【岐阜県高山市】友好都市ペルー・ウルバンバ郡から郡長が高山市を初めて訪問
岐阜県高山市の友好都市であるペルー・ウルバンバ郡長の初来日に伴い、歓迎式の実施と「高山市国際親善特別来賓証」を贈呈しました
岐阜県高山市の友好都市であるペルー共和国ウルバンバ郡のロナルド・ベラ・ガジェゴス郡長が、初めて日本を訪れ、令和7年1月17日(金)に高山市役所で歓迎式を行いました。
ウルバンバ郡とは、平成23年4月にペルー大使より交流を提案されたことをきっかけに交流が始まりました。世界遺産「マチュピチュの歴史保護区」をはじめとする主要なインカ帝国の遺跡が残されており、トウモロコシをはじめ農作物の生産も盛んな地域であるウルバンバ郡と観光や農業など幅広い分野で交流することは、市の発展に寄与し世界平和への貢献にもつながるため、平成25年8月25日に友好都市提携を締結しました。
提携締結後の平成27年度から、5人の協力交流研修員の受け入れや市長や議長の親善訪問など交流を深めており、コロナ禍による一時中断を経て、令和6年度には6人目の交流員の受入れを再開しました。
ガジェゴス郡長は、2023年にウルバンバ郡の郡長に就任し、今回が初めての日本訪問となりました。市役所ロビーでは田中明高山市長や市議会議員のほか、市民の皆さんがペルーの国旗を振って郡長を歓迎しました。同年8月の高山市との友好都市提携10周年記念式典を契機に、コロナ禍で中断した高山市とウルバンバ郡との交流とウルバンバ郡職員の高山市派遣の再開に尽力されたことから、市から「国際親善特別来賓証」を贈呈しました。
田中市長からは、「コロナにより交流ができない期間が続いたが、今年度研修員を迎え、色々なことを学んでいただくことができた。今回の郡長のお越しを高山市民みんなが心から歓迎している。雪景色の中、高山市の色々な施設を見ていただきたい」との話がありました。ガジェゴス郡長は「色々な方々と話し、交流を深めたい。ウルバンバ郡で高山市での貴重な経験を伝えたい」と高山市を訪問した喜びを語りました。
滞在中は、資源リサイクルセンターでゴミの焼却や分別について視察したほか、観光団体等との意見交換や古い町並の散策などを行いました。
これからも、引き続き交流研修員の受入れなどを進め、さらなる交流を深めていきます。
●ペルー共和国ウルバンバ郡
ペルー共和国のクスコ県に位置し、ウルバンバ、チンチェロ、ワイリャバンバ、マチュピチュ、マラス、オリャンタイタンボ、ユカイマチュピチュの7つの行政区から構成されています。
ウルバンバ郡は主要なインカ帝国の遺跡があることで知られており、中でも有名な「マチュピチュ遺跡」は標高2,280メートルの頂上にあるインカ帝国時代の遺跡であり、山裾からはその存在を確認できないため「空中都市」と呼ばれています。昭和58年(1983年)に自然・文化を兼ね備えた複合遺産としてユネスコの世界遺産に登録されたこの遺跡を一目見ようと、世界中から観光客が訪れています。また、農業に適した土壌を有していることから、インカ時代にはトウモロコシ栽培が始められ、現在も盛んに行われています。
【本件に関するお問い合わせ】
高山市役所秘書交流課
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