トルビズオン、ドローン航路設計に最適な「Matrice 4 Enterprise」の取扱開始
物流x災害対応など様々なドローン航路を作成支援、FlyCart 30との相性で空のインフラ化を加速
ドローンビジネスを手掛ける株式会社トルビズオン(福岡市中央区、代表取締役 増本 衞、以下「トルビズオン」)は、最新の産業用ドローン「DJI Matrice 4 Enterprise(以下、M4E)」の取扱いを開始しました。同時に大型物流機「DJI FlyCart 30(以下、FlyCart 30)」の販売強化も進め、安心安全なドローン航路の調査・設計から物資輸送までを一気通貫で支援する体制を構築します。M4Eは高精度測位と複眼カメラ、レーザー測距を搭載し、ドローン航路の設計・検証に最適な機体です。
背景
災害対応や地域物流の実装には、平時からの「ドローン航路データの整備」と「ドローン配送体制」の両立が不可欠です。M4Eは測量精度と効率を高め、航路計画の根拠となる地図・点群を短時間で整備できます。一方、FlyCart 30は重量物の確実な搬送を担い、設計済みのルートを実運用につなげます。両機を軸にすることで、「物流、災害両対応可能なフェーズフリーなドローン航路」の企画から設計、運用までのサイクルを大幅に短縮します。

M4Eの主な特徴(ドローン航路設計に有効)
M4Eは、4/3型20MP広角・中望遠・望遠のトリプルカメラにより、広域の把握から詳細の確認まで一台で完結します。メカニカルシャッターに対応し、歪みの少ない撮影が可能なため、オルソ画像や点群の品質が安定します。最大約1,800mのレーザー測距は距離や高度を即時に把握でき、障害物までの余裕帯を定量的に管理できます。さらに、RTK機能により高精度測位を標準装備、ドローン航路の飛行再現性を確保します。最大約49分の飛行時間と、現場到着後すぐに運用できる高い起動性により、現地での作業時間を着実に短縮します。
・4/3型 20MP広角+中望遠+望遠のトリプルカメラ構成、メカニカルシャッター対応
・レーザー測距(最大約1,800m)で距離・高度の即時計測、障害物までの安全距離を支援
・RTK統合により高精度測位を標準化、ドローン航路の再現性を確保
・最大約49分飛行、15秒で離陸可能な起動性で、現地作業短縮

M4E × FlyCart 30の「相性の良さ」
M4Eで生成した高精度のオルソ画像や3D点群は、そのままFlyCart 30の運航計画に反映できます。レーザー測距により離着陸地点や障害物の位置を定量的に把握できるため、ドローン航路の安全性の精度が向上します。

代表増本からのコメント
M4E(Matrice 4E)の導入により、ルート設計ワークフローの構築、点群データやオルソ画像の作成、安全確保に必要な根拠データの整備が容易になりました。さらにFlyCart 30の重量物搬送能力を組み合わせることで、設計した航路をそのまま物流に活用する理想的な循環が実現します。私たちはこれら二機を核に、自治体や企業と連携し、安全で持続可能なドローン航路インフラの全国展開を進めてまいります。

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