訪日観光客向けサンプリングサービス「ワタセル」提供開始 〜 280超の宿泊施設を接点に、観光客の国籍を指定したサンプリングで企業の商品認知向上及び、旅ナカの購買意欲を促進 ～

　株式会社マイクロアド（本社：東京都渋谷区、代表取締役 社長執行役員：渡辺健太郎、以下マイクロアド）は、出資先企業の、宿泊業界向けDXソリューションを提供するTabi Life株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：山中隼人、以下Tabi Life）と連携し、ホテルをタッチポイントとした訪日観光客向けサンプリングサービス「ワタセル」の提供を開始いたしました。

　日本国内のホテルのフロントにて、訪日観光客に対し、国籍を指定して、企業の商品を直接サンプリングすることで商品体験の機会を創出します。

　ホテルは商品のサンプリングにより、新たな収益源の確保と顧客満足度の向上を同時に実現することができ、企業はターゲットとする国籍の訪日観光客に対し、自社商品を効率的に認知させ、購買促進することが可能となります。

■背景

　2024年の訪日外国人客数は約3,686万人（※1）、旅行消費額は約8.1兆円（※2）と、いずれも過去最高を記録しました。特に中華圏からの観光客は「買い物」への消費意欲が高く、お菓子・飲料食品・医薬品・化粧品・日用品が人気です。こうした市場では、旅マエ・旅ナカでのアプローチが購買に繋がる重要な要素となります。

　一方で、メーカーにとっては、訪日観光客への商品体験の機会創出が難しいという課題がありました。このような背景から「ワタセル」は、観光客に対し、ホテルのフロントというタッチポイントでサンプリングを行うことで、商品の認知向上・購買行動促進のためのプロモーション支援を開始いたしました。

■日本情報発信メディア「Japaholic」実施のアンケート調査結果

　マイクロアド台湾が運営する、日本情報発信メディア「Japaholic」で「台湾人における訪日旅行時のホテル利用調査」を実施いたしました。

＜調査対象：2021年以降で訪日経験のある台湾人 ／ 有効回答数：1,080名 ／ 複数回答可＞

　『ホテルで配布される試供品は何が嬉しいですか？』という質問において、「バス・ボディケア用品 711名」「食品 710名」「飲料 625名」「化粧品 593名」などの回答が上位を占め、訪日外国人の購入率が高い費目に類似する結果となりました。

　また、『ホテルでの商品体験によってどう感じたか』という質問は、「ブランド・商品への興味が高まる 798名」「購入意欲が高まる 615名」「より詳しい情報を探す 582名」などの回答が多く、商品への興味喚起および購買行動の促進に繋がることが示されました。

■Tabi Lifeについて

　宿泊業界向けDXソリューション「IFHA（※3）」を提供する、マイクロアドの出資先企業であるTabi Lifeは、訪日観光客の宿泊比率が高いエリアにおいて、強固なホテルネットワークを構築しています。現在IFHAには、280施設以上のホテルが加盟しており、順調にシェアを拡大中です。

　加盟ホテル：藤田観光、コアグローバル、イシンホテルズ（the b）, ダイワロイネット(一部)、ホテルJALシティ(一部)、グリーンホスピタリティーズ、スターツホテルズ、相鉄ホテルズ(一部)、ハウステンボスなどが運営するホテルが含まれています。

　　「ワタセル」では、この加盟ホテルのネットワークを活用して、観光客へサンプリングを実施いたします。

■「ワタセル」サービス概要

　「ワタセル」は、ホテルのフロントにおいて、観光客に対し商品を直接サンプリングすることで、商品の体験・認知を促進し、購買意欲を効果的に高めるプロモーションサービスです。サンプリングの対象商品は、お菓子・飲料食品・医薬品・化粧品・日用品など、実際に体験することで良さが伝わるものを中心に取り扱いを行います。

　1）旅ナカでの確実な商品アプローチ

　宿泊するホテルにおいて、訪日観光客に直接商品を届けることで、旅ナカで購買に繋がりやすいタイミングでのプロモーションを実現します。また認知を高めることで、旅ナカだけでなく、旅アトにおける越境ECや国外の旗艦店等での購買意欲も促進します。

　2） 訪日観光客に特化したホテルネットワーク

　訪日観光客の宿泊比率が高いエリアにおける、Tabi Lifeのもつ280以上のホテルネットワークを活用します。ホテルは、サンプリング配布による直接的な収益が得られるとともに、宿泊客へ質の高い商品体験を提供することで、ホテルに対する顧客満足度を高めることができます。

　3）国籍を指定したターゲティングサンプリング

　ホテルフロントでのパスポートチェックなどを通じ、国籍を指定した宿泊客に絞ってサンプリングを行えます。特定の国籍に焦点を当てることで、企業の訪日観光客向けのマーケティング予算を最適化し、より精度の高い戦略的アプローチを可能にします。

　4)  多言語メディア連携による、商品情報の訴求

　日本情報発信メディア「Japaholic」にサンプリング商品の詳細情報を掲載することで、商品理解と購買行動を同時に促進します。サンプリング配布時に、Japaholicの商品ページへ誘導するQRコード情報も添えます。

Japaholic：https://www.japaholic.com/

　マイクロアドは今後、「ワタセル」のサンプリングを通じて、特定の流通店舗での購買行動を可視化する効果計測の開発に取り組み、オフラインでの訪日観光客向けプロモーションサービスを拡充してまいります。

※1）参照元：観光庁／訪日外客数（2024 年 12 月および年間推計値）

※2）参照元：観光庁／インバウンド消費動向調査（ 2024年 年間）

※3）IFHA（Inbound First Hospitality Alliance）：Tabi Lifeが提供する、宿泊施設向けのインバウンド対策に特化したDXソリューションアライアンスです。ホテル業界向けに開発された「スマホコンシェルジュ」を軸に、多言語情報提供やチャット機能などを通じて、訪日観光客の利便性向上、宿泊施設の運営効率化、コスト削減、データ分析による売上向上を総合的に支援しています。

株式会社マイクロアド　概要

社名　　　　株式会社マイクロアド
代表者　　　代表取締役 社長執行役員 渡辺健太郎
本社所在地　東京都渋谷区桜丘町20-1 渋谷インフォスタワー13F
事業内容　　データプラットフォーム事業
URL　　　　http://www.microad.co.jp/