デル・テクノロジーズとNVIDIA、「Project Helix」を発表 セキュアなオンプレミスの生成AIを実現

当資料は、2023年5月23日に米国で発表されたプレスリリースの抄訳版です。
米国リリース原文:https://www.dell.com/en-us/dt/corporate/newsroom/announcements/detailpage.press-releases~usa~2023~05~dell-technologies-and-nvidia-introduce-project-helix-for-secure,-on-premises-generative-ai.htm#/filter-on/Country:en-us

ニュースの概要
・「Project Helix」が、お客様による高い信頼性の生成AIの容易な構築・展開を実現
・デル・テクノロジーズとNVIDIAが、オンプレミス生成AIアプリケーション向けのデータ セキュリティーを組み込んだインフラストラクチャーとソフトウェアを提供

2023523日、米ネバダ州ラスベガス『Dell Technologies World』発
デル・テクノロジーズとNVIDIA(NASDAQ: NVDA)は、生成(ジェネレーティブ)AIモデルをオンプレミスで簡単に構築および活用できるようにするための共同イニシアチブ「Project Helix」を発表しました。これによって、お客様は、優れたカスタマー サービス、マーケット インテリジェンス、エンタープライズ検索、その他の幅広い機能を迅速かつ安全に提供することが可能になります。

「Project Helix」は、両社の技術ノウハウやインフラストラクチャーとソフトウェアを基盤にした事前構築済みのツールによる一連のフルスタック ソリューションを提供するイニシアチブです。これには、企業が自社独自のデータを活用し、より簡単に責任を持って正確に生成AIを展開できるようにするための完全なプランも含まれています。

デル・テクノロジーズのバイス チェアマン 兼 共同最高執行責任者(COO)のジェフ・クラークは次のように述べています。「『Project Helix』は、十分に活用されていない膨大な量のデータからより迅速かつ安全に価値を得るために、企業に専用のAIモデルを提供します。また拡張性が高く効率的なインフラストラクチャーにより、企業は業界を再発明できる生成型AIソリューションの新たな波を生み出すことができます」。

NVIDIAの創業者/CEOのジェンスン フアンは次のように述べています。「私たちは、生成AIの驚くべき進歩と、より少ない労力でより多くのことを実現したいという企業の需要が交差する歴史的な瞬間にいます。NVIDIAはデル・テクノロジーズと共に、企業が独自のデータを安全に使用して生成AIアプリケーションを構築および運用することでビジネスを変革できるようにする、非常にスケーラブルで効率性の高いインフラストラクチャーを設計しました」。

「Project Helix」は、最適化したハードウェアとソフトウェアのテスト済みの組み合わせにより、エンタープライズ生成AIの展開を簡素化します。これらは、すべてデル・テクノロジーズから入手できます。これによって、企業は、データ プライバシーを維持しながら、エンタープライズ データをよりスマートで高価値な成果につなげることが可能になります。企業は、これらのソリューションにより、カスタマイズしたAIアプリケーションを迅速に展開し、自社独自のデータに基づく信頼できる意思決定を促進し、ビジネスの成長と拡大を図ることができます。

オンプレミス生成AIの詳細なプラン
「Project Helix」は、インフラストラクチャーのプロビジョニング、モデリング、トレーニング、ファインチューニング、アプリケーション開発および展開から、推論の展開と結果の合理化まで、生成AIの完全なライフサイクルをサポートします。お客様は、検証済みのさまざまなデザインを利用することで、大規模なオンプレミスの生成AIインフラストラクチャーを迅速に構築することができます。

「PowerEdge XE9680」や「PowerEdge R760xa」(https://www.dell.com/ja-jp/dt/servers/server-accelerators.htm#accordion0&tab0=0&tab1=0&accordion1 )をはじめとする「Dell PowerEdge」サーバーは、生成AIのトレーニングと推論で高いパフォーマンスを発揮できるように最適化されています。デル・テクノロジーズのサーバーとNVIDIA(R) H100 TensorコアGPU(https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/h100/ )およびNVIDIA ネットワーキング(https://www.nvidia.com/ja-jp/networking/ )の組み合わせは、これらのワークロードのインフラストラクチャー バックボーンを形成します。お客様は、このインフラストラクチャーを「Dell PowerScale」(https://www.dell.com/ja-jp/dt/storage/powerscale.htm#tab0=0 )や「Dell ECSエンタープライズ向けオブジェクト ストレージ」(https://www.dell.com/ja-jp/dt/storage/ecs/index.htm#tab0=0&tab1=0 )といった、レジリエントで拡張性に優れた非構造化データ ストレージと連携させることができます。

お客様は、すべての「Dell Validated Designs」で、デル・テクノロジーズのサーバーとストレージ ソフトウェアのエンタープライズ機能を活用でき、「Dell CloudIQ」ソフトウェアを通じて、可観測性(オブザーバービリティー)が提供されます。さらに、「Project Helix」に含まれている「NVIDIA AI Enterprise」(https://www.nvidia.com/ja-jp/data-center/products/ai-enterprise/ )ソフトウェアは、お客様がAIのライフサイクルを進んでいく中で役立つさまざまなツールを提供します。NVIDIA AI Enterpriseには、NVIDIA NeMo(TM)(https://www.nvidia.com/ja-jp/ai-data-science/generative-ai/nemo-framework/ )大規模言語モデル フレームワークや、安全でセキュアな生成AIチャットボットを構築するためのNeMo Guardrails(https://blogs.nvidia.co.jp/2023/04/26/ai-chatbot-guardrails-nemo/ )ソフトウェアなど、100以上のフレームワークや事前トレーニング済みモデル、および開発ツールが含まれています。

「Project Helix」では、「Secured Component Verification」などのセキュリティーとプライバシーの保護機能が、基礎コンポーネントに組み込まれています。企業は、オンプレミスのデータを保護することで、内在的なリスクを軽減できるだけでなく、さまざまな規制要件を満たすことができます。

TECHnalysis Researchの社長 兼 チーフアナリストであるBob O’Donnell氏は次のように述べています。「企業は、生成AIツールが可能にするビジネス チャンスの探求に前向きですが、その多くは、どのように始めればよいのかがわからないのです。デル・テクノロジーズとNVIDIAが、信頼できるブランドによる完全なハードウェアとソフトウェアの包括的なソリューションを提供することで、企業は自社独自のアセットを活用したAI搭載モデルの構築と改良にいち早く着手し、カスタマイズされた強力なツールを作成することができるようになります」。

提供時期について
「Project Helix」イニシアチブに基づく「Dell Validated Designs」は、2023年7月より、既存のチャネルを通じて「Dell APEX」の柔軟な消費オプションで利用できます。

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デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。

NVIDIAについて
1993年の設立以来、NVIDIA(https://www.nvidia.com/ja-jp/ )(NASDAQ: NVDA)はアクセラレーテッド コンピューティングのパイオニアです。同社が1999年に発明したGPUは、PCゲーミング市場の成長を促進し、コンピューター グラフィックスを再定義して、現代のAIの時代に火をつけながら、産業用メタバースの創造を後押ししています。NVIDIAは現在、業界を再形成しているデータセンター規模の製品を提供するフルスタック コンピューティング企業です。詳細についてはhttps://nvidianews.nvidia.com/ を参照してください。

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会社概要

URL
https://www.dell.com/ja-jp
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区大手町一丁目2番1号 Otemachi Oneタワー 17階
電話番号
-
代表者名
大塚俊彦
上場
未上場
資本金
3億円
設立
1989年06月