〈10年以上の画像審査技術とAI開発チームの知見を結集〉PIXTAにアノテーション部門発足!画像教師データの作成を一括サポート

画像データ収集からアノテーションまでPIXTAが機械学習を支援

ピクスタ

ピクスタ株式会社(東京都渋谷区 代表取締役社長:古俣大介、東証グロース:3416、以下「ピクスタ」)が運営する、写真・イラスト・動画・音楽素材のマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」( https://pixta.jp)は、機械学習を使った開発等を行うピクスタの海外開発拠点であるPIXTA VIETNAM CO., LTDと連携し、新たにアノテーション部門を発足したことをお知らせいたします。

これにより、近年増加しているPIXTAの機械学習用データセット提供時に、最先端のアノテーション技術を提供いたします。また、より高度な画像データ収集技術による検索代行や、PIXTAでも応用してきた機械学習の知見を活かすことで、クライアント企業のAI開発をサポートいたします。

販売ページ:https://pixta.jp/machinelearning-dataset

  •  アノテーション部門発足で可能になったサービス
◆アノテーション付与
バウンディングボックス(外接矩形)、キーポイント(骨格データ付与)、ラベリング(性別、カテゴリ、キーポイントなどのタグ付け)、ポリゴン、ポリライン、領域分割、オブジェクトトラッキング(動画アノテーション)など、クライントの要望に応じて、多種多様な最先端のアノテーション技術を提供します。PIXTAの画像データにアノテーション付与することはもちろん、ご用意いただいた画像や動画、3Dデータ等へのアノテーション付与単体のご依頼にも応じます。

自社グループ内にアノテーション部門を設けたことで、条件によっては、従来に比べて、納期スピードは約半分に、コストも約6〜7割に抑えることが可能です。

<アノテーション例>
▼外接矩形(バウンディングボックス)

 

顔部分、全身などの外接矩形を付与します

外接矩形(バウンディングボックス)外接矩形(バウンディングボックス)

▼領域分割(セグメンテーション)
被写体をカテゴリごとに塗り分けるセマンティック・セグメンテーションや、被写体の個々の領域を塗り分けるインスタンス・セグメンテーションに対応します

領域分割(セグメンテーション)領域分割(セグメンテーション)

▼骨格データ付与(キーポイント)
人物の骨格データ付与も様々な姿勢に対応します

骨格データ付与(キーポイント)骨格データ付与(キーポイント)

▼ラベリング
人種や、年齢・性別などの情報をラベルとして付与します

 

ラベリングラベリング

▼3Dアノテーション
LiDARを用いて取得されたデータに、3Dのバウンディングボックス等を付与します。
※アノテーション付与サービスのみの提供。

 

3Dアノテーション3Dアノテーション


◆高度な検索代行
教師データとして必要な要件を満たした画像データの収集をサポートします。
PIXTAの8,000万点を超える画像データの中から、たとえば同一人物のマスク着用あり/なしで画像バリエーションを提案したり、異なる年齢・性別や人種が被写体の画像を均等な点数バランスで提供したり、ベビーカー、車椅子、白杖などを使用している人物画像のみを収集するなど、自力で検索して収集することが困難な条件でもご相談いただけます。
 
  •  PIXTA VIETNAM AI開発チーム「アノテーション部門」とは
PIXTA VIETNAMは、2016年5月に現地の優秀なエンジニアメンバーを採用して立ち上げたピクスタの海外システム開発拠点です。ピクスタ社の様々な事業の各システム開発をサポートしながら、同年10月には機械学習に取り組むAI開発チームを発足。
以後、PIXTAの審査スタッフが使用する自社ツール(※)で、写真や動画作品内に映る人物を検知させることで肖像権審査を効率化させたり、PIXTAで画像素材を探すユーザーの利便性向上のための類似画像検索機能を追加、さらに作品を販売するクリエイター会員向けには、タグ情報の自動付与など、PIXTAにある膨大な画像データを元にした機械学習に取り組み、その成果を自社サービスに活かして参りました。

類似画像検索機能の結果表示サンプル類似画像検索機能の結果表示サンプル

このAI開発チームにアノテーション専門の「アノテーション部門」を設けることで、これまでの機械学習の知見を結集し、PIXTAの機械学習用データセットと共に、正確なアノテーション付与やより高度な画像データの収集(検索代行)が可能にしました。

※PIXTA審査スタッフと自社ツールについて
PIXTAではサービス開始以来、作品を販売したいクリエイター会員が投稿した作品を、販売前に審査しています。審査専任スタッフが審査専用の自社開発ツールを用いて審査しており、年々、PIXTA VIETNAM AI開発チームの機械学習による画像解析技術を取り入れ、1日平均3.5万点投稿される作品をスピーディーに審査する体制を構築しています。
 
  •  背景
2018年の機械学習用途としてPIXTAの画像データの販売を開始して以来、年々需要を拡大し、人物画像データセットやマスク着用日本人画像データセット、人物俯瞰画像データセットなどの販売を始めると、さらに多くの企業様からお問い合わせをいただくようになり、機械学習案件での売上は昨年の3倍に拡大しています。
それに伴い、アノテーションについてのご相談を多く受けるようになりました。

これまでアノテーションは、提携企業のお力を借りるなどして対応してまいりましたが、お問い合わせが増えるにつれて、これまで自社プロダクトの開発に生かしてきたVIETNAM AI開発チームの技術とピクスタの画像審査の経験豊富な人材を結集してアノテーションサービスとして提供できる状態にすることで、よりスピーディーかつスムーズに、また最小限のコストでクライアント企業の要望に応えられると考え、AI開発チームの中にアノテーション部門を発足。

機械学習用データを販売するカスタマーサクセス部と強固に連携することで、画像データの収集からカスタマイズデータセットの生成まで、柔軟かつ高度な教師データ作成をサポートできるようにしました。
 
  • 今後の展開について
今後は、PIXTAのサービス開始初期より10年以上、8000万点を超える画像審査によって蓄積してきたデータと技術を活かし、アノテーションツールの自社開発を目指します。それによって、さらに質・スピード共に向上させ、よりスケールの大きなデータを取り扱うAI開発にも寄与したい考えです。
 
  • PIXTAについて
「PIXTA」はプロ・アマチュア問わず誰もが自ら制作した写真・イラスト・動画・音楽をインターネット上で売買できるデジタル素材のマーケットプレイスとして2006年5月にスタートしました。あらゆるジャンル、媒体のクリエイティブを支える豊富なイメージ画像・動画・音楽を取り揃え、日本を中心にクリエイティブ制作分野の人々から高い支持を受けています。 
PIXTA: https://pixta.jp

 

 

【会社概要】
ピクスタ株式会社 (東証グロース:3416)
設 立:2005年8月25日
所在地:東京都渋谷区渋谷三丁目3番5号 NBF渋谷イースト7階
TEL:03-5774-2692 FAX:03-5774-2695 URL:https://pixta.co.jp/
資本金:325,777千円(2022年9月末時点)
代表取締役社長:古俣 大介
事業内容:デジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA」の運営、法人向け出張撮影・カメラマンサービス「PIXTAオンデマンド」の運営、出張撮影プラットフォーム「fotowa」の運営
子会社:スナップマート株式会社、PIXTA ASIA PTE. LTD.、PIXTA VIETNAM CO., LTD.

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会社概要

ピクスタ株式会社

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URL
http://pixta.co.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
東京都渋谷区渋谷2丁目21−1 渋谷ヒカリエ 33階 JustCo Shibuya Hikarie
電話番号
03-5774-2692
代表者名
古俣 大介
上場
東証グロース
資本金
3億3243万円
設立
2005年08月