文理選択に悩む学生は42.5%も!Studyplusトレンド研究所と山田進太郎D&I財団、文理選択の課題と進路指導の可能性を探る教員向けイベントを開催
■背景
多くの学校では、文理選択の時期は秋に設定されています。本調査結果によると、文理選択を経験した学生2,740名のうち、約半数に当たる42.5%が「文理選択に悩みや迷いを抱いた」と回答しています。さらに、学校や教員のサポートやアドバイスが文理選択に影響を与えたと回答した学生は54.1%でした。一方で、学校や教員からのサポートに対する満足度に関しては、「どちらでもない」「やや不満」「非常に不満」と回答した学生が44.9%を占めており、改善の余地があることがわかりました。
また、文系選択理由のトップは「理系科目が苦手だったから」(49.9%)であり、理系選択理由のトップは「理系で学べる理由に興味があるから」(55.6%)でした。この結果から、文理選択において文系を選択した学生は不得意科目があったという消極的な理由で文理選択をする傾向があることがわかります。特に女子はこの傾向が顕著で「理系科目が苦手だったから」が男子と比較して12.3%も高くなっています。
文理選択は将来の進路やキャリアに直結する重要な人生の選択です。そのため、本イベントでは、学生が単に得意・不得意科目だけでなく、自身が学びたいことや将来の職業について考え、逆算して文理選択をすることができるよう、茨城高等学校の事例を交えながら、学校現場での進路指導におけるベストプラクティスや具体的な手法を共有します。
本イベントを通じて、学生の声や実態に基づく文理選択の課題や影響、特に女子生徒の理系選択に関わる問題などを理解し、進路指導における具体的な改善策や実践的な手法を得ることができます。多くの教員の皆さまのご参加をお待ちしています。
【調査概要】
調査対象:学習管理アプリ「Studyplus」のユーザー(高校生、大学1年生、大学2年生)
回答者:3,297名 調査期間:2023年6月29日~30日
調査方法:学習管理アプリ「Studyplus」上でアンケート回答を依頼し、オンラインで回答を回収。
■イベント概要
タイトル:学生アンケート結果から見る文理選択の課題 - 進路指導の新たな展望を探る教員向けイベント
日時:8月24日(木曜日)16:00-17:00
実施方法:ZOOM配信(参加無料/事前申込制)
対象者:中学校・高等学校・高等専門学校・大学の教職員、教育委員会等の教育関係者
主催:公益財団法人山田進太郎D&I財団、Studyplusトレンド研究所(スタディプラス株式会社)
参加方法:
以下の公式ホームページリンクよりお申し込みください。
https://info.studyplus.co.jp/article/information20230718
■イベント内容
1.現役高校生・大学生3,297人に聞いた文理選択の実態調査に関する結果の紹介
2.パネルディスカッション(山田進太郎D&I財団、Studyplusトレンド研究所)
3.学校現場における文理選択支援の事例紹介(茨城高等学校 横倉友博先生)
4.Q&A
■登壇者プロフィール
中山早奈子:スタディプラス株式会社 ソフトウェア事業本部 公教育事業部 部長
HR系コンサルティング会社を経て、2018年8月にスタディプラスへ入社。事業開発としてStudyplus for Schoolのセールス・マーケティングを担当後、2022年4月より学校領域へ同サービスを展開する公教育事業部部長に就任。
平尾耕太郎:スタディプラス株式会社 広報/Studyplusトレンド研究所
テレビ局、セールスプロモーション会社を経て、2022年2月にスタディプラスへ広報担当として入社。Studyplusトレンド研究所のメンバーとして、中高生・Z世代を対象にした調査研究の取り組みを行っている。
田中多恵:公益財団法人山田進太郎D&I財団事務局長
㈱リクルートマネジメントソリューションズを経て2009年よりNPO法人ETIC.に参画。起業家人材育成・起業家教育等に携わる。2021年4月より、山田進太郎D&I財団の立ち上げに参画し、事務局長に就任。
大洲早生李:公益財団法人山田進太郎D&I財団広報・マーケティング/調査・政策提言担当
慶應義塾大学卒業後、日立製作所の広報/宣伝部門を経て、2011年にGlobal Stage Inc.を設立。グローバルマーケティングやグローバル教育事業を推進。非営利団体日本ワーキングママ協会代表理事として女性活躍やグローバル教育を促進。2020年春より米国にてグローバルSTEAM教育プログラムを開発し、学校等へ展開。2022年秋より現職。
横倉友博先生:私立茨城高等学校・中学校教諭(生物科) 現進路指導担当
茨城高校は「報恩感謝」を建学の精神とする共学の中高一貫校である。まもなく創立100年を迎えようとしているが、その歴史のほとんどを男子校として歩んできた。1995年に男女共学化し、今に至る。同校では医学コースに所属する生徒を対象にStudyplusを利用している。
■公益財団法人山田進太郎D&I財団について
誰もがその人の持つ能力を発揮し活躍できる社会の実現に寄与するために、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)を推進する目的で、メルカリCEO山田進太郎が2021年7月に設立した公益財団法人です。
特に、STEM(理系)のジェンダーギャップに注目し、2021年より女子中学生/高校生がSTEM(理系)キャリアを前向きに検討し、積極的に自己決定するための機運を創ることを目的に奨学金事業を開始しました。2023年からは、さらに活動の幅を広げるべく、対象者となる女子生徒を取り巻くステークホルダーとなる保護者や学校等教育機関、企業、行政/省庁の皆様と連携しながら、各種教育支援イベント等を通じて若い女性の成長と社会進出を支援しています。
※STEM(S:Science / T:Technology / E:Engineering / M:Mathematics)
代表理事:山田 進太郎(メルカリ創業者、代表取締役社長兼CEO)
設立年月日:2021年7月1日(木)
公益財団法人山田進太郎D&I財団公式ウェブサイト:
■2023年度の奨学金事業について
山田進太郎D&I財団は、2023年度もSTEM(理系)進学を選択しづらい現状にある女子学生が理系キャリアを前向きに検討し、積極的に自己決定するための機運を創るため、STEM(理系)女子奨学助成金の募集を7月6日より開始しました。詳細は以下をご参照ください。
STEM(理系)女子奨学助成金募集要項:
https://www.shinfdn.org/scholarship2023/requirements
【一般のお問い合わせ先】
公益財団法人山田進太郎D&I財団事務局
Eメール:info@shinfdn.org
■Studyplusトレンド研究所について
日本最大級の学習管理アプリ「Studyplus」のユーザーを通じて、次代を担う若者の「いま」を見つめるための研究所です。若者の学校生活や学習・受験といった側面から、好きなアーティストや消費行動といった生活者の側面まで、これからの新しい時代の「トレンド」を研究していきます。
https://www.trend-lab.studyplus.jp/
■ 学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」について
スタディプラスが提供する「Studyplus for School」は、生徒と先生を学習管理アプリ「Studyplus」でつなぎ、生徒の日々のスタディログを先生が見守り助ける、教育機関向け学習管理プラットフォームです。紙の教科書や参考書からデジタルの映像教材や演習教材まで、あらゆるスタディログを一元化・可視化することで、先生の業務負荷を軽減しながら、生徒一人ひとりの学びの個別最適化をご支援します。文部科学省CBTシステム「MEXCBT」と接続する学習eポータル。
現在、全国の学校や学習塾など約1,700校以上に導入されています。
https://for-school.studyplus.co.jp/
■スタディプラス株式会社 概要
所在地:東京都千代田区神田駿河台2丁目5−12 NMF駿河台ビル4階
代表取締役:廣瀬高志
事業内容:学習管理アプリ「Studyplus」、教育機関向け学習管理プラットフォーム「Studyplus for School」、電子参考書プラットフォーム「Studyplusブック」の運営
設立:2010年5月20日
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