Wi-Fi7センシング機能を搭載したHUAWEI社製APを発売&スマートウォッチ連携機能も

~心拍数、血中酸素レベル、血圧、睡眠の質、歩数などをモニタリングするスマートウォッチとも連携~

株式会社ビーマップ

 株式会社ビーマップ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:杉野文則 以下当社)は「IEEE 802.11bf」としてWi-Fi(無線LAN)の規格に盛り込まれるセンサー機能を搭載したHUAWEI社製アクセスポイントを2025年6月10日(火)に発売いたします。

 また、これに対応するデータセンターは夏までに構築します。さらに、このデータセンターは、既に、HUAWEI社が発売している、心拍数、血中酸素レベル、血圧、睡眠の質、歩数などのモニタリングが可能なHUAWEI WATCH(HUAWEI WATCH GTシリーズ、WATCH 4シリーズなど)をクラウドで管理できる機能も、秋頃の対応を目指します。

 また、これら機能の早期のお試しをお考えの病院関係者のために、モニターして頂く病院を併せて募集します

■Wi-Fiセンシングとは

 Wi-Fiの電波を活用して、電波の揺らぎによって人間や動物の行動を検知するもので、「IEEE 802.11bf」として規格化されています。

 Wi-Fiの電波は人間や動物、金属といった障害物に対して、電波が揺らぐ性質があります。この性質を利用し、電波の伝わり方を測定することによって、その場に人や動物がいるか、いないかなどが検知できます。

 従来、赤外線のモーションセンサー、カメラ映像でも人の動きは検知できました。しかし、広いエリアをモーションセンサーで検知するには多くのセンサーが必要となり、またカメラによる検知では、そもそも対象が死角に入ってしまうと検知ができない等の欠点があります。電波を利用するWi-Fiセンシングであれば、少ない台数のAPで死角を防ぐことができ、映像を使用しないことからプライバシーにも配慮しつつ、これまでのWi-Fi機器と同様に安価に設置できます。

※詳細は株式会社ビーマップの「Wi-Fiセンシング」ご紹介ページでご確認いたたけます

 https://www.wi-fi.bemap.co.jp/wifi-sensing

■HUAWEI社製APの特長

 当社は新たにHUAWEI製アクセスポイント(AP)2機種の販売を6月10日(火)より開始いたします。いずれも最新のWi-Fi 7(IEEE 802.11be)に対応。320 MHzの広帯域幅、4096-QAMの高密度変調、マルチリンクオペレーション(MLO)などにより、高速かつ安定した通信を実現いたします。

HUAWEI「AirEngine 5776-26」

・Wi-Fi 7対応の高性能通信

 2.4GHz(2x2 MIMO)と5GHz(4x4 MIMO)

のデュアルバンド対応、最大6.45Gbpsのデータ転送速度を実現。

・最大1,200台の同時接続をサポート

 各周波数帯域ごとに最大600台、合計で1,200台のデバイス接続をサポート。

 HUAWEI「AirEngine 6776-57T」

・トライバンド対応の高スループット設計

 2.4 GHz(2x2 MIMO)、5 GHz(2x2 MIO)、6 GHz(4x4 MIMO)の3つの周波数帯で同時にサービスを提供、最大13.66 Gbpsのデータ転送速度を実現。

・最大1,800台の同時接続をサポート

 各周波数帯域ごとに最大600台、合計で1,800台のデバイス接続をサポート。

 両機種ともに、アンテナとアルゴリズムチップの一体設計によって、送信機と受信機の自己干渉の影響を最小限に抑え、送信機と受信機を単一のアクセスポイントに実装し、センシングを可能にするシングルポイント検知を実現しています。

 この手法により、様々な環境でもWi-Fi電波が届く範囲では、他の機器の連携を一切必要とせずに、人がいるかどうかの認識もできるようになります。

 また、Wi-Fiセンシング機能をWi-Fiのアクセスポイントと統合することで、Wi-Fiサービスを提供している環境下で、追加の設備を必要とせず、人が存在するかどうかが検知できます。これにより住宅や会議室などで人を検知して照明を点灯、消灯し、省エネを実現するようなスマート照明への利用、在宅不在を検知する見守りサービスへの活用が期待されます。

 また、CSI推定ドップラーシフト方式の速度測定、AOA(Angle Of Arrival)/AOD(Angle Of Departure)角度測定などの技術と組み合わせることができるため、将来的には人体全体から指、腕などの一部の身体姿勢の検知や心拍などのバイタルサインの検知への応用が考えられます。

■HUAWEI WATCH D2について

 HUAWEI WATCH D2は、自動血圧測定、心電図測定、血中酸素レベル測定、心拍数測定、睡眠モニタリング、皮膚温度測定、ストレスレベル測定など、豊富な健康管理機能に加え、80種類以上のワークアウトモードに対応したスマートウォッチです。また、スマートフォンとの連携機能も搭載しています。医療機器としての認証も取得しており、血圧測定の精度も高いです 。 通常使用であれば、バッテリーは最大6日間持続します。

 

■データセンターの構築

 当社は、HUAWEI社と合意のもと、今回のアクセスポイントの販売にあたり、アクセスポイントから取得したデータを日本国内で処理するためのデータセンターを構築します。

 過去に手掛けた各通信事業者のデータセンターの構築経験を活かし、お客様に安心、安全にご利用頂けるように当社は努める所存です。夏までには、Wi-Fiセンシング機能を、秋までには、ウォッチのクラウド対応を今後実施する予定です。

HUAWEI社について

 HUAWEI社(華為技術有限公司)は中国広東省深セン市に本社を置く通信機器の大手企業です。ICT、コンシューマー、クラウド、デジタルパワー、スマートカーソリューションなど、幅広い製品やサービスを提供しています。 5G技術と展開において業界の競合他社よりも先行しており、無線基地局から自社開発のアンテナやチップまで、エンドツーエンドの5Gシステムを提供しています。Wi-Fi分野においても、Wi-Fi7関連の特許の22.9%を保有しており、最先端の技術を保有しております。Wi-Fiセンシングについても、独自の技術で他を圧倒しております。

今後の計画について

 当社は、このWi-Fiセンシングに対応した製品を2025年6月10日(火)より発売します。通常のWi-Fi7のアクセスポイントにWi-Fiセンシングの機能を追加した形となる予定で、これまでの1台のアクセスポイントと同様のコストで、Wi-Fiセンシングと従来からのWi-Fi機能の両方の導入が可能となります。

 さらに、日本国内でデータを処理するデータセンターの構築を、2025年夏を目途に進めます。

 加えて、スマートウォッチを活用して血圧数、心拍数を取得し、クラウドで管理するシステムについても、2025年秋頃の完成を目指します。また、病院関係者向けに、この解析システムを早期にご利用頂き、貴重なご意見を頂くためにもモニターを募集します。申し込みは直接弊社ホームページの「お問い合わせフォーム」よりご連絡ください。

※株式会社ビーマップ/お問い合わせ

https://www.bemap.co.jp/contact/contact.php

当社代表取締役社長 杉野文則よりコメント

 このたび、当社はHUAWEI社の協力により、日本初のWi-Fi 7センシング機能が利用可能なアクセスポイントの販売を開始します。既に、弊社がスマートメータと連携させて高齢者を見守るサービス「おうちモニタ」にさらなる付加価値をつけられる商品になると期待しております。私も、田舎に年老いた母親を持つ身として商品の完成を楽しみにしています。日本中に同様のお悩みの方々も多いと思います。是非ご活用頂きたいです。

 その他、ホテルでの光熱費の節約、ビルの不審者侵入管理等にも活用できると思います。

また、今回、既に、HUAWEI社が発売している、HUAWEI WATCH(HUAWEI WATCH GTシリーズ、WATCH 4シリーズなど)についてもクラウドのサービスを秋までに構築する予定です。

 現在、日本の国家予算は115兆円です。医療や介護などの社会保障費は38兆2778億円と24年度から5585億円増えて過去最高となっています。2月に私杉野は、計画的入院で手術をしました。朝昼晩と、看護師さんが血圧、体表温度、血中濃度を測りに来ます。もし、これが自動化できたら、病院関係者の負担が減るでしょうし、退院後の管理もスムーズになると思います。

 また、私の家族のように遠隔に住む高齢者の安否もリアルタイムでわかるようになります。医療関係の費用の国の支出、社会課題の解決にも役立つとおもっております。

華為技術日本株式会社 ICTマーケティング&ソリューションセールス部

 ネットワークソリューション・セールス部 部長 陶 垚 よりコメント

 このたび、ビーマップ様がHUAWEIのWi-Fiセンシング技術およびスマートウォッチ連携機能にいち早く注目し、国内での新たな展開に踏み出されたことに対し、心より敬意を表します。特に、日本国内にデータセンターを設置し、安心・安全なサービス提供を目指す姿勢に強く共感しております。

 弊社としても、本ソリューションの技術支援および国内展開において、引き続き全面的なサポートを行ってまいります。今後、日本市場における先進的なセンシング・ヘルスケアソリューションの普及に向け、両社の協力関係がさらに強固な関係になっていくことを期待しております。

■スマートウォッチにおいての中国での事例

HUAWEIの腕時計に関する救命レポート

 HUAWEI WATCH(HUAWEI WATCH GTシリーズ、WATCH 4シリーズなど)は、

健康監視、転倒検出、SOS緊急ヘルプなどの機能により、危機的状況において何度もユーザーの脱出を支援し、命を救っています。以下は実際の事例と機能の詳細です:

 

1.転倒検知&自動救難(急病・事故利用者の救助)

機能:

腕時計がユーザーの激しい転倒や長時間の静止(昏睡状態など)を検知すると、自動的にアラームが発生し、緊急連絡先に位置情報が送信されます。

実際の事例:

・2023年に深セン市の外注業者が意識不明で救出されました

深夜に乗っていたテイクアウト便で、転倒して意識不明になりました。

HUAWEI WATCH 4が重度の転倒を検知し、自動的に110番電話をかけて家族に連絡したところ、救助隊が到着しました。

・2024年北京で脳梗塞高齢者救出

一人暮らしの高齢者が突然倒れ、HUAWEI WATCH GT 4が異常を検出した後に子供に連絡し、病院に運ばれた後に脳梗塞と診断されました。

2.心拍数異常と血液酸素濃度測定(潜在的な健康リスクの警告)

機能:

心拍数、酸素濃度、睡眠時無呼吸を24時間監視し、異常(心停止、低酸素濃度など)を発見した場合に警告を発します。

実際の事例:

・2022年の心臓早期拍動警報

HUAWEI WATCH GT 3は、夜間にユーザーの心拍数が異常に上昇していることを検知し、振動による警告を受けた後、医師の診察を受け、発作性上室性頻脈(PSVT)と診断し、悪化を防ぎました。

・2023年高原旅行者低酸素化警報

チベットを旅行中、HUAWEI WATCH 4 Proで血中酸素が70%以下(重度の低酸素症)であることが確認されました。

利用用途

■Wi-Fiの電波が人や動物などにぶつかったことを感知します

  • 室内の人の在・不在、その行動、部屋からの入退出などの検知が可能です。

ホテルの入室/退室時に客室内のIoT製品を自動操作

(お客様の入退室にあわせ、すべての電源を自動でON・OFF)

  • お客様が不在の間も空調などの機器がONのままになってしまうといった問題をIoTで解決します。

  • お客様の在・不在の検知に加え、『呼吸をしている』『していない』など体調と安否の確認も可能です。

  • Wi-Fi接続により、お客様の入退室に合わせてテレビ/カーテン/空調/照明/電子機器等のON・OFF一斉連動といったことも可能です。

ビルの警備員の巡回消灯時に会議室で人がいるかどうか事前チェック

  • オフィスの執務室や会議室内の電波のゆらぎによって、人の在・不在を感知します。

  • 深夜などに発生した異常を確実に検知し、いち早く駆け付けることが可能です。

■HUAWEI WATCH D2について

■HUAWEI WATCH(HUAWEI WATCH GTシリーズ、WATCH 4シリーズなど)を活用したクラウドシステム システム構成イメージ図(病院内)

■スマートメータ & AI解析で見守る当社製品「おうちモニタ」との連携

 スマートメーター(電力メーター)を活用した高齢者見守りサービス「おうちモニタ」との併用による、より精度の高い見守りサービスのご提供を実現します。

※「おうちモニタ」のサービス詳細については下記リンク先をご参照ください

 https://www.solution.bemap.co.jp/ouchimonita

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会社概要

株式会社ビーマップ

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URL
https://www.bemap.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区内神田2-12-5 内山ビル4F・5F
電話番号
03-5297-2180
代表者名
杉野 文則
上場
東証グロース
資本金
9億3262万円
設立
1998年09月