今年最も観客の支持を得た作品は!?SSFF & ASIA 2023オーディエンスアワードを野村萬斎監督『虎の洞窟』が受賞!
Most Viewed Awardのほか、フィナンシェWEB3アワード、クリエイターズアワードのファイナリストも発表 受賞作品は10月に開催の秋の国際短編映画祭で上映予定
東京会場、オンライン会場の観客が最も支持したオーディエンスアワードには、インターナショナルカテゴリーからポーランドの『スパロー』、アジアインターナショナルカテゴリーから韓国の『いつか君が戻ると思って』、ジャパンカテゴリーから野村萬斎さんが初監督を務め、ウィリアム・シェイクスピアの「ハムレット」と中島敦の「山月記」をモチーフに、現代の孤独な青年を窪田正孝さんが演じる『虎の洞窟』が受賞となりました。
また、オンライン会場で最も視聴された作品として、ライブアクション部門ノミネート作品で、落合賢監督が荒木飛羽さん、ドラァグクイーンのドリアン・ロロブリジーダさんを主演に描くヒューマンドラマ『ストレンジ』がMost Viewed Awardを受賞。
さらに、ブロックチェーンを活用したトークン発行型クラウドファンディングを展開しているFiNANCiEとSSFF & ASIAが共同で新設したフィナンシェWEB3アワードはドイツのドキュメンタリー『4万枚のポストイット』と台湾のコメディ『Dark9コミュニティー』の2作品が、今年の映画祭に応募した国内外の監督たちにより選ばれるクリエイターズアワードについては、香港のアニメーション『Everywhere』とスウェーデンのドキュメンタリー『さようならまでの時間』がファイナリストとして選出され、秋の国際短編映画祭に向けて決戦投票が行われます。
各受賞作品は、グランプリ=ジョージ・ルーカスアワード含めた各部門作品と共に10月に開催の秋の国際短編映画祭にて上映予定です。ぜひご紹介いただけますと幸いです。
URL https://shortshorts.org/2023/awards/
オーディエンスアワード インターナショナルカテゴリー
『スパロー』(Sparrow)
監督:マルチン・ヤーノシュ・クラフチク
/ 24:06 / ポーランド / ドラマ / 2022
主人公のスパローはアルコール依存が原因で妻と12歳の息子とほぼ絶縁状態だ。ある日ひょんなことから映画に出演することになったスパロー。
彼の人生の危機を反転する大きなチャンスだが、果たしてその結末は・・・。
オーディエンスアワード アジア インターナショナルカテゴリー
『いつか君が戻ると思って』 (Nowhere else)
監督:イ・ギョンウォン
/24:49 / 韓国 / ドラマ / 2021
主人公の妻は6年前交通事故で記憶を失い、その後失踪した。彼女は新しい夫と共にかつて暮らした沃川郡を訪れる。
オーディエンスアワード ジャパンカテゴリー
『虎の洞窟』(Tiger Cave)
監督:野村萬斎
/ 23:50 / 日本 / ファンタジー / 2023
「ハムレット」と「山月記」をモチーフに孤独な青年を描く物語。
社会に居場所を見出せない男(窪田正孝)は、ある日不思議な声に誘われて外に駆け出していく。
Most Viewed Award
『ストレンジ』 (STRANGE)
監督:落合 賢
/ 15:00 / 日本 / ドラマ / 2023
内気な高校生のオデコちゃんは、ある日夜の公園で涙を流すドラァグクイーン姿のクマさんと出会う。交流を重ねるうち、もがきながらも自分に正直に生きようとするクマさんの姿勢は、オデコちゃんにも変化を与え––。
フィナンシェWEB3アワード
SSFF & ASIAはクラウドファンディング2.0を展開する「FiNANCiE」と、クリエイター同士やファンとの交流を促進することを目的に「フィナンシェ WEB3 アワード」を今年スタートしました。
本アワードへの投票権を含むプロジェクト第一弾として、SSFF & ASIA 2023開催とあわせて価値が変動する独自トークンを販売。トークン購入者によって、同率一位二作品に絞られましたので、決選投票を行う予定です。
https://financie.jp/users/s_s_f_f/cards
『4万枚のポストイット』(Ulf Nawrot - 40.000 Post-Its)
監督:Fabian Nolte
4:49 / ドイツ / ノンフィクション / 2022
ウルフ・ナウロは32年間に渡り付箋に絵を描き集めている。
本作は彼の創作と多様なライフワークの本質に迫る。
『Dark9コミュニティー』(Dark9 Community)
監督:Yuhe Lu, Wade Chao
6:35 /中国/台湾/ コメディー / 2023
アメリカの街の殺し屋になることを夢想する育ちのいい中国人ラッパーが、自分のミュージックビデオの監督兼主演をやりたがっている。彼のファンタジーが現実になったかのように、地元のマフィアたちが無断のMV撮影に激怒し、撮影現場で大暴れ。破綻寸前の撮影が大惨事になる前に、この傑作を完成させなくては。
クリエイターズアワード【ファイナリスト】
SSFF & ASIA 2023応募クリエイターに、クリエイターの活動支援プラットフォームLIFE LOG BOXで投票権となるNFTを配布。
ライブアクション部門、ノンフィクション部門およびアニメーション部門のノミネート作品から最多得票数獲得作品にアワードを授与します。
今回発表されたのはファイナリストとなる2作品。この中から秋の国際短編映画祭に向けて決選投票が行われ、アワードが決定します。
『Everywhere』
監督:Step Cheung, Ng Kai Chung
9:25 / 香港 / アニメーション / 2022
なくなったと思っていたものは、本当の意味で私たちを置き去りにしていないのかもしれない。 おそらくまだ何らかの形で一緒にいる。人生は浮き沈みで満ちている。 死は人生において自然なこと。
『さようならまでの時間』(LIVE TILL I DIE)
監督:Gustav Ågerstrand, Åsa Ekman,
Oscar Hedin Hetteberg, Anders Teigen/23:46 /スウェーデン/ ノンフィクション / 2022
ストックホルム郊外の国営の老人ホーム。祖母の死を嘆き続ける心優しい介護福祉士モニカと、家族のいない99歳の入居者エラの間に、深い絆が生まれる。高齢者介護の難しさと可能性を描いた、人生を肯定する感動作。
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