ株式会社関連会社に変更
・本社所在地:〒104-6222
東京都中央区晴海一丁目8番12号 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ 22階
<公式ホームページ>
オーネット https://onet.co.jp/
オーネットスーペリア https://onet.co.jp/superior/
2022年は、コロナウィルスの感染者数が減少傾向にある環境下において、新成人を迎える若者の恋愛・結婚に対する意識、考え方、そして行動がどのようなものなのか、また昨年との比較、過去からの推移などを含めて本年の調査結果をご報告いたします。
(1)新成人の「恋愛」意識に関する調査
1.「これまでに交際した経験がありますか?」
・「交際経験あり」は全体で61.4%と、過去3年ではじめて回復傾向。
・男性58.8%(昨年54.3%)、女性64%(昨年58.2%)で、男女共に昨年から4ポイント以上増加。
2.「現在交際している異性がいますか?」
・「現在交際している異性あり」は全体で29.3%と、2020年(29.6%)とほぼ同水準まで回復。
・男性は昨年(23.9%)から3ポイント増加し、増加傾向を維持。
3.「現在交際している異性とどうやって知り合いましたか?」
・全体回答の1位は「幼稚園~高校時代の知り合い」で、2位は「大学(専門学校)、大学院などの知り合い」、3位に「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」がランクイン。
・昨年4位のネット(SNS・アプリ)が3位となり、順位が入れ替わる結果に。
4.「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」
・「今後異性との交際を積極的にしていきたい」は全体で45.8%で昨年(41.1%)より4.7ポイント増加。過去3年ではじめて回復傾向に。
5.「SNSで知り合った異性との恋愛はありですか?」
・「SNSで知り合った異性との恋愛はあり」の回答は、全体48.5%で昨年(47.7%)とほぼ横ばい。
・一方で男性の回答は50.2%と過去5年で最も高い結果に。
(2) 新成人の「結婚」意識に関する調査
1.「将来結婚したいですか?」
・「結婚したい」と回答した人は全体で79%と、昨年(73.8%)から5.2ポイント増加し2020年(79.1%)とほぼ同水準にまで回復。
2.「結婚したい理由は何ですか?」
・「好きな人と一緒にいたい」「子供がほしい」「家族がいると幸せ」が例年通り上位3項目を占める。
3.「何歳で結婚したいですか?」
・結婚を希望する年齢は、「25歳」が例年通り男女ともに最も割合が高い結果に。
・25~30歳で結婚したい新成人が77%で、「25歳以降」希望の割合が昨年(80.7%)より3.7ポイント低下。
4.「結婚したら子供が欲しいですか?」
・「結婚したら子供が欲しいですか?」に対し「はい」と回答した人は全体で65.2%と、昨年(61.7%)から3.5ポイント増加し2020年(65.9%)とほぼ同水準まで回復。
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(1) 新成人の<恋愛>意識
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1.「これまでに交際した経験がありますか?」
「交際経験あり」は全体で61.4%と、過去3年ではじめて回復傾向に。
男性58.8%(昨年54.3%)、女性64%(昨年58.2%)で、男女共に昨年から4ポイント以上増加。
「これまでに交際した経験がありますか?」という質問に対し、全体では昨年から約5ポイント増の61.4%が「交際経験あり」と回答しました。昨年は2017年以降初めての50%代まで落ち込みましたが、今年は2021年以前の数値にまで回復しました。男女共に4ポイント以上の増加となりましたが、特に女性については昨年58.2%まで減少したところから約6ポイント増加と改善幅が大きくなりました。コロナ禍が長く続く中でも、女性の方が交際に向けて積極的に行動したと考えられます。
2.「現在交際している異性がいますか?」
「現在交際している異性あり」は全体で29.3%と、2020年(29.6%)とほぼ同水準まで回復。
男性は昨年(23.9%)から3ポイント増加し、増加傾向を維持。
「現在交際している異性がいますか?」という質問に対し、全体で29.3%が「いる」と回答し、昨年比で約5ポイント増加となりました。昨年新型コロナウィルス感染症(以下コロナ)による外出自粛で出会いが少なくなったためか、全体で約5ポイント減少しましたが、2021年以前の数値に回復した結果となります。しかし男女別で比較すると、女性は昨年から約6ポイント増加しているものの、コロナ前の2020年の数値には届かず、完全に回復とはなりませんでした。男性は2020年に大きく落ち込んでから、回復傾向が続いています。
1996年からの年次推移(次グラフ)でみてみると、大きく次の4つの流れがありました。
① 1996年(50.0%)~2011年(23.0%)まで の「交際相手あり」の割合が大きく下降した期間
② 2011年(23.0%)~2018年(31.5%)までの緩やかに回復した期間
③ 2018(31.5%)~2020年(29.6%)のほぼ同水準で微減した期間
④ 2020年(29.6%) ~2021年(24.8%)の約5ポイント低下
1996年から2011年までは若者の草食化や恋愛離れが進み、減少傾向が続きましたが、2011年3月の東日本大震災をきっかけに人とのつながりを求める気持ちが高まったためか回復傾向に転じます。その後安定期を経て、2021年はコロナにより一時的に減少しましたが、2022年はコロナが日常化したことで、安定期の水準まで回復したと考えられます。
3.「現在交際している異性とどうやって知り合いましたか?」
全体回答の1位は「幼稚園~高校時代の知り合い」で、2位は「大学(専門学校)、大学院などの知り合い」、3位に「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」がランクイン。
昨年4位のネット(SNS・アプリ)が3位となり、順位が入れ替わる結果に。
交際相手がいると回答した男女181名に、「相手とどうやって知り合ったか」について質問しました。全体のトップは「幼稚園~高校時代までの知り合い」(30.4%)となりました。こちらは男女共に1位の結果となっています。2位は「大学(専門学校)大学院などの知り合い」(26%)、3位が「ネット(SNS・アプリ)で知り合った」(14.4%)で、昨年3位の「アルバイト先の知り合い」(8.8%)が4位と順位が逆転しました。
「ネット(SNS・アプリ)」による恋人づくりが増加した要因としては、コロナによる影響と考えられます。2020年から外出自粛が続き、大学の授業もオンラインになったりアルバイト先も休業となる中で、ネットでの出会いを求める方が増加したと考えられます。
4.「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」
「今後異性との交際を積極的にしていきたい」は全体で45.8%で昨年(41.1%)より4.7ポイント増加。過去3年ではじめて回復傾向に!
男女618名に「今後異性との交際を積極的にしていきたいですか?」と質問したところ、全体で45.8%の男女が、「積極的にしていきたい」と回答しました。昨年(41.1%)からは4ポイント以上増加し、男性は「積極的にしていきたい」の回答が50.2%と過去5年で最も高い結果となりました。女性は昨年(39.2%)からは約2ポイントとやや回復しましたが、男性よりも約10ポイント低い回答となり、男女の差がさらに開く結果となりました。
5.「SNSで知り合った異性との恋愛はありですか?」
「SNSで知り合った異性との恋愛はありですか?」については、全体48.5%で昨年(47.7%)とほぼ横ばい。一方で男性の回答は50.2%と過去5年で最も高い結果に!
「ネットによる出会い」については、2022年は全体では48.5%と昨年(47.7%)とほぼ横ばいの結果となりました。男性の回答については50.2%と過去5年で初めて女性の回答率を上回り、最も高い結果となりました。前述の「今後異性との交際を積極的にしたい」と回答した人も男性については過去5年で最も高かったため、新成人の男性についてはSNSでの出会いも視野に入れて、交際に向けて活動していくと考えられます。
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(2) 新成人の<結婚>意識
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1.「将来結婚したいですか?」
「結婚したい」と回答した人は全体で79%と、昨年(73.8%)から5.2ポイント増加し2020年(79.1%)とほぼ同水準まで回復!
新成人の結婚観について、「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」のいずれかを選択した割合は、全体で79%となり、昨年の72.5%から5.2ポイント増加の結果となりました。男女共に「早く結婚したい」「いずれは結婚したい」の合計が約8割と、男女間で大きな差はありませんでした。
1996年からの年次推移をみると、2018年以降、「結婚したい」新成人の割合が年々減少傾向にあり、昨年については過去最低の73.8%まで低下していましたが2022年についてはコロナ前の2020年の水準にまで回復する結果となりました。
2.「結婚したい理由は何ですか?」
「好きな人と一緒にいたい」「子供がほしい」「家族がいると幸せ」が例年通り上位3項目を占める。
「結婚したい」理由については、「好きな人と一緒にいたい」 「子供が欲しい」 「家族がいると幸せ」の3つが昨年と同じく上位の回答となりました。トップの「好きな人と一緒にいたい」は昨年(60.3%)から約4ポイント増加しています。上位3項目については約半数の方が回答してることから結婚したい主な理由となっていることがわかります。
3.「何歳で結婚したいですか?」
結婚を希望する年齢は、「25歳」が例年通り男女ともに最も割合が高い結果に。25~30歳で結婚したい新成人が77%で、「25歳以降」希望の割合が昨年(80.7%)より3.7ポイント低下。
「結婚したい」と回答した488名に、何歳で結婚をしたいかを質問したところ、男女ともに最も割合が高かった年齢は、昨年同様25歳(21.1%)でした。続いて28歳(16.0%)、 26歳(13.3%)、 27歳(10.2%)、そして24歳(10.0%)と続きました。このボリュームの大きかった25~30歳 が占める割合は、男女全体で77%となり、新成人の7割以上が25歳~30歳の間に結婚をしたいと考えていることがわかりました。
4.「結婚したら子供が欲しいですか?」
「結婚したら子供が欲しいですか?」に対し「はい」と回答した人は全体で65.2%と、昨年(61.7%)から3.5ポイント増加し2020年(65.9%)とほぼ同水準まで回復!
男女618名に、「あなたは結婚したら子供は欲しいですか?」と質問したところ、男女合わせて65.2%が「欲しい」、12.3%が「欲しくない」、22.5%が「わからない」と回答しました。
男女別にみると、男性は子供が「欲しい」が62.5%で昨年(65.4%)から2.9%減少しました。一方女性は子供が「欲しい」が68%で昨年(57.9%)から10%以上増加となりました。
子供が欲しい割合は男女共に6割を超える結果となりましたが、20%以上が「わからない」と回答していることから、新成人の段階ではまだ子供を持つということについて想像できない人も多いと考えられます。
過去5年の推移でみると、2019年以降から2年連続で下降していた数値が今年回復に転じましたが、まだ2019年以前の69%代までは増加していない状況です。2022年の現状もコロナで先行きが不透明な中で、将来像が明確に想像できない人も多いからではないかと考えられます。
- 調 査 概 要 -
■調査名: 【第27回】 2022年 新成人の「恋愛・結婚」に関する意識調査
■調査地域: 全国
■調査対象:2001年4月2日~2002年4月1日に生まれた成人式を迎える男女
■調査方法:インターネットを利⽤したクローズ調査
■調査日: 2021年11月22日(月) ~ 11月24日(水)
■調査主体: 株式会社オーネット
■サンプル数: 618 人 (男性309人/女性309人)
※2002年生まれ:218名(35.3%)、2001年生まれ:400名(64.7%)
※表記の無い場合の単位は%です。 調査結果の数値は小数点第2位以下を四捨五入しているため、合計で100%にならないことがあります。
※出版物・印刷物等、本資料をご使用になる場合には、 “結婚相手紹介サービス「オーネット」調査”と明記ください。その際にはオーネット広報グループ宛に連絡いただきますと幸いです。
※ことぶき科学情報
第1回発行は、VOL.1 1996年01月「新成人の恋愛・結婚観/団塊ジュニアの意識調査」です。
ことぶき科学情報では、新成人の恋愛・結婚に関する意識調査をはじめ、各年代の未婚・既婚男女の
恋愛・結婚に関する意識調査を様々な角度から行い、その結果を毎月リリースしています。
※昨年の調査リリース等はこちらをご確認ください。 https://onet.co.jp/company/release/
■■株式会社オーネット 会社概要■■
◎「データマッチング」、「WEB による検索」、「写真による検索」、「パーティー・イベント」、「お引き合わせ」など、豊富な出会いの機会をご提供します。
◎専任の結婚アドバイザーによる手厚いサポートを通して、結婚にむけたさまざまなニーズにお応えいたします。また、男女 45 歳以上を対象にした中高年専門の<オーネット スーペリア>を運営し、結婚のみにこだわらない、さまざまなかたちのパートナー探しを実現するための大人の出会いの機会をご提供しています。
・代表者:代表取締役社長 森谷 学
・設立:1980 年 4 月 株式会社オーネットの前身となる株式会社オーエムエムジー創立
※2020 年 4 月、オーネットは創立 40 周年を迎えました
・沿革:2007 年 12 月 楽天グループに事業承継、株式会社オーネット設立
2018 年 12 月 親会社が楽天株式会社よりポラリス・キャピタル・グループ株式会社関連会社に変更
・本社所在地:〒104-6222
東京都中央区晴海一丁目8番12号 晴海アイランド トリトンスクエア オフィスタワーZ 22階
<公式ホームページ>
オーネット https://onet.co.jp/
オーネットスーペリア https://onet.co.jp/superior/
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