時を重ねて受け継がれてきた日本の精神性を、現在の視点から読み解く展覧会「QUIET CLASSIC」 WALL_alternative(東京・西麻布)で開催中

神谷遼、佐藤伸昭、染谷聡、福田周平、4名の作家の作品を通じて「クラシック」をいまの視点から問い直す。

エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社

エイベックス・クリエイター・エージェンシー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:加藤信介、以下:ACA)が運営する夜のオルタナティヴ・スペース【WALL_alternative】では現在、2026年4月11日(土)まで、日本の伝統的な技法や精神に宿る静かな輝きに目を向け、その価値を現代の視点から問い直す展覧会「QUIET CLASSIC」を開催中です。

Photo by Keizo Kioku

本展では、先人たちが遺してきた日本の伝統的な技法や行為の静かな輝きに目を向け、それらを土台に現代的な視点と実験性を加えた福田周平、染谷聡、神谷遼&下山明彦、佐藤伸昭の4組の作家による作品を紹介します。変化の速度が増す現代において見過ごされがちな根源的な営みの価値を、あらためて問い直すことを試みます。

<HIGH LIGHT>

・入口正面の壁面では、編みかごの構造を緻密な手作業によって合板へと落とし込む、佐藤伸昭による約2メートルに及ぶ新作が鑑賞者を迎えます。反復される編み目の構造が静かなリズムを生み出し、素材と手仕事が積み重ねてきた時間の層を空間に浮かび上がらせます。

・階上では、染谷聡による作品群〈みしき〉を展示しています。枝や石などの収拾物のために漆で制作された器を組み合わせた作品が広がり、会場に新たな風景を立ち上げます。また、神谷遼&下山明彦による作品〈あの場所〉を新作中心に複数展示。個々の作品に向けられる視線を自然と研ぎ澄ませていくような、独特の視覚体験を生み出しています。

・会場奥では、福田周平による異なる色味の銀箔作品を並置しています。時間の経過や設置環境の差異によって表面に現れる変化の違いを、ゆっくりと鑑賞することができます。作品の前には、Tokyo Productがデザインした熊本県産イグサのチェアを設えており、腰を下ろし空間と作品の関係性を感じながらご覧いただけます。

Photo by Keizo Kioku

<FOOD&DRINK>

併設のバーでは、展覧会コンセプトを味覚でも体験いただける特別メニューを展開しています。

「良いワインは素材から」を掲げる【シャルマンワイン】と、山梨県のブランド魚【富士の介】によるワインペアリングを提供するほか、京都を拠点にお茶の多様性を大切にしながらその可能性を探求・発信する〈7T+〉のキュレーションによる、阿波番茶と台湾ジャスミン茶のジェラートと、それぞれに寄り添うお茶も期間限定でお楽しみいただけます。

ぜひこの機会にご来場ください。


神谷遼 / Ryo Kamiya

Photo by Keizo Kioku

2002 年生まれ。

2021 年東京藝術大学デザイン科入学。 大学ではデザインという分野を学びながらも、アートとデザインの境界に関心を持ち始めた。 機能や目的を重視するデザインの領域の中で、「見る」「伝える」という行為そのものの曖昧さや 、感覚的なズレが生まれる瞬間に強く惹かれた。特に、写真やモニターなどデジタルメディアで 再現された映像と、人間の視覚によって捉えられる世界との間に生じる差異、 そしてその中に現れる “視覚的なバグ” をテーマに、平面・立体を問わず作品を制作してきた。

また、所属しているアートコレクティブ「Art corrective ALT」では、企業や自治体を対象に アートを用いたワークショップを行い、そこから得たインスピレーションをもとに、 その団体を象徴する作品を制作するというプロジェクトを展開している。 アートを通して組織や地域の理念を可視化し、対話を生み出すことを目的としている。 作品制作と社会との関わりを結びつけるこの活動は、私自身にとって「アートを社会に開く」 という意識を強く育てる契機となっている。

Instagram:https://www.instagram.com/yankami0122/

佐藤伸昭 / Nobuaki Sato

Photo by Keizo Kioku

武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業後、東京を拠点に活動。素材の背景や文脈に着目し、構造や加工方法への多角的な視点を通じて、物に宿る意味や関係性に新たな気づきを促すような制作を行っている。

Instagram:https://www.instagram.com/nobuakisato8/

染谷聡 / Satoshi Someya

Photo by Keizo Kioku

1983年東京都生まれ。幼少期の6年間をインドネシアで暮らし、装飾行為に関心を持つ。2014年、

京都市立芸術大学大学院工芸科 漆工専攻 博士課程修了。漆を単なる工芸素材ではなく、時間や文

化、感覚を媒介する「メディア」としての液体ととらえ、「装飾」を人と自然、歴史との交感を可

能にする読み物として表現を行う。2015年、京都市芸術新人賞受賞。近年の展示に、「漆表現の現

在」(金沢21世紀美術館ギャラリーA/2024年)、「オマージュ・琉球漆器」(浦添市美術館/

2025年)、「根の力」(大阪日本民藝館/2021年)、「札幌国際芸術祭|特別編」(北海道立近代

美術館想定/2020年)など。

福田周平 / Shuhei Fukuda

Photo by Keizo Kioku

群馬県出身。2026年春より東京/京都を拠点に活動。現代アーティスト。

日本画への研鑽を経て、日本の伝統的な素材と技法を基盤にしながら、銀箔を主な素材に、現代的なアプローチを試みている。特に銀箔を自然に放置することで生じる変色を、作家と素材との緩やかな関係性の表象として捉え、素材や作品の物質性を強く表面化させる。さらに、制作過程においては銀の変色を促す化学素材として硫黄の粉末も用い、自然と人為のあわいに立ち現れる変化そのものを作品化することで、自然のありのままを重んじる東洋的な自然観と美的感覚を探求している。空気や湿度、光などの自然条件と素材の反応が生む不可逆的な変化を作品として提示することにより、完成を固定せず、時間とともに変容し続けるプロセスと空間との関係性を探求している。

Instagram:https://www.instagram.com/shuhei.199431/

Tokyo Product

Photo by Keizo Kioku

甲田 ヨシアキ

デザイナー/アーティスト

東京生まれ。化粧品会社のインハウスデザイナーを経て、2016 年に株式会社 Tokyo Product を設立。

パッケージにとどまらず、ジャンルを超えて国内外でデザインやアートディレクションを担当。

2024 年、世界初のイグサ縄を編んで制作した《IGUSA ROPE CHAIR》を制作。

2025 年、スウェーデン・Stockholm Furniture Fair にて出品。

国内では、スパイラル青山「いま畳を語るとき」、Ginza Sony Park「つながるイグサ展」に出品。

IGUSA ROPE CHAIR は、畳の上で過ごす心地よさを、現代の生活様式や海外でも受け入れられるデザインを目指して制作しました。

約 12 畳分の国産イグサを使用し、座ると畳の香りに包まれます。

イグサは繊維質でありながら柔軟性を併せ持ち、見た目の印象とは反対に、やわらかな座り心地です。

急速に進む AI やデジタル社会とは対照的に、人が育てた植物を、人の手で編み上げた手仕事の結晶です。

IGUSA ROPE CHAIR は、人間が本来持っている感性を、静かに呼び覚まします。

Instagram:https://www.instagram.com/tokyo_product/


【展示概要】

QUIET CLASSIC

 - Forms shaped by hands, time, and quiet belief.

会期: 2026年3月11日(水)〜4月11日(土)

※日曜定休

時間:18:00-24:00

会場:WALL_alternative(東京都港区西麻布4-2-4 1F)

入場:無料・予約不要

HP URL:https://avex.jp/wall/exhibition/778/ 

企画・主催:WALL_alternative

グラフィックデザイン:桑田亜由子

会場構成:山際悠輔

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

URL
https://avexcreatoragency.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区三田1-4-1 住友不動産麻布十番ビル
電話番号
-
代表者名
加藤信介
上場
未上場
資本金
-
設立
2020年07月