アイカサ、「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」に大手不動産会社や鉄道会社ほか大手企業6社が新規参画。中間目標”全国1,000駅”以上へのスポット設置が決定し、東京都の7割の駅でアイカサ利用可能へ。
地域向け新プラン「for Local」も提供開始し、鳥栖プレミアム・アウトレットへ初展開。首都圏から地方圏へアイカサを拡大!全国規模で使い捨て傘ゼロを推進します。
日本の使い捨て傘ゼロを目指す傘のシェアリングサービス「アイカサ」を運営する株式会社Nature Innovation Group(本社:東京都渋谷区、代表取締役:丸川照司、以下アイカサ)は、年間8,000万本の使い捨て傘ゼロを目指す「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト(以下、「2030PJ」)の成果発表会を実施いたしました。
2030PJには、HENNGE、東急コミュニティー、三菱地所・サイモン、日本テレビ、阪神電気鉄道、つくばエクスプレスの大手企業6社が新規参画し、パートナー企業は合計18社となりました。
また、駅やビル、商業施設など全ての設置数を合わせて、合計1,800か所への設置が完了するとともに、東京メトロ全171駅(※1)へのサービス拡大によって、2030PJの中間目標”全国1,000駅”以上への設置”が決定し、都内では約7割の駅でアイカサが利用可能となる見込みです。
さらに、地方圏では初(※2)となる、三菱地所・サイモンが運営する「鳥栖プレミアム・アウトレット」への展開開始を皮切りに、地域向けの新プラン「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for Local(以下「for Local」)」を提供開始いたします。
全国の"使い捨て傘ゼロ"の実現に向けて、今後は駅近などの首都圏だけでなく、地方圏の観光施設、商店街、テーマパークなど、全国各地への展開を目指します。

※1 全180駅のうち他社管理駅となる(日)北千住(日)中目黒(東)中野(東)西船橋(千)代々木上原(有)和光市(半・副)渋谷(南)目黒駅を除く
※2 駅から離れた郊外への設置および、アウトレットモール内での設置が初
背景
■世界ワースト1位。年間8,000万 本の”使い捨て傘”消費を背景に「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」を発足。
日本では年間約1.2億本から1.3億本(※3)の傘が消費されており、そのうちの6割にあたる約8,000万本(※4)がビニール傘などの使い捨て傘となっています。また、そのほとんどが自宅に傘がある状態で予期せぬ雨の際に仕方なく購入される傘であり、資源の無駄や生産から廃棄まで余計なCO2の排出に繋がっています。
※3 日本洋傘振興協会(http://www.jupa.gr.jp/pages/faq )の調査による
※4 環境へ与える傘の廃棄問題 Environmental issue of Umbrella(サレジオ工業高等専門学校 デザイン学科 価値創造研究室)
■コンビニの店舗数を超え。「傘のいらない街 渋谷」では、渋谷駅半径600mに100か所以上のアイカサスポットを設置完了。
この状況を変えるために、2022年度に2030年までに使い捨て傘の廃棄ゼロを目指す「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」を発足し、大手企業などと連携しながら、各参画企業ごとにオリジナルデザイン傘の制作をはじめ、従業員に対してアイカサの利用を無償で提供するなどの活動をしてまいりました。
24年6月には、街全体で使い捨て傘の削減を目指す「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for city」を開始。第一弾となる東急不動産HDとの共同プロジェクト「傘のいらない街 渋谷」では、24年10月に当初の目標であった「渋谷駅半径600mに約100か所のアイカサスポット(傘立て)の設置」を達成し、渋谷エリア全体で環境保全はもちろん、雨の日経済圏の活性化やエリアの資産価値向上を実現しています。
概要①:大手企業6社が新規参画。梅雨に向けて各社オリジナル傘を展開。
2030PJには、新たにHENNGE、東急コミュニティー、三菱地所・サイモン、日本テレビ、阪神電気鉄道、つくばエクスプレスの大手企業6社が新規参画し、パートナー企業は合計18社となりました。梅雨に向けて会社毎にオリジナルデザインの傘を制作し、各エリアにて展開を開始いたします。
また、HENNGEが参画した東急不動産HDとの共同プロジェクト「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for city(渋谷)」では、渋谷エリアの資産価値向上を目指して、1年間で100か所のアイカサスポット(傘立て)を新規設置し、渋谷区のコンビニ店舗数を超える合計300か所のアイカサスポット設置を目指しています。

【新規参画企業】

< 企業名 > |
< 初期設置エリア > |
HENNGE株式会社 |
渋谷駅周辺含む渋谷区全域 ※設置済み |
株式会社東急コミュニティー |
渋谷駅周辺 ※6/23から順次設置予定 |
三菱地所・サイモン株式会社 |
鳥栖プレミアム・アウトレット(佐賀県) ※6/18から設置予定 |
日本テレビ放送網株式会社 |
山手線全駅、みなとみらい駅馬車道駅、桜木町駅 ※設置済み |
阪神電気鉄道株式会社 |
阪神全線 ※7月上旬までに設置完了予定 |
首都圏新都市鉄道株式会社 |
つくばエクスプレス線 全20駅 ※7月下旬頃から順次設置予定 |
【参画企業の一覧】
< 参画企業 >
・旭化成ホームプロダクツ株式会社
・株式会社関電工
・MIRARTHホールディングス株式会社
・Rethink PROJECT(JT主催)
・日本公認会計士協会東京会
・株式会社東急コミュニティー
・阪神電気鉄道株式会社
・日本テレビ放送網株式会社
・首都圏新都市鉄道株式会社(つくばエクスプレス)
< 「 for ビルディング」参画企業 >
・三菱地所株式会社
・森トラスト株式会社
・ジャパンリアルエステイトアセットマネジメント株式会社
・東急不動産リート・マネジメント株式会社
・東京建物株式会社
・東京ガス不動産株式会社
< 「 for city」参画企業 >
・東急不動産ホールディングス株式会社
・HENNGE株式会社
< 「for Local」参画企業 >
・三菱地所・サイモン株式会社
■新規参画パートナーからのコメント
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HENNGE株式会社 取締役副社長 天野 治夫
このたび私たちHENNGEが、「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for city(渋谷)」に参画できることを、大変光栄に思います。
HENNGEは、「テクノロジーの解放で、世の中を変えていく。」という理念のもと、クラウドセキュリティサービスを提供しています。その一環として、サステナブルな社会の実現を目指す「SUSTAINABLE HENNGE」プロジェクトを推進しています。
今回、渋谷を拠点とする企業として、アイカサ様と共にオリジナル傘を制作しました。この取り組みが、日々の移動の中で少しの楽しさと、地球環境への思いやりを感じていただけるきっかけとなれば幸いです。
使い捨て傘の削減は、環境負荷の低減だけでなく、都市の未来の在り方をアップデートする大きな一歩だと捉えています。渋谷から始まったこのチャレンジが、日本全国、さらには世界へと広がっていくことを心より願っております。
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株式会社東急コミュニティー ビル事業本部 事業統括部 部長 吉川 慶太
東急コミュニティーでは、オフィスや商業施設をはじめ大型複合施設、行政施設、スタジアムや空港関連施設など様々な不動産管理を行っております。
当社の管理する多くの施設では忘れ物の傘が廃棄に繋がっており、管理会社として大きな課題感をもっているため、本プロジェクトへの参画を決めました。
プロジェクトを通して、環境経営を志すソーシャルカンパニーとして、身近な「傘」を通じた環境啓蒙活動推進に貢献します。今後も、お客様と社会の課題解決に繋がる事業活動を通じて、サステナブルな社会と成長を目指してまいります。
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三菱地所・サイモン株式会社 マーケティング部 シニアマネージャー 泉 竜治
弊社が運営するプレミアム・アウトレットは、屋外空間を活用したアウトレットモールです。
季節を感じる空間でショッピングをお楽しみいただけますが、屋外であるがゆえ、雨などの悪天候には頭を悩まされています。
この度、鳥栖の担当者による提案で、天候の課題を解決する企画を検討する流れで、アイカサ様へご相談をさせていただきました。弊社は、三菱地所グループの一員として、施設運営を通じてサステナブルな社会の実現に向けた取り組みを実施しています。
アイカサ様の掲げる“⾬の⽇を快適にハッピーに“と”使い捨て傘をゼロに“のミッションに共感したことも、実践への大きな一歩となりました。
「Love Every Weather」
プレミアム・アウトレットはどんな天気でも、素敵なショッピング体験を提供いたします。
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日本テレビ放送網株式会社 Good For the Planet 総合演出 八重沢 亮
5月31日~6月8日、日本テレビでは、地球のため、未来のために持続可能な取り組み=「グップラ」なことを提案し、視聴者の皆さんとともに、より良い暮らしのために今できることを考えていくキャンペーンを展開しました。
本格的なキャンペーンとして、5年目を迎え、今回はSDGsの啓発からステップアップし、視聴者の皆さんが参加できる工夫をしたいと思い、アイカサさんのプロジェクトに参加。使い捨て傘を減らす理念に賛同し、アイカサさんのデザインチームと一緒に「グップラ」の可愛らしい絵柄がプリントされたアイカサを考案しました。突然の雨に、新しい傘を買うのではなく、「グップラ」絵柄のアイカサを使えば、雨の日もよりハッピーにCO₂の排出削減に!皆さん、楽しく便利に「グップラ」してみませんか?
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阪神電気鉄道株式会社 阪経営企画室 広報担当 部長 桜井 久泰
阪神電気鉄道では、2009年の阪神なんば線開通を機に、沿線活性化の取組みを開始し、その一つとして、2020年に関西で初めてアイカサを導入しました。
昨年からは、阪神グループらしい提供価値を「あたたかさ」「ほんまもん」「先進性」と定め、阪神ブランドの確立に取り組んでいます。今回新たに設置する傘は、阪神グループのブランドカラーであるブルーグリーンをあしらったものとしました。日本初の都市間電気鉄道として開業して120周年を迎えた今年は、鉄道全線でのカーボンニュートラル運行開始やゼロカーボンベースボールパークの開場などに取り組み、サステナブルな社会の実現を目指しています。
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首都圏新都市鉄道株式会社 経営企画部 経営戦略課 課長 島貫 浩
つくばエクスプレスは、東京の秋葉原と茨城のつくばを最速 45分で結ぶ都市高速鉄道です。公共交通機関として、安全輸送を最大の使命に掲げるとともに、持続可能な社会の実現に向けて、環境配慮型車両の導入や回生エネルギーの有効活用など、環境に配慮した取り組みを推進してまいりました。
傘のシェアリングサービス アイカサの導入も、お客様に、急な雨でも便利で快適な移動環境を提供するだけではなく、CO2排出量やプラスチックの削減にも貢献できることから、2024年に全駅で導入を進め、これまで増設も進めてまいりました。また、今年8月には開業20周年を迎え、これまで以上に、沿線地域の皆様とともに持続可能な社会を実現するため、「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」へ参画いたします。
概要②:駅、ビル、商業施設などを合わせて、合計1,800か所へ設置完了。中間目標1,000駅への設置も決定。
2018年12⽉にサービスを開始したアイカサは、アプリ登録者数75万⼈を超え、東京駅や新宿駅をはじめとした都内全域と関東、関⻄、愛知、岡山、福岡、佐賀など12都道府県で展開するとともに、駅、ビル、オフィス、街、全ての設置数を合わせて、合計1,800か所への設置が完了しました。
また、今回、東京メトロの全171駅へのサービス拡大が決定したことを受け、“2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト”の中間目標である”全国1,000駅へのアイカサスポット設置”の達成が決まり、都内では約7割の駅でアイカサが利用可能となる見込みです。
◎東京メトロとの連携詳細はこちら:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000200.000036740.html


概要③:地域向けに「for Local」を提供開始。首都圏から地方圏へアイカサを拡大!全国規模で使い捨て傘ゼロを推進。
今回、地方圏では初となる、三菱地所・サイモン株式会社が運営する「鳥栖プレミアム・アウトレット」への展開を皮切りに、地域向けの新プラン「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for Local(以下「for Local」)」を提供開始いたします。
これまで郊外にある観光施設、商店街、テーマパークなどでは、急な雨が降った場合に傘を購入することが難しいため、雨天時の利便性に課題がありましたが、アイカサスポットが設置可能になったことで来場者はアプリひとつでその場で傘を借り、自由に返却が可能になります。
今後は駅近などの首都圏だけでなく、地方圏の観光施設、商店街、テーマパークなど、全国各地への展開を行い、"使い捨て傘ゼロ"による環境負荷軽減はもちろん、雨天時の来場促進や利便性の向上を通じて、全国の雨の日経済圏の活性化と地域全体の価値向上を目指します。

■「2030年 使い捨て傘ゼロ プロジェクト」について
2022年度に発足した「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」は、大手企業などと連携し、SDGsの達成期限である2030年までに、日本で年間約8000万本消費される使い捨て傘の廃棄をゼロにすることを目指したプロジェクトです。
2025年6月現在では18社の大手企業が参画しており、各参画企業ごとにオリジナルデザインの傘の制作をはじめ、従業員に対してアイカサの利用を無償で提供するなど、アイカサと共同で使い捨て傘ゼロを目指す取り組みを行っています。
また、オフィスビルを対象とした「2030使い捨て傘ゼロプロジェクト for ビルディング」に加え、コンビニの店舗数を越えるアイカサスポット(傘立て)の設置を行い、街全体で使い捨て傘の削減を目指す「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト for city」を実施しています。
詳細はこちら:https://i-kasa-lp.studio.site/2030p
■傘のシェアリングサービス『アイカサ』について

『アイカサ』は、“⾬の⽇を快適にハッピーに“と”使い捨て傘をゼロに“をミッションに2018年12⽉にサービスを開始した⽇本初の本格的な傘のシェアリングサービスです。突発的な⾬にもビニール傘をその都度購⼊せずに、駅や街中で丈夫でサステナブルな『アイカサ』を借り、⾬が⽌めば最寄りの傘スポットに傘を返却することでエコに貢献しながら⼿ぶらで便利に移動ができるのが特徴です。現在は、アプリ登録者数75万⼈を超え、東京駅や新宿駅をはじめとした都内全域と関東、関⻄、愛知、岡山、福岡、佐賀など12都道府県で展開し、スポット数1,800箇所以上に設置しています。傘がないことによって移動ができないことや、濡れて不快になることを無くし、⼀⼈⼀⼈が過ごしたい今を過ごせるよう「⾬の⽇のプラットフォーム」としてのインフラを構築、傘をシェアし⼈にも地球にも愛ある社会づくりを構築します。
『アイカサ』アプリの登録はこちらから:https://www.i-kasa.com/
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