テュフズード、TOTO株式会社へEPD(環境製品宣言)第三者検証サービスを提供
ウォシュレット®を含む4製品カテゴリーの環境負荷を定量的に可視化
国際的な第三者認証機関であるテュフズード(本部:ドイツ・ミュンヘン)は、TOTO株式会社(本社:福岡県北九州市、代表取締役社長:田村信也)が開発・販売するウォシュレット®、腰掛便器、壁掛便器、混合水栓に対し、EPD(Environmental Product Declaration:環境製品宣言)第三者検証サービスの提供を実施しました。
近年、環境に配慮した企業活動が求められる中で、製品ライフサイクル全体の環境情報を科学的根拠に基づき開示することが、企業の透明性を高め、競争力を向上させる手段として注目されています。中でもEPDは、温室効果ガスのみならず、多岐にわたる環境影響を評価・開示できる点で、他の評価指標とは異なる特徴を持ち、欧州を中心として国際的に活用が拡大しており、特に建築分野では義務化も進んでいます。

今回のTOTO株式会社が発行したEPDは、国際的なEPDプログラムの一つである「International EPD System」のスキームに則り、第三者機関による厳格な検証を経て発行されたものです。テュフズードは、中立的かつ専門的な視点から製品のライフサイクルアセスメント(LCA)を評価・検証し、持続可能な選択を支援する信頼性の高い環境情報の公開に貢献しました。
「製品がLCAのバックグラウンドを持っていることが、今後重要になってくると考えています。今回EPDを取得できたことで、LCA評価指標の仕組みをTOTOで作れたことは非常に大きな成果です。」
(TOTO株式会社専務執行役員 林氏)
「EPDは、TOTO様の透明性およびサステナビリティへの強いコミットメントを示すものです。本プロジェクトにおいて、テュフズードが信頼できる検証パートナーとして選ばれたことを大変光栄に思います。検証にあたっては、最高水準の品質と技術的専門性を確保するために、日本、ドイツ、イタリアから専門家を招集し、それぞれの地域に根ざした知見とグローバルな専門性を結集させました。」
(テュフズードジャパン代表取締役社長 コシャ)
EPD(Environmental Product Declaration:環境製品宣言)について
EPDは、製品やサービスのライフサイクル全体における環境負荷を定量的に開示する国際的な環境ラベルです。ISO 14025およびISO 21930などの国際規格に基づき、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて評価され、第三者機関による検証を経て発行されます。温室効果ガスだけでなく、資源消費や水質汚染など幅広い環境影響を網羅する点が特徴で、近年では建築業界を中心に、70ヶ国以上で持続可能な調達や設計判断の基準として活用が進んでいます。
今後もテュフズードジャパンは、建築・建設業界、電気・電子業界をはじめとする多様な業界において、サステナビリティの観点から、第三者認証および検証を通じた環境情報の透明性確保を支援し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。



テュフズードジャパンについて
150年以上の歴史を持つ国際的な第三者認証機関テュフズードの日本法人として1993年に設立。試験、認証、監査、トレーニングサービスを通じて、医療機器、産業機器、民生機器、自動車、食品、化学、エネルギーなど幅広い分野における企業とその製品の安全性を高め、海外展開を支えています。近年はサイバーセキュリティ、サステナビリティ、AI関連サービスにも注力。
お問い合わせ
テュフズードジャパン株式会社 マーケティング部
Marketing.jp@tuvsud.com
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-31-11 住友不動産新宿南口ビル12F
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